小数点とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 小数点の意味・解説 

しょうすう‐てん〔セウスウ‐〕【小数点】

読み方:しょうすうてん

小数を表すとき、整数一位小数第一位の間につける点。「—以下」


小数点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/28 03:07 UTC 版)

小数点しょうすうてん: decimal separator, decimal marker[注 1], radix point)とは、実数位取り記数法で表した際の整数部と小数部との境を表す記号である。


  1. ^ 国際単位系(SI)における英語表現
  2. ^ ただし、「地図記号のうつりかわりー地形図図式・記号の変遷ー」のp.65には、「この図式(昭和40年式のこと)以後標高点等の数字の小数点には(.)が使われている.しかし図式規程ではカンマ(,)を用いるよう特記している」との注記がある。
  3. ^ JIS Z8201-1981(数学記号)の解説には、「審議中 特に問題になった事項」として次の記述がある(JIS Z8201-1981 数学記号(確認2015年)、p.566 解説、JISハンドブック56 標準化 (56;2020)、日本規格協会、2020年1月31日発行、ISBN 978-4542187900 )。 2.小数点について ISO 31/XI(Mathematical signs and symbols for use in the physical sciences and technology)では小数点は規定していないが、ISO 31/0(量、単位及び記号に関する一般原則)の3.3.2(小数点)で次のように規定している。
    ISO 31/0 の 3.3.2:小数点  小数点は、コンマがよい。点を用いるときは、下の点とする。数の大きさが1より小さいときは、小数点の前にゼロを置く。

    備考 ISO理事会の決定によれば、ISO文書では小数点はコンマである。また、ISO/Ⅰ~Ⅹ(各種物理量別の量記号及び単位記号)でも ”小数点には、コンマを用いる。英語の文書ではコンマ又は下の点が用いられる” との規定がある。 このようにISOとしては、小数点としてコンマと ”下の点”の両方を認め、国情により ”下の点”も用いてよいとしている。しかし、ISO文書(ISO規格その他)ではコンマを用いることにしている。 我が国の場合は、従来から小数点は ”下の点”を用いてきており、ISO31シリーズのDIS投票に際しても小数点としては ”下の点”を認めるように主張してきているので、従来どおり小数点は ”下の点”を用いる旨の規定をこのJISで明示しておくこととした。

