一定の時間内に心臓が拍動した回数をいい、通常は1分間の回数(beat per minutes: bpm)で表現されます。
心臓が血液を送り出す際には、動脈にその収縮運動を示す脈拍が現れます。このため、脈拍数や脈拍という言葉も同じ意味で使われます。
心拍数の正確な測定は、胸部にセンサーを付けて心電図や心拍計を用いる方法が用いられますが、簡易な方法としては、手首の動脈に指先を添え、脈拍の回数を数える方法もあります。健康な成人の安静時の脈拍数は、個人差もありますが、1分間に約60~100回となっています。
その人が発揮できる最大の心拍数(最大心拍数)は、年齢を重ねるとともに低くなっていく傾向がありますが、同じ年齢の人であれば心拍数と運動の強度との関係はほぼ一定なので、運動の強度を計る目安として心拍数がよく用いられています。有酸素運動の強度なども、心拍数で表されることが多くなっています。
心拍数
【英】:heart rate
心拍数
(heart-rate から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 22:28 UTC 版)
心拍数(しんぱくすう、英語: heart rate)とは、一定の時間内に心臓が拍動する回数をいう。通常は1分間の拍動の数(bpm、beats per minute)をいう。また、心臓が血液を送り出す際には、動脈に拍動が生じるので、この回数を脈拍数(みゃくはくすう、pulse rate)あるいは単に脈拍という[注釈 1]。
注釈
出典
- ^ 佐藤まりこdate=2021-03-17. “外国人患者さんには通じない医療用語|プルス|#008”. メディカLIBRARY. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “国立研究開発法人国立循環器病研究センター - 怖い不整脈と怖くない不整脈”. 2019年10月26日閲覧。
- ^ Electrocardiographic reference ranges deriv... J Electrocardiol. 2007 - PubMed - NCBI
- ^ Ⅱ.安静時心拍数と予後の関係 秋山俊雄(ローチェスター大学内科心臓学 名誉教授)
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