ttfとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 業界用語 > FA用語 > ttfの意味・解説 

全体の動きに必要な力(TTF)


トルー タイプ フォント【true type font、TTF】


.ttf


テトラチアフルバレン

分子式C6H4S4
慣用名 テトラチアフルバレン、TTF、Tetrathiafulvalene、Δ2,2'-Bi(1,3-dithiole)、2-(1,3-Dithiol-2-ylidene)-1,3-dithiol、Δ2,2'-Bi[1,3-dithiole]
体系名: Δ2,2'-ビ[1,3-ジチオール]、2-(1,3-ジチオール-2-イリデン)-1,3-ジチオール、Δ2,2'-ビ(1,3-ジチオール)


TrueType

(ttf から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/04 15:12 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
TrueType
拡張子 .ttf, .ttc, .dfont[1]
MIMEタイプ font/ttf, font/collection[2], application/font-sfnt [3]
タイプコード tfil
UTI public.truetype-ttf-font
開発者 アップルコンピュータ
初版 1990年 (1990)
種別 アウトラインフォント

TrueType(トゥルータイプ)はデジタルフォントの規格である。WindowsmacOSLinux で標準的に利用されている。

規格

TrueType は、アップルコンピュータが開発し、1990年に発表したスケーラブルフォントの規格で、補助目的のビットマップフォントを埋め込むこともできる。3次ベジェ曲線で曲線を表現する PostScriptフォントとは異なり、2次ベジェ曲線を接続したもので曲線を表現する[4]

高度なヒンティング言語を実装したのも特徴で、さまざまなフォントサイズにおいてピクセル単位で表示を制御することができる。これにより、低解像度なディスプレイなどで不適切な表示が発生するのを避けることができる。

拡張子は「.TTF」と「.TTC」の2種類である。前者は単体のフォントファイルであり、後者は1つのファイルに、プロポーショナルフォントや等幅フォントなどの類似する複数のフォントファイルを収納したものである。

後継規格となる OpenType では PostScript (CFF) ベースと TrueType ベースでアウトラインの記述方式を選ぶことが可能だが、TrueType をベースとした場合、拡張子は「.TTF」もしくは「.TTC」と変わらない。

macOS では、拡張子「.DFONT」も使用されている。これは、Mac OS 9 までの TrueType におけるデータの扱い方を変えたものであり、それまでリソースフォークにフォントデータを格納して「フォントスーツケース」という形で取り扱っていた(TrueType 以外の型式も同様であった)ものを、データフォーク側にフォントデータを移し変えたものである。また、フォントスーツケースで取り扱う TrueType は、macOS では FFIL 形式となる。いずれも1つのファイル(もしくはスーツケース)に複数のフォントの収録が可能だが、これらの型式は他の OS では対応していない。

経緯

もともと TrueType は、アップルがアドビPostScriptフォントに対抗するために開発したものであった。その後、アップルはマイクロソフトに無償で技術供与をし、マイクロソフトは Windows 3.1 で TrueType のラスタライズエンジンを実装した[5]。その後、 Windows では TrueType は標準的なフォント形式となったが、アップルは PostScript と TrueType が両立するという形となった。

1995年には、OpenType の前身となる TrueType Open がマイクロソフトによって発表され、その後1996年には TrueType に加え PostScript フォントのアウトライン形式もサポートした OpenType が発表された。現在では Windows にバンドルされているフォントの多くが、TrueType アウトラインの OpenType フォントとなっている。

現在では Linux でも利用されるようになり、数多くのLinuxディストリビューションにおいても標準的に利用されている。

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ .dfontはmacOS固有の拡張子。
  2. ^ font/ttfならびにfont/collectionともに RFC 8081 The "font" Top-Level Media Typeで規定されている。
  3. ^ application/font-sfnt” (英語). IANA (2013年3月29日). 2017年3月26日閲覧。
  4. ^ PostScript フォントでは PostScript の curveto オペレータにより3次ベジェ曲線を使用できる。TrueType は「2次B-スプライン曲線を使用している」との説明がインターネット上に多数見られるが、規格書には「2次B-スプライン曲線」とは書かれていない。https://developer.apple.com/fonts/TrueType-Reference-Manual/RM01/Chap1.html (ただし、仕様中で説明されているベジェ曲線の接続方法により作られる曲線は2次B-スプライン曲線と一致する)
  5. ^ A brief history of TrueType - Microsoft Typography

