現地の受け入れ先の問題
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/03 01:50 UTC 版)
「青年海外協力隊堕落論」の記事における「現地の受け入れ先の問題」の解説
石橋の受け入れ先は、ホンジュラス国立自治大学で、コンピュータの使用方法を教える要請であった。しかし、コンピュータはほとんど壊れており、「ここには仕事はないよ。コンピュータがないんだからね」とカウンターパートに告げられた。さらに、カウンターパートは「コンピュータが欲しかった。技術者はいらない」、「大学の温室も冷蔵庫も、みんな日本から来たボランティアが買ってくれた。あなたは一体何を買ってくれるの?」と機材の購入を要求したという。 石橋は「コンピュータがない途上国がシステムエンジニアを要請するのは、機械がほしいからです。隊員は機械なしでは何もできないから、隊員支援経費でコンピュータを買ってくれる。これが現地の『援助なれ』」、「現地にとって、隊員というのは『鴨がネギをしょってやってくる』ようなものだ」という話を耳にしたと記述している。
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