よう‐きゅう〔エウキウ〕【要求】
リクエスト
【英】request
リクエストとは、コンピュータシステム上で一方から他方へ送信される、何らかの要求、あるいは、メッセージのことである。多くの場合、クライアントからサーバーに対して送信される、データの提供や所定の処理などを要求するためのメッセージのことである。
リクエストは、コンピュータシステム上の動作において非常に多種多様な場合に行われる動作である。例えば、入力装置などからデータが入力された際に、CPUに対して送られる割り込み要求(IRQ)も、リクエストの一種である。ネットワークプリンタで印刷を行う場合に、プリンタに送る印刷命令も、リクエストの一種である。あるいは、Webへ接続する際、WebブラウザがWebサイトを閲覧するためにWebサーバーに対して行う投げ掛けも、リクエストの一種である。
例えば、Webへ接続する際、クライアントであるWebブラウザは、通信プロトコルのHTTPに基づいたリクエストであるHTTPリクエストをサーバーに向かって送信している。Webサーバーは、受信したHTTPリクエストから、リクエストのタイプ、リクエストされたファイル、その他パラメータなどを取得して、必要な処理を行った上で、クライアントに情報を返す。リクエストに対する応答として送信される情報は、レスポンスと呼ばれる。
HTTPでは、クライアントとサーバーの間でHTTPメッセージがやりとりをする。HTTPメッセージは、制御のための情報を表すHTTPヘッダと、コンテンツ部を表すHTTPボディから構成される。また、HTTPメッセージは、要求を表すHTTPリクエストと、その応答を表すHTTPレスポンスがある。
HTTPのリクエストには「GET」と「POST」の2つがよく用いられる。GETの場合、要求の内容は、HTTPヘッダの1行目に記述されるURLで示される。POSTの場合は、HTTPヘッダ1行目のURLに加えて、ボディ部のキーと値のリストも用いられる。
HTTPでは、制御情報をテキストでやりとりするため、クライアントとサーバーでやりとりされるHTTPヘッダ情報を画面に表示すれば、処理内容を容易に確認することができる。
ニーズ
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/01/23 23:44 UTC 版)
「銀行家のアルゴリズム」の記事における「要求」の解説
システムは資源の要求を受けると、銀行家のアルゴリズムを走らせ、要求を許可しても安全かどうかを判定する。この判定が済めば、その後のアルゴリズムは難しいものではない。 要求に許可を与えられるか?与えられない場合、要求は実行不可能で、拒絶されるか待ちリストに入れられる 要求が許可された場合を仮定する 新しい状態は安全か?安全であれば許可する そうでなければ拒絶する待ちリストに入れる システムが実行不能ないし安全でない要求を拒絶・延期するかどうかはオペレーティングシステムに固有の判断である
※この「要求」の解説は、「銀行家のアルゴリズム」の解説の一部です。
「要求」を含む「銀行家のアルゴリズム」の記事については、「銀行家のアルゴリズム」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/29 06:18 UTC 版)
「インテリジェンス・サイクル」の記事における「要求」の解説
情報を要求することによって情報循環は開始される。この段階で情報活動の行動方針やタイムテーブルが内定し、所要情報が定まる。所要情報のなかで、特に判断の鍵となるものを情報主要素(Essential Element of Information, EEI)と称する。 また情報資料を収集するための手段についての検討や、それらの手段を実行するための具体的な作戦計画が策定される。これは情報収集計画(Intelligence collection plan)と呼ばれ、情報要求を達成するための情報源から情報資料を収集するための計画である。この計画の立案には情報別紙(Intelligence annex)を用いる。これは作戦計画や命令に役立つ資料であり、敵情の資料や情報部隊の配備状況、情報管理の要領などを示す。また計画の実行にあたっては情報日誌(Intelligece journal)をつけておいて公式の記録とする。情報日誌は情報活動における情報伝達・受領の時系列記録である。
※この「要求」の解説は、「インテリジェンス・サイクル」の解説の一部です。
