ベインブリッジ反射( - はんしゃ)は、1915年にイギリスの生理学者フランシス・アーサー・ベインブリッジ(w:Francis Arthur Bainbridge)によって発見された心臓の循環における反射である。心房後壁大静脈、右心房中隔、肺静脈心臓部などで静脈環流量が増加し、機械的に引き延ばされ、これの部位に分布している伸展受容器が興奮して迷走神経の心臓枝に含まれている求心性神経を介して反射機構が作動、心拍数が増加する。これは、フランク・スターリングの心臓の法則が成立する一因となっている[1]。
出典
- ^ 南山堂大辞典プロメディカ
循環器系の正常構造・生理 |
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胸部 |
胸部大動脈 - 食道動脈 - 肋間動脈 - 上横隔動脈 - 気管支動脈
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外腸骨動脈 - 大腿動脈 - 膝窩動脈 - 前脛骨動脈 - 後脛骨動脈 - 腓骨動脈 - 足背動脈 - 弓状動脈
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内頸 |
板間/脳 |
大脳: 上大脳 · 浅中大脳 · 下大脳 · 大大脳 · 内大脳 (脳底, 上視床線条体)
小脳: 上小脳 · 下小脳
静脈洞交会: 上矢状 · 直 (下矢状) · 後頭
海綿: 蝶形骨頭頂 · 海綿間 上眼 (篩骨, 網膜中心, 鼻前頭) · 下眼 · 渦
内頸: S状: 横 (側頭錐体鱗部) · 上錐体 下錐体 (脳底静脈叢, 内耳) · 顆導出
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その他 |
総顔面 · 顔面 (前頭葉, 眼窩上, 眼角, 上唇, 下唇, 深顔面) · 翼突筋 舌 (舌背, 舌深, 舌下) · 咽頭 · 甲状腺 (上甲状腺/上喉頭, 中甲状腺)
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上腕静脈 - 橈側皮静脈 - 尺側皮静脈 - 前腕正中皮静脈 - 橈骨静脈 - 尺骨静脈
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大伏在静脈 - 膝窩静脈 - 小伏在静脈 - 前脛骨静脈 - 後脛骨静脈 - 足背静脈弓
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