イージス
E.G.I.S.
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 23:33 UTC 版)
「ウルトラマンタイガ」の記事における「E.G.I.S.」の解説
工藤 ヒロユキ(くどう ヒロユキ) 本作品の主人公。名前の漢字表記は優幸。E.G.I.S.の新人実働部隊員である22歳(名刺の肩書は警備士)。母親の美幸(みゆき)は健在で、ヒロユキに思い出の品や故郷の品々を送っており、父親は警察官をしている。契約の範疇を越えて依頼人を手助けすることも厭わない熱い性格で、幼少期にチビスケ(キングゲスラの幼体)を救えなかった経験から、弱いものを守りたいという気持ちや、困っている者なら怪獣や宇宙人でも救いの手を差し伸べようとする心優しさと正義感、覚悟を併せ持つ。そのため、ホマレからは「熱血バカ」とも呼ばれている。 10歳の時、宇宙人からチビスケを助けようとして危機に瀕したところを光の粒子となって次元の狭間を彷徨っていたタイガと一体化。12年後、ヘルベロス出現に際してベビーザンドリアスを助けようとする意志をタイガに認められて、タイガへの変身能力を得る。 タイガがトライストリウムの力を得た際、トライスクワッド第4のメンバーとなった。出身地は、演じる井上祐貴に合わせ広島県となった。第19話の辞表は実際に井上が書いたものが使用されている。 佐々木 カナ(ささき カナ) E.G.I.S.の創設者兼女社長。名前の漢字表記は可奈。北海道出身の38歳。善良な宇宙人を理解しているため、彼らと地球人が共存共栄できる世界を願っている。そのため、分け隔てなく宇宙人とも接しており、ピリカやホマレの素性を知った上で彼らを仲間として受け入れた。かつては警視庁公安部外事X課に籍を置いていたが、宇宙人の少女を救えなかったことから退職し、独立。警備に関しては細かなことは気にしない豪放磊落な性格だが、金銭面に関してはシビア。メイン監督の市野龍一は、前作『R/B』のファミリー感を引き継ぐため、E.G.I.S.を疑似家族としカナを父親と母親を兼ねる存在と位置づけている。また、性格設定には演じる新山千春の人物像も反映している。 宗谷 ホマレ(そうや ホマレ) E.G.I.S.の実働部隊員(名刺の肩書は警備長)。25歳。血液型はO-X型。任務の遂行に忠実で契約外のことには関わらない主義だが、心根は兄貴肌でヒロユキをサポートする。食べることが趣味で、たい焼きが好き。タコが嫌い。 その正体は、かつて街の最強宇宙人ギャングとして名を馳せ、地球に移住したアヤマルム星人であり、人間離れした身体能力を発揮する。両親は蒸発しているため、高校卒業後は宇宙人たちとの抗争に明け暮れ頭角を示していたが、カナと知り合ったことで足を洗う。姓の宗谷は、地球人として生活するためにカナによって名づけられたため、彼女に大きな恩義を感じている。ヒロユキとピリカには正体を隠していたが、マジャッパ戦後に告白する。市野は、ヒロユキとホマレの関係性について『ウルトラマンコスモス』の春風コンビをイメージしたと述べている。 食事のシーンでは、オイルドリンカーのオイル焼きを食べるシーンもあり、それを説明するセリフもあったが、本編ではカットされた。また、諒太郎が福岡県出身であることから福岡のラーメン『うまかっちゃん』も食べている。 旭川 ピリカ(あさひかわ ピリカ) E.G.I.S.のオペレーター(名刺の肩書は事務)。23歳(という設定)。オフィスからヒロユキやホマレをサポートする他、デジタルネットワークに詳しいため、サイバーセキュリティ案件も一手に引き受けている。マイペースで、ヒロユキを「ヒロくん」、カナを「カナちゃん」と呼び、「あいよ」や「承知の助」などが口癖など独特な言語感覚を持つ。買い物で仕事のストレスを発散させたり、インスタグラムでお気に入りの洋服を見つけ、髪型や服装を頻繁に変えているなどオシャレ好き。 人間らしい感性を持つ一方で、人間離れしたタイピング技能や常人の数倍の演算速度を発揮するが、その正体は、ウーラーの活動を止めるために対抗手段として宇宙に放ったエオマップ星の科学者が開発した、怪獣の生命活動を停止するデバイスを搭載したアンドロイドの1体として地球に送り込まれたピリカ03(ピリカゼロサン)であった。だが、感情を持つバグが発生したことで破棄され、地球に流れ着き、ゴミ捨て場に倒れていたところをカナに救われた。そのため、ヘッドホンはアンドロイド時から着用していたデバイスでもあった。姓の旭川は、地球で生活するためにカナによって名づけられた。 ウーラーの出現とともに任務に覚醒し、一度はデータ化してウーラーの体内に入り消滅するが、再び元に戻った。 劇場版ではE.G.I.S.の副社長に就任。アンドロイドの伏線として、デスクの上にはピリカ03の腰に付いているピリカタワー(円筒形のオブジェ)が置いてあり、食事シーンでは物を食べていない。 「承知の助」などのセリフは、E.G.I.S.が防衛隊ではなく民間組織であることを表現するため、返答を「了解」や「ラジャー」ではなく市野が普段メールで用いている表現を取り入れており、カナに教えてもらったという設定となっている。映像をモニターに出す際の「出まーす」というセリフは、以前市野の同僚であったカメラ助手の口調を参考にしている。 ピリカを演じる吉永はキーボードを打つシーンでは、自身の芸名「吉永アユリ」を遊び心で入力していたという。
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