「要求」を含む「インテリジェンス・サイクル」の記事については、「インテリジェンス・サイクル」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 23:30 UTC 版)
「アメリカ合衆国の対墺洪宣戦布告」の記事における「要求」の解説
1917年12月7日、ウィルソン大統領は議会で一般教書演説(英語版)を行い、対墺洪宣戦布告を要求した上で、すべての成功を妨げるものを徹底的に除去するために必要であると発言した。また、オーストリア=ハンガリーがドイツ政府の封臣であり他国の手先として動いていると非難したが、宣戦布告を求める要因はイタリアの状況にあり、アメリカの軍事立案者は、カポレットをオーストリア側に渡さないために、すぐさまアメリカ軍を派遣してイタリアの防衛強化を図る必要があると判断していた。 大統領の演説を受けて、ヘンリー・D・フラッド(英語版)議員が宣戦布告に関する法案を提出し、下院外交委員会で審議された。委員会は報告書において「宣戦布告において存在すると宣言される戦争状態は数ヶ月前から存在している」とし、全会一致で採択を勧告した。また、報告書において、1915年9月に駐米オーストリア=ハンガリー大使のKonstantin Dumbaがアメリカの製造業を対象とした産業破壊計画を立案し、旗のない潜水艦の乗組員が搭乗し、アメリカのスクーナー SV Margueriteを地中海で撃沈し、潜水艦の士官がオーストリアの言葉を話していた("Austrian was the language spoken by the officer of the submarine 〔ママ〕.")ので、潜水艦はオーストリア国籍だと疑っていると非難した。実際には間違いであり、ドイツの潜水艦U35が撃沈していた。
※この「要求」の解説は、「アメリカ合衆国の対墺洪宣戦布告」の解説の一部です。
「要求」を含む「アメリカ合衆国の対墺洪宣戦布告」の記事については、「アメリカ合衆国の対墺洪宣戦布告」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/29 07:30 UTC 版)
「MMRCA (航空機)」の記事における「要求」の解説
インド空軍は2001年に約126機の購入を予定した。最初の18機は直接製造会社から購入し、残りの戦闘機は技術移転によりヒンドスタン航空機でライセンス生産される予定であった。 インド空軍はカルギル戦争(英語版)で活躍したダッソー社製のミラージュ2000を評価しており、その発展型のミラージュ2000-5の購入に強い意欲を持っていた。しかし、すでにダッソー社では新型のラファールの生産を開始しており、ミラージュ2000シリーズは注文が途絶えていたこともあって生産ラインを閉鎖していた。フランス(ダッソー社)は公式にはインドとの契約が成立すれば生産を再開できるとしたが、インド政府は複数の機種から選定することに決め、2004年に情報請求 (RFI) を各社に求めた。RFIに対し、当初はダッソー(ミラージュ 2000-5 Mk.2)、ロッキード・マーティン(F-16C/D)、RSK MiG (MiG-29OVT)とサーブ(グリペン)の4社が応札した。 その後、RFIの遅延によりダッソー社はミラージュ2000-5を入札行程から除き、代わりにラファールを充てることにした。またロシアのRSK MiGも、MiG-29シリーズを近代化改修したMiG-35に変更した。また、ヨーロッパからはユーロファイターGmbH(タイフーン)が、北米からはボーイング社(ボーイング F/A-18E/F スーパーホーネット)が新たに参入した。
※この「要求」の解説は、「MMRCA (航空機)」の解説の一部です。
「要求」を含む「MMRCA (航空機)」の記事については、「MMRCA (航空機)」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/08 17:59 UTC 版)