  1. ^ The International System of Units (SI) 5.4.4 Formatting numbers, and the decimal marker, p.150, BIPM
  2. ^ The International System of Units (SI) 5.4.4 Écriture des nombres et séparateur décimal, p.38, BIPM
  3. ^ GUIDELINES FOR DRAFTING IUPAC TECHNICAL REPORTS AND RECOMMENDATIONS (2007) IUPAC, 11. Printing of Numbers
  4. ^ a b The International System of Units (SI) 9th ed. 5.4.4 Formatting numbers, and the decimal marker, p.150
  5. ^ 藤井斉亮・真島秀行ほか84名、新しい算数3下、p.4、2019年3月5日検定済、2021年7月10日発行、東京書籍ISBN 978-4-487-11543-3
  6. ^ [1] Symbol for the decimal marker (CR, 381 and Metrologia, 2004, 41, 104), Resolution 10, 22nd CGPM, 2003, “In numbers, the comma (French practice) or the dot (British practice) is used only to separate the integral part of numbers from the decimal part”
  7. ^ ■ 小数点の記号 (CR, 381 および Metrologia, 2004, 41, 104)勧告10 第22回 国際度量衡総会(CGPM)、「2003年、数値の表示において、カンマ(フランス式)またはピリオド(イギリス式)は、整数部分と小数部分を分けるためのみに用いられると記述されている」
  8. ^ 例えば、Watson, C.M. (1910), British Weights & Measures, London: John Murray .[2]の原文p.13, "Roman foot of 11・65 inches,"とある。
  9. ^ Formatting guidelines for electronic submission of manuscripts THE LANCET,  "Type decimal points midline (ie, 23·4, not 23.4)."  
  10. ^ え?小数点を中ぽちに? Observation Island、2017年12月10日
  11. ^ JIS Z8201-1981 数学記号(確認2015年)、p.562、2.(1) 1.35 備考欄「下の点,紛らわしくないときは中の点でもよい。0.05を.05と略さない。」、JISハンドブック56 標準化 (56;2020)、日本規格協会、2020年1月31日発行、ISBN 978-4542187900
  12. ^ JIS Z8201-1981 2.(1) 1.35 備考欄「下の点,紛らわしくないときは中の点でもよい。0.05を.05と略さない。」
  13. ^ 地図記号の移り変わり 最上段の水準点の数字と小数点、国土地理院
  14. ^ 建設省国土地理院監修「地図記号のうつりかわりー地形図図式・記号の変遷ー」、pp.26-31,p.65、財団法人日本地図センター発行、1994年3月31日
  15. ^ 国際単位系(SI)国際文書第8版(2006) 5.3.4 数字の書式,及び小数点,p.45, 「第9回CGPM(1948,決議7)及び第22回CGPM(2003,決議10)において,桁の多い数を表す場合には,読みやすくするために,半角の空白(thin space)を用いて3桁毎のグループに分けてもよいことになった.」
  16. ^ 英語版SI Brochure: The International System of Units (SI) Previous editions of the SI Brochure, 8th edition of the Brochure(2006), 5.3.4 Formatting numbers, and the decimal marker, p.133, Following the 9th CGPM (1948, Resolution 7) and the 22nd CGPM (2003,Resolution 10), for numbers with many digits the digits may be divided into groups of three by a thin space, in order to facilitate reading.
  17. ^ 仏語版SI Brochure: The International System of Units (SI) Previous editions of the SI Brochure, 8th edition of the Brochure(2006),5.3.4 Écriture des nombres et séparateur décimal, p.44, D’après la 9e Conférence générale (1948, Résolution 7) et la 22e Conférence générale (2003, Résolution 10), les nombres comportant un grand nombre de chiffres peuvent être partagés en tranches de trois chiffres, séparées par un espace, afin de faciliter la lecture.
  18. ^ The International System of Units (SI) 9th ed. 5.4.4 Formatting numbers, and the decimal marker, p.150の欄外の例による。
  19. ^ The International System of Units (SI) 9th ed. 5.4.4 Écriture des nombres et séparateur décimal, p.38の欄外の例による。
  20. ^ 国際単位系(SI)第9版(2019)日本語版 p.119  5.4.4 数字の形式および小数点、産業技術総合研究所、計量標準総合センター、2020年4月
  21. ^ 規格票の様式及び作成方法 JISZ 8301:2019 9.2.1 「小数点、小数点は,“.”を用いて表す。ただし,対応国際規格を基礎とした規格で,数値が大量に記載されている表,式などをそのまま転載する場合には,“,”を用いてもよい。この場合には,注記でその旨を明記する。」
  22. ^ 規格票の様式及び作成方法 JISZ 8301:2019 9.2.1 「例1 0.001(不適切な例:0,001,0・001,.001) 」
  23. ^ 組版ルール 【印刷用語集】|バンフーオンラインショップ”. www.vanfu.co.jp. 2022年4月14日閲覧。
  24. ^ 「コンマ以下」、日本国語大辞典、第8巻(こく~さこん)、第1版第2刷、小学館、1976年4月15日発行、p.518。
  25. ^ 「コンマ」、新明解国語辞典、第4版第10刷、三省堂、1992年3月20日発行、p.461。ISBN 4-385-13098-1


「小数点」の続きの解説一覧

小数点

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 09:34 UTC 版)

コンマ」の記事における「小数点」の解説

ヨーロッパ大陸国々フランスドイツイタリアスペインなど)では、小数点にコンマ用いる。この場合、3毎の区切りにはピリオドスペース用いる。 日本でも、小数点を「コンマと言い表すことがあり、例えば、0.3秒を「コンマ3秒」と言う。また「コンマ以下(人の価値度量人物人並み以下であること)」という言い回しがある。これらは、明治期に小数点としてコンマ用いフランス方式入ったことによる

※この「小数点」の解説は、「コンマ」の解説の一部です。
「小数点」を含む「コンマ」の記事については、「コンマ」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「小数点」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ

小数点

出典:『Wiktionary』 (2021/08/14 01:36 UTC 版)

名詞

小数 しょうすうてん

  1. 小数整数の位とを区別するための点。日本アメリカなどではピリオド(.)を用いフランスドイツなどではコンマ(,)を用いる。

発音(?)

しょ↗ーす↘ーてん

「小数点」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

「小数点」に関係したコラム

  • FXのpipsの計算方法は

    FX(外国為替証拠金取引)のpips(ピップス)とは、為替レートの値動きの最小単位のことです。為替レートは、pips単位で変動し、FX業者では、pipsごとに刻んだ数字を為替レートとして表示します。p...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「小数点」の関連用語

小数点のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



小数点のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの小数点 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのコンマ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Text is available under Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA) and/or GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblioに掲載されている「Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)」の記事は、Wiktionaryの小数点 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、Creative Commons Attribution-ShareAlike (CC-BY-SA)もしくはGNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2024 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2024 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2024 GRAS Group, Inc.RSS