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SqlDataSource クラス

メモ : このクラスは、.NET Framework version 2.0 で新しく追加されたものです。

データバインドコントロールに対して SQL データベースを表します。

名前空間: System.Web.UI.WebControls
アセンブリ: System.Web (system.web.dll 内)
構文

Visual Basic (宣言)

Public Class SqlDataSource
    Inherits DataSourceControl

Visual Basic (使用法)

Dim instance As SqlDataSource

public class SqlDataSource : DataSourceControl

C++

public ref class SqlDataSource : public
 DataSourceControl

public class SqlDataSource extends DataSourceControl

JScript

public class SqlDataSource extends
 DataSourceControl

解説

SqlDataSource データソースコントロールは、データバインドコントロールに対する SQL リレーショナルデータベース内のデータを表します。SqlDataSource コントロールをデータバインドコントロールと組み合わせて使用すると、リレーショナルデータベースからデータを取得して、コードをほとんど、またはまったく必要とせずに、Web ページでデータの表示、編集、並べ替えを行うことができます。

データベースに接続するには、ConnectionString プロパティを有効な接続文字列に設定する必要があります。SqlDataSource は、SqlClient、OleDb、Odbc、または OracleClient などの ADO.NET プロバイダを使用して接続できる任意の SQL リレーショナルデータベースをサポートできます。接続文字列の保護に関する詳細については、「方法 : データソースコントロールを使用するときに接続文字列をセキュリティ保護する」を参照してください。

基になるデータベースからデータを取得するには、SQL クエリを使用して SelectCommand プロパティを設定します。SqlDataSource が関連付けられているデータベースがストアドプロシージャをサポートしている場合は、SelectCommand プロパティをストアドプロシージャの名前に設定できます。指定する SQL クエリは、パラメータ化されたクエリでもかまいません。パラメータ化されたクエリに関連付けられた Parameter オブジェクトを、SelectParameters コレクションに追加できます。パラメータ化された SQL クエリと構文の詳細については、「データソースコントロールとパラメータの使用」を参照してください。

SqlDataSource コントロールは、Select メソッドが呼び出されるたびにデータを取得します。このメソッドを使用すると、SelectMethod プロパティで指定されたメソッドにプログラムによってアクセスできます。Select メソッドは、SqlDataSource にバインドされたコントロールの DataBind メソッドが呼び出されたときに、そのコントロールによって自動的に呼び出されます。データバインドコントロールの DataSourceID プロパティを設定すると、コントロールは必要に応じてデータソースのデータに自動的にバインドされます。ObjectDataSource コントロールをデータバインドコントロールにバインドする場合は、DataSourceID プロパティを設定することをお勧めします。DataSource プロパティを使用することもできますが、その場合はデータバインドコントロールの DataBind メソッドを明示的に呼び出す必要があります。SqlDataSource を使用できるデータバインドコントロールの例には、DataGrid、DetailsView、DataList、および DropDownList があります。基になるデータベースからデータを取得するために、Select メソッドをプログラムによっていつでも呼び出すことができます。

宣言やプログラムにより ASP.NET を使用するシナリオでは、データバインドコントロールの DataSourceID プロパティを SqlDataSource の ID に設定できます。SqlDataSource クラスのインスタンスをデータバインドコントロールの DataSource プロパティに割り当てることもできます。データバインドコントロールをデータソースコントロールにバインドする方法の詳細については、「ASP.NET データアクセスの概要」を参照してください。

基になるデータベース製品の機能と SqlDataSource クラスのインスタンスの構成に応じて、更新、挿入、および削除などのデータ操作を実行できます。これらのデータ操作を実行するには、実行する操作に対して適切なコマンドテキストと関連付けられたパラメータを設定します。たとえば、更新操作の場合は、UpdateCommand プロパティを SQL 文字列またはストアドプロシージャの名前に設定して、必要なパラメータを UpdateParameters コレクションに追加します。Update メソッドがコードから明示的に呼び出されるか、データバインドコントロールから自動的に呼び出されると、更新が実行されます。Delete 操作および Insert 操作の場合も、同じ一般的なパターンに従います。

SelectCommand、UpdateCommand、InsertCommand、および DeleteCommand の各プロパティで使用する SQL クエリおよびコマンドをパラメータ化できます。つまり、クエリまたはコマンドで、リテラル値の代わりにプレースホルダを使用して、そのプレースホルダをアプリケーションまたはユーザー定義変数にバインドできます。SQL クエリ内のパラメータは、セッション変数、Web フォームページのクエリ文字列に渡される値、その他のサーバーコントロールのプロパティ値などにバインドできます。SQL クエリ内のパラメータを SqlDataSource と共に使用する方法の詳細については、「データソースコントロールとパラメータの使用」、「SqlDataSource コントロールにおけるパラメータの使用」、および「SqlDataSource コントロールにおけるパラメータの使用」を参照してください。