関連項目

外部リンク



テトラチアフルバレン

(ttf から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2026/03/18 07:45 UTC 版)

テトラチアフルバレン
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
バイルシュタイン 1282106
ChEBI
ChemSpider
ECHA InfoCard 100.045.979
EC番号
  • 250-593-7
PubChem CID
UNII
CompTox Dashboard (EPA)
性質
C6H4S4
モル質量 204.34 g·mol−1
外観 黄色の固体
融点 116~119℃
沸点 分解
不溶
構造
0 D
危険性[1]
労働安全衛生 (OHS/OSH):
主な危険性
可燃性
GHS表示:
Warning
H317
P261, P280, P302+P352, P333+P313, P363, P501
関連する物質
関連物質
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。
 verify (what is  N ?)

テトラチアフルバレン (Tetrathiafulvalene, TTF) は、(H2C2S2C)2で表される有機硫黄化合物である。この複素環式化合物の研究により分子エレクトロニクスの発展につながった。テトラチアフルバレンはフルバレン (C5H4)2 の誘導体であり、4つのCH基を硫黄原子で置き換えた構造をしている。このTTFとその誘導体に関して1万を超える科学論文が出ている[2]

合成

TTFの興味深いところに、この化合物には多くの合成法がある[2]。一般的には1,3-ジチオール-2-チオンや 1,3-ジチオール-2-オン誘導体のような環状C3S2のビルディングブロックをカップリングさせることで得られる。TTFは、トリチオカーボネート H2C2S2CS とS-CH3の合成で H2C2S2CH(SCH3)の中間体を経て、その後は以下のように合成される[3]

H
2
C
2
S
2
CH(SCH
3
) + HBF
4
→ [H
2
C
2
S
2
CH]+
BF
4
+ CH
3
SH
2 [H
2
C
2
S
2
CH]+
BF
4
+ 2 N(CH
2
CH
3
)
3
→ H
2
C
2
S
2
C=CS
2
C
2
H
2
+ 2 [NH(CH
2
CH
3
)
3
]+
BF
4

酸化還元特性

通常状態のTTFには特徴的な電気特性は存在しない。しかしTTF+塩のような酸化体になった時には特徴的な電気伝導の性質を持つ。TTF塩の高い電気伝導度は、次のような特徴による (i) π-πスタックによる平面性、 (ii) 電荷非局在化を大きくさせる対称性、 (iii)穏和な電位により安定なラジカルカチオンになる。

電気化学測定では、TTFは下記の2つの可逆の酸化が起こる。

TTFのジチオールイリデン環は、それぞれの硫黄原子が2つ、sp2炭素原子に1つの電子を持っている7π電子系となる。そのため各環の酸化により6π電子の芳香族性となる。結果、中央の二重結合が単結合となることで全てのπ電子で環の軌道を占めるようになる。

歴史

フレッド・ウドル英語版らにより[TTF+]Cl-塩が半導体となることが初めて発見され[4]ジョン・P・フェラリス英語版らによって電荷移動錯体のTTF-TCNQが非常に高い伝導性を示すことが報告された[5]。 この高い伝導性は金属伝導であることが赤外反射[6]や熱起電力[7]の測定から判明している。TTF-TCNQは、陰イオンのTTF分子と陽イオンTCNQ分子が独立して別々に一次元カラムを形成した構造を取っている。このような構造は分離積層型と呼ばれ、カラム方向に対して高い電気伝導を示すことになる。この発見以降、数多くのTTFの類縁体が合成され、さまざまな有機導体および超伝導体が開発された[8]。よく知られた類縁体として、テトラメチルテトラチアフルバレン (TMTTF)、テトラメチルテトラセレナフルバレン (TMTSF)、ビス(エチレンジチオ)テトラチアフルバレン (BEDT-TTF, ET; CAS: 66946-48-3) などがある[9]。多くのTTF類縁体ドナーを用いた電荷移動錯体は擬1次元や擬2次元的なバンド構造を有し、低次元系における物性研究とも関係が深い。[10]