運用要求F.155では、以下の仕様を満たすことが要求された。 20分以内に標的に接敵し要撃が可能なこと(英国から250マイル) 標的のスピードはマッハ1を超えると推定する 上昇限度:60,000 ft (18,000 m) 武装:赤外線誘導およびレーダー誘導ミサイル 乗員:2名(パイロット及び武器・航法担当);必要作業量から、乗員は2名と指定された。 軍需省は、機体とミサイルは一つの「武器システム」、即ち両者は一体のものとなるよう明確に要求した。武器に関する運用要求は、別途Or.1131として提示された。運用要求Or.1131では2種類のミサイルが指定された。 デ・ハビランド社が開発予定のブルー・ヴェスタ(ブルー・ジェイ Mk.2、Mk.3) ヴィッカース社のレッドディーン ミサイルの縮小版であるレッド・ヒーブミサイル ブルー・ヴェスタは同社のファイアストリークミサイル(レインボーコードでの名称はブルー・ジェイ)の改良版の赤外線誘導ミサイルで、重量150kg、後方からの攻撃に対応していた。計画途中でブルー・ヴェスタは、さらなる発展版であるブルー・ジェイ Mk.4ミサイルに置き換えられることとなった。母機の開発は中止されたが、ブルー・ジェイ Mk.4の開発は続けられ、後にレッドトップとして実戦配備された。レッド・ヒーブは重量が600kg近くあったが、レーダー誘導であるため、標的に対して正面攻撃を含む全方向から攻撃可能であった。さらにはレッド・ヒーブミサイルの縮小版も考慮された。
※この「要求」の解説は、「運用要求F.155」の解説の一部です。
「要求」を含む「運用要求F.155」の記事については、「運用要求F.155」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/08/11 13:34 UTC 版)
フルロは、少数民族の権利として高度な自治権を有する連邦制の導入や土地所有権の承認、政治参加の機会拡大、ひいては南北ベトナムからの独立を要求した。
※この「要求」の解説は、「フルロ」の解説の一部です。
「要求」を含む「フルロ」の記事については、「フルロ」の概要を参照ください。
要求
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 15:50 UTC 版)
「ヒクソン・グレイシー」の記事における「要求」の解説
ヒクソンをはじめ、グレイシー一族は試合に先立ってルールの変更を要求することが多かった。彼自身も「頭突きや肘打ちありの試合は流血になることが多く、観戦する人に嫌悪感を与えるから禁止にすべきである」と主張してルールの変更を要求したことがある。一般的に、頭突きや肘打ちありのルールはヒクソンのように寝技が得意な選手には有利とされるが、船木誠勝戦では敢えてそのルールを要求した。
※この「要求」の解説は、「ヒクソン・グレイシー」の解説の一部です。
「要求」を含む「ヒクソン・グレイシー」の記事については、「ヒクソン・グレイシー」の概要を参照ください。
要求
出典:『Wiktionary』 (2021/08/07 04:10 UTC 版)
名詞
発音
関連語
翻訳
動詞
活用
翻訳
- 英語: demand (en)、claim (en)、request (en)
- ドイツ語: verlangen (de)
- ノルウェー語(ブークモール): forlange (no), kreve (no)
- フランス語: demander (fr), exiger (fr), revendiquer (fr)
- ロシア語: требовать (ru) (trjébovat') (未完了相) / потребовать (ru) (potrjébovat') (未完了相), просить (ru) (prosít') (未完了相) / попросить (ru) (poprosít') (完了相)
「要求」の例文・使い方・用例・文例
- 賃上げ要求の運動をする
- 彼らは川の東の土地に対する要求を認められた
- それは我々の要求と一致した
- 彼の要求を受け入れるより道はなかった
- 会社に対してけがの損害賠償を要求する
- 保険の支払いを要求する
- 私には夫の全財産を要求する正当な権利がある
- 賃上げを要求する
- 彼は私に金を要求した
- 彼女は私の要求を完全に無視したわけではなかった
- 彼らの要求に応じる
- その仕事には高度な正確さが要求される
- 彼は中傷した者に謝罪を要求した
- その工場主は労働者たちの要求を退けた
- 社長は賃上げ要求を拒否した
- 同じ労働に対して同じ賃金を要求する
- 人々は富を均等に配分するよう要求した
- ゲリラは捕虜と人質の交換を要求した
- 安い電話料金が若者の要求を満たしている
- 彼は私に30ドル要求した
要求と同じ種類の言葉
品詞の分類
- >> 「要求」を含む用語の索引
- 要求のページへのリンク