じ‐か〔‐クワ〕【磁化】
磁化
磁化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/11 10:15 UTC 版)
磁化 magnetization |
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量記号 | M |
次元 | L−1 I |
種類 | ベクトル |
SI単位 | A/m |
磁気分極 magnetic polarization |
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量記号 | Pm |
次元 | M T−2 I−1 |
種類 | ベクトル |
SI単位 | T |
CGS単位 | G |
磁化(じか、英語: magnetization)とは、磁性体に外部磁場をかけたときに、その磁性体が磁気的に分極して磁石となる現象のこと。また、磁性体の磁化の程度を表す物理量も磁化と呼ぶ。関連する物理量として磁気分極(英語: magnetic polarization)があり、文献によってはそちらを磁化と呼ぶこともある。
強磁性体は磁場をかけて磁化させた後に磁場を取り除いた後も分極が残り永久磁石となる残留磁化と呼ばれる現象があるが、これも磁化と呼ぶ場合がある。
磁化という現象
鉄は普段はお互いに引き合わないが、磁石に引き寄せられる。磁石に引き寄せられた鉄はさらに別の鉄を引き寄せる。このとき、鉄は分極して磁石になっており、この現象が磁化である。
物理量としての磁化
定義
磁化 M と磁気分極 Pm は、磁場の強度 H と磁束密度 B と真空の透磁率 μ0から、
磁化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/10 13:55 UTC 版)
「アメリカン・ヒーロー」の記事における「磁化」の解説
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磁化
「磁化」の例文・使い方・用例・文例
- 強力な磁石は、鉄の削り屑を磁化した
- 磁化することができる
- 磁化できない
- 磁化がそれに適用される磁場の強さと釣り合う物質でできている磁石
- 磁化の異なるパターンが情報の格納されたビットまたはバイトを示すために用いられる記憶媒体のいずれか
- 電流を運ぶ銅線が、その近くで鉄か鉄鋼の断片を磁化させることができると観測されたとき、電磁気が発見された
- 銅やビスマスのような磁場で磁力への極性正反対で磁化するようになる材料によって示された現象
- 界が取り除かれるとき、磁場で磁化され、それらの磁気を保持する鉄(ニッケルまたはコバルト)のような物質によって示される現象
- アルミニウムやプラチナのような物質は磁場で磁化されるが、磁場を取り去ると磁力が消失すること
- 磁化曲線という,磁化の強さと磁界の強さとの関係を表す曲線
- 磁場の中に置くと磁化する物質
- 外部磁界によらずに形成される磁化
- 強磁性体を磁化するときに磁場の作用によって起こる変形
- ブロッホラインという,磁気バブリの壁にある磁化のよじれ
- 外部の磁場を逆向きに磁化する性質
- 電磁石という電流によって磁化する磁石
- 物質を磁化する
- 常磁性という,物質を磁場内においたときに,磁場と同じ方向に磁化する性質
- 絶対温度29度で磁化すると,17テスラの磁場を発生する。
- より強力な磁場発生装置に置けば,30テスラまで磁化することが可能だ。
磁化と同じ種類の言葉
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