既定では、SqlDataSource コントロールは .NET Framework SQL Server 用データプロバイダで使用しますが、SqlDataSource は Microsoft SQL Server 固有ではありません。SqlDataSource コントロールは、マネージ ADO.NET プロバイダが用意されている任意のデータベース製品に関連付けることができます。System.Data.OleDb プロバイダで使用する場合、SqlDataSource は OLE DB に準拠した任意のデータベースで使用できます。System.Data.Odbc プロバイダで使用する場合、SqlDataSource は、IBM DB2、MySQL、PostgreSQL などの ODBC ドライバおよびデータベースで使用できます。System.Data.OracleClient プロバイダで使用する場合、SqlDataSource は Oracle 8.1.7 以降のデータベースで使用できます。使用できるプロバイダの一覧は、構成ファイル (Machine.config または Web.config ファイル) の DbProviderFactories セクションに登録されます。詳細については、「SqlDataSource コントロールによるデータの選択」を参照してください。

SqlDataSource を使用してページにデータを表示する場合、データソースコントロールのデータキャッシュ機能を使用して、ページのパフォーマンスを向上できます。キャッシュを利用すると、Web サーバー上のメモリ使用量は多くなりますが、データベースサーバーに対する処理負荷を削減できます。ほとんどの場合、これは適切なトレードオフといえます。EnableCaching プロパティを true に設定し、CacheDuration プロパティをキャッシュエントリが破棄されるまでの秒数、つまり、キャッシュにデータが格納される秒数に設定すると、SqlDataSource はデータを自動的にキャッシュします。また、CacheExpirationPolicy やオプションの SqlCacheDependency 値を指定することもできます。

SqlDataSource には、次の表に示す追加機能が用意されています。

機能	要件
キャッシュ	DataSourceMode プロパティを DataSet 値に設定し、EnableCaching プロパティを true に設定します。また、キャッシュデータに対し、必要なキャッシュ動作に基づいて、CacheDuration プロパティと CacheExpirationPolicy プロパティを設定します。
削除	DeleteCommand プロパティを、データの削除に使用する SQL ステートメントに設定します。通常、このステートメントはパラメータ化されます。
フィルタ処理	DataSourceMode プロパティを DataSet 値に設定します。FilterExpression プロパティを、Select メソッドの呼び出し時にデータをフィルタ処理するために使用するフィルタ式に設定します。
挿入	InsertCommand プロパティを、データの挿入に使用する SQL ステートメントに設定します。通常、このステートメントはパラメータ化されます。
ページング	GridView などの一部のデータバインドコントロールでは、DataSourceMode プロパティを DataSet 値に設定した場合、ページングがサポートされますが、現在、SqlDataSource ではサポートされていません。
選択	SelectCommand プロパティを、データの取得に使用する SQL ステートメントに設定します。
並べ替え	DataSourceMode プロパティを DataSet に設定します。
更新	UpdateCommand プロパティを、データの更新に使用する SQL ステートメントに設定します。通常、このステートメントはパラメータ化されます。

すべてのデータソースコントロールと同様に、SqlDataSource コントロールはデータソースビュークラスに関連付けられています。SqlDataSource コントロールには、SqlDataSourceView が 1 つだけ関連付けられており、常に Table という名前になります。

SqlDataSource コントロールは視覚的に表示されません。このコントロールは、宣言によって作成できるようにコントロールとして実装されます。また、オプションで状態管理に関与させることもできます。したがって、SqlDataSource は、EnableTheming プロパティや SkinID プロパティに用意されているような表示機能をサポートしていません。

