カウンターパート
「カウンターパート」の意味・「カウンターパート」とは
「カウンターパート」とは、相手方や対応する立場にある人物を指す言葉である。主にビジネスや公務員、医療、コンサルティングなどの分野で使用される。この言葉は、取引や交渉などの状況で、自分と同じ役割を担っている相手を示す際に用いられることが多い。「カウンターパート」の語源
「カウンターパート」は英語の"counterpart"が語源であり、"counter-"(反対側の)と"part"(部分)が組み合わさった言葉である。もともとは、文書や契約などの正本と写しを意味する言葉として使われていたが、現在では相手方や対応する立場にある人物を指す言葉として広く用いられている。「カウンターパート」に関連する用語・知識
ビジネスにおける「カウンターパート」とは
ビジネスにおける「カウンターパート」とは、取引や交渉の相手方である企業や個人を指す。例えば、取引先企業の担当者や、競合企業の同じポジションの人物などが該当する。ビジネスシーンでは、カウンターパートとの良好な関係を築くことが重要である。公務員における「カウンターパート」とは
公務員における「カウンターパート」とは、他の組織や部署の担当者を指す。例えば、国や地方自治体の異なる部署や、他国の政府機関の担当者などが該当する。公務員にとって、カウンターパートとの連携や情報共有が業務遂行において重要である。医療における「カウンターパート」とは
医療における「カウンターパート」とは、他の医療機関や専門家と連携する際の相手方を指す。例えば、他の病院の医師や、薬剤師、看護師などが該当する。医療分野では、カウンターパートとの協力や情報共有が患者の治療やケアにおいて重要である。コンサルにおける「カウンターパート」とは
コンサルティングにおける「カウンターパート」とは、クライアント企業や組織の担当者を指す。例えば、プロジェクトの進行や成果物の検証を行う際に、クライアント側の意見や要望を聞く相手となる。コンサルタントにとって、カウンターパートとのコミュニケーションがプロジェクトの成功に繋がる。「カウンターパート」と「カウンターパーソン」の違い
「カウンターパート」と「カウンターパーソン」は、どちらも相手方や対応する立場にある人物を指す言葉であるが、ニュアンスに違いがある。「カウンターパート」は、特定の役割や立場において対応する相手を指すのに対し、「カウンターパーソン」は、一般的な相手方を指す場合に用いられることが多い。「カウンターパート」を用いた例文
1. 今日の会議では、取引先のカウンターパートと今後の協力体制について話し合った。 2. 彼は、国際会議で他国の公務員としてのカウンターパートと意見交換を行った。 3. 医療チームでは、他の病院のカウンターパートと情報共有を行い、患者のケアを最適化している。counterpar
「counterpart」とは、相対物・対照物のことを意味する英語表現である。
「counterpart」とは・「countpart」の意味
名詞「counterpart」の意味は、「相当する人(もの)、(交渉の)相手方」だ。「(異なる組織で機能や役割が)同等の人・もの」を指す。「counterparts(副本)」とは
「counterpart」は、英文契約書にも用いられている表現だ。「counterparts(副本)」条項は、英文契約書を作成・チェック・翻訳・修正する際に頻繁に登場する一般条項の1つである。
「counterpart」の複数形
名詞「counterpart」の複数形は、「counterparts」である。「counterpart」の発音・読み方
「counterpart」の発音記号は、「káuntərpàːrt」だ。日本語(カタカナ)で表記すると、「カウンターパート」となることが多い。ただ、実際に発音する場合には、「カァゥンタァ(ル)パァー(ル)トゥ」に近い音となる。「counterpart」の詳しい発音の仕方については、以下の通りだ。・「káu(カァゥ)」:「k」は舌の後ろの部分を上げ、上あごの奥につける。息を止めた状態から、急に舌を離して「クッ」と息を破裂させる。二重母音である「au」は、1つの音のように表現する。口を広く開けて発音し始め、前の音(a)ははっきりと、後ろの音(u)はぼかす。「u」は唇を丸くして、前に突き出す。
・「n(ン)」:舌の先を前歯のすぐ裏側の歯茎につけ、息を(口から出ないように)止める。鼻から「ン」という音を出す。
・「tə(タァ)」:「t」は舌の先を前歯のすぐ裏側の歯茎につけ、息を止める。急に「トゥ」と息で破裂させるように発音する。「ə」は口をあまり開けず、弱く「ア」と言う。
・「r(ル)」:舌の先を、内側に巻く。舌は口の中のどこにも触れないようにし、日本語の「ア」と「ル」の間のような音をだす。
・「pàː(パァー)」:「p」は唇を閉じて息を止めた状態から、急に唇を「プッ」と破裂させて発音する。「ː」の部分は、長く引っ張って発音する。「aː」は口を大きく開け、「アー」と口の奥の方から長めに言う。
・「r(ル)」:「káuntər」の「r」と同じ。
・「t(トゥ)」:「tə」の「t」と同じ。
「counterpart」の略語
「counterpart」の略語として、「CP」や「C/P」が挙げられる。「counterpart」の語源・由来
「counterpart」の語源は、古期フランス語の「contrepartie(同等のもの)」だ。古期フランス語「contre(~に対応する)」と「partie(部分)」を合わせた単語である。「対応する部分」というイメージを持つ。それぞれ「contre」はラテン語の「contra(反対の)」、「partie」はラテン語の「pars(部分)」が語源となっている。「counterpart」の覚え方
語呂合わせによって、英単語「counterpart」の意味を覚えることが出来る。・「カウンター(の)パート(counterpart)」さんは、昔私と「同じ立場」だった。
・「カウンター、パート(counterpart)」の人に頼みたいが、エース店員に「相当する」人の確保は難しい。
・「カウンター、パート(counterpart)」の「片方」は休憩中だ。
・「カウンター、パート(counterpart)」が担当する。職人と「同等の人」だ。
「counterpart」と「counterparty」の違い
「counterpart」は、「(異なる組織の中で)同等となる人・もの」を表している。「対になる」存在と近い意味合いがある。一方、「counterparty」は、「取引の相手方、契約相手、交渉相手」を指す。「counterpart」を含む英熟語・英語表現
「business counterparts」とは
「business counterparts」は、「ビジネスの counterparts」。ビジネスシーンにおける「counterparts」は、「(対等の)協力してくれる相手」を指す。具体例として、「対等な立場・役割を持つ、仕事上での協力相手や組織」や「アドバイスを与えてくれる人物」、「海外事業や国際的な活動に対し、現地で受け入れを担当する人物・組織」が挙げられる。
「japanese counterparts」とは
「Japanese counterparts」は、「日本の counterparts(同等の人、対をなすもの、交渉の相手方)」だ。「American officials are discussing this with their Japanese counterparts.(アメリカの政府高官は、Japanese counterpartsとこのことを討議している。)」の場合、「Japanese counterparts」は「日本の政府高官」を指す。
「with a counterpart」とは
「with a counterpart」を直訳すると、「(同等の、対をなす、対応する)相手と」となる。
「counterpart」の使い方・例文
・The professor talked to her counterpart in Harvard.(その教授は、ハーバード大学の教授と話した。)カウンターパート【counterpart】
カウンターパート counter part
- カウンター・パートのページへのリンク