脚注

  1. ^ Tetrathiafulvalene” (英語). pubchem.ncbi.nlm.nih.gov. 2026年1月23日閲覧。
  2. ^ a b Bendikov, M; Wudl, F; Perepichka, D. F. (2004). “Tetrathiafulvalenes, Oligoacenenes, and Their Buckminsterfullerene Derivatives: The Brick and Mortar of Organic Electronics”. Chemical Reviews 104: 4891–4945. doi:10.1021/cr030666m. 
  3. ^ Wudl, F.; Kaplan, M. L. (1979). “2,2'Bi-1,3-dithiolylidene (Tetrathiafulvalene, TTF) and Its Radical Cation Derivatives”. Inorg. Synth. 19: 27–30. doi:10.1002/9780470132500.ch7. 
  4. ^ Wudl, F.; Wobschall, D.; Hufnagel, E. J. (1972). “Electrical Conductivity by the Bis(1,3-dithiole)-bis(1,3-dithiolium) System”. J. Am. Chem. Soc. 94: 670–672. doi:10.1021/ja00757a079. 
  5. ^ Ferraris, J.; Cowan, D. O.; Walatka, V. V., Jr.; Perlstein, J. H. (1973). “Electron transfer in a new highly conducting donor-acceptor complex”. J. Am. Chem. Soc. 95: 948. doi:10.1021/ja00784a066. 
  6. ^ C. S. Jacobsen, D. B. Tanner, A. F. Garito, and A. J. Heeger (1974). “Single-Crystal Reflectance Studies of Tetrathiafulvalene Tetracyanoquinodimethane”. Phys. Rev. Lett. 33: 1559. doi:10.1103/PhysRevLett.33.1559. 
  7. ^ P. M. Chaikin, J. F. Kwak, T. E. Jones, A. F. Garito, and A. J. Heeger (1973). “Thermoelectric Power of Tetrathiofulvalinium Tetracyanoquinodimethane”. Phys. Rev. Lett. 31: 601. doi:10.1103/PhysRevLett.31.601. 
  8. ^ 斎藤軍治『有機導電体の化学』丸善、2003年。ISBN 9784621072615 
  9. ^ Larsen, J.; Lenoir, C. (1998). “2,2'-Bi-5,6-Dihydro-1,3-Dithiolo[4,5-b][1,4]dithiinylidene (BEDT-TTF)”. Organic Syntheses (英語).{{cite journal2}}: CS1メンテナンス: 複数の名前/author (カテゴリ); Collective Volume, vol. 9, p. 72
  10. ^ 鹿児島誠一『低次元導体』裳華房、2000年。 ISBN 9784785326104 

外部リンク

  • Rovira, C. (2004). “Bis(ethylenethio)tetrathiafulvalene (BET-TTF) and Related Dissymmetrical Electron Donors: From the Molecule to Functional Molecular Materials and Devices (OFETs)”. Chemical Reviews 104: 5289–5317. doi:10.1021/cr030663. 
  • Iyoda, M; Hasegawa, M; Miyake, Y (2004). “Bi-TTF, Bis-TTF, and Related TTF Oligomers”. Chemical Reviews 104: 5085–5113. doi:10.1021/cr030651o. 
  • Frere, P.; Skabara, P. J. (2005). “Salts of Extended Tetrathiafulvalene analogues: relationships Between Molecular Structure, Electrochemical Properties and Solid State Organization”. Chemical Society Reviews 34: 69–98. doi:10.1039/b316392j. 
  • Gorgues, Alain; Hudhomme, Pietrick; Salle, Marc. (2004). “Highly Functionalized Tetrathiafulvalenes: Riding along the Synthetic Trail from Electrophilic Alkynes”. Chemical Reviews 104: 5151–5184. doi:10.1021/cr0306485. 


英和和英テキスト翻訳

英語⇒日本語日本語⇒英語

「ttf」に関係したコラム

  • FXやCFDのトレンドトリガーファクターとは

    FXやCFDのトレンドトリガーファクター(TTF、Trend Trigger Factor)とは、相場の圧力を知るためのテクニカル指標のことです。上の図は、DAX指数(ドイツ株価指数)のチャートにトレ...

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ttf」の関連用語

ttfのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ttfのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
オムロン株式会社オムロン株式会社
© Copyright OMRON Corporation 1996-2026. All Rights Reserved.
印刷関係用語集印刷関係用語集
Copyright (C) 2026 K'sBookshelf All Rights Reserved.
拡張子辞典拡張子辞典
Copyright © 2005-2026 Weblio 辞書 IT用語辞典バイナリさくいん。 この記事は、IT用語辞典バイナリの【.ttf】の記事を利用しております。
独立行政法人科学技術振興機構独立行政法人科学技術振興機構
All Rights Reserved, Copyright © Japan Science and Technology Agency
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのTrueType (改訂履歴)、テトラチアフルバレン (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2026 GRAS Group, Inc.RSS