Topic	Location
チュートリアル : DataList Web サーバーコントロールを使用したデータの表示および書式指定	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : DetailsView Web サーバーコントロールによる Web ページのデータの編集と挿入	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : FormView Web サーバーコントロールによる Web ページでの書式設定したデータの表示	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : GridView Web サーバーコントロールでのストアドプロシージャによるデータの表示	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : GridView Web サーバーコントロールの簡単な並べ替え	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : GridView Web サーバーコントロールの編集中のドロップダウンリストの表示	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : TreeView コントロールでの階層データの表示	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : Visual Studio でのマスター/詳細 Web ページの作成	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
チュートリアル : Web ページでの基本的なデータアクセス	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : AdRotator Web サーバーコントロールを使用してデータベースから広告を表示する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : GridView Web サーバーコントロールで編集用にコントロールをカスタマイズする	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールのフィルタ処理を有効にする	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールのフィルタ処理を有効にする (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Access データベースに接続する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Access データベースに接続する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して ODBC データベースに接続する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して ODBC データベースに接続する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Oracle データベースに接続する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して Oracle データベースに接続する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して SQL Server データベースに接続する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : SqlDataSource コントロールを使用して SQL Server データベースに接続する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : Visual Studio でテンプレートコントロールにデータをバインドする	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : Web フォームページに Repeater Web サーバーコントロールを追加する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : データソースコントロールを使用するときに接続文字列をセキュリティ保護する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : データソースコントロールを使用するときに接続文字列をセキュリティ保護する (Visual Studio)	Visual Studio での ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : テンプレートコントロールにデータを連結する	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : マップされた Windows ドメインユーザーを使用して SQL Server にアクセスする	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : ユーザーが DataList Web サーバーコントロール内の項目を削除できるようにする	ASP .NET Web アプリケーションの作成
方法 : ローカルユーザーとして SQL Server にアクセスする	ASP .NET Web アプリケーションの作成

使用例

このセクションには、4 つのコード例が含まれています。

宣言構文を使用して GridView コントロールに SQL Server のデータを表示する方法を最初のコード例に示します。
宣言構文を使用して ODBC に準拠したデータベースのデータを GridView コントロールに表示する方法を 2 番目のコード例に示します。
GridView コントロールに対してデータを表示および更新する方法を 3 番目のコード例に示します。
DropDownList コントロールに対してデータを表示および更新する方法を 4 番目のコード例に示します。

SqlDataSource コントロールを宣言によって使用して、SQL Server からデータを取得して GridView コントロールに表示する方法を次のコード例に示します。

Visual Basic

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML
 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM
 Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial
 Catalog=Northwind;"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

SqlDataSource コントロールを宣言によって使用して、ODBC に準拠したデータベースからデータを取得して GridView コントロールに表示する方法を次のコード例に示します。ProviderName プロパティは、.NET Framework ODBC 用データプロバイダの名前 (System.Data.Odbc) です。

Visual Basic

<%@Page  Language="VB" %>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML
 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <!-- This example uses a Northwind database that is hosted
 by an ODBC-compliant
         database. To run this sample, create an ODBC DSN to
 any database that hosts
         the Northwind database, including Microsoft SQL Server or
 Microsoft Access,
         change the name of the DSN in the
 ConnectionString, and view the page.
    -->
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ProviderName="System.Data.Odbc"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="dsn=myodbc3dsn;"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM
 Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<HTML>

  <BODY>
    <!-- This example uses a Northwind database that is hosted by an ODBC-compliant
         database. To run this sample, create an ODBC DSN to any
 database that hosts
         the Northwind database, including Microsoft SQL Server or Microsoft Access
,
         change the name of the DSN in the ConnectionString, and
 view the page.
    -->
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ProviderName="System.Data.Odbc"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="dsn=myodbc3dsn;"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">
<HTML>

  <BODY>
    <!-- This example uses a Northwind database that is hosted by an ODBC-compliant
         database. To run this sample, create an ODBC DSN to any
 database that hosts
         the Northwind database, including Microsoft SQL Server or Microsoft Access
,
         change the name of the DSN in the ConnectionString, and
 view the page.
    -->
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ProviderName="System.Data.Odbc"
          DataSourceMode="DataReader"
          ConnectionString="dsn=myodbc3dsn;"
          SelectCommand="SELECT FirstName, LastName, Title FROM Employees">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

GridView コントロールを使用した表示および更新の一般的なシナリオを次のコード例に示します。前の例と同じように、Northwind データベースのデータは GridView コントロールに表示されます。また、UpdateCommand プロパティが指定され、AutoGenerateEditButton プロパティが true に設定されているため、コードを追加せずにレコードの編集と更新を行うことができます。GridView コントロールは、UpdateParameters コレクションへのパラメータの追加を自動的に処理し、GridView コントロールの [更新] ボタンがクリックされたときに Update メソッドを呼び出します。

Visual Basic

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML
 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataSet"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID,FirstName,LastName,Title
 FROM Employees"
          UpdateCommand="Update Employees SET FirstName=@FirstName,LastName=@LastName,Title=@Title
 WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          AutoGenerateColumns="False"
          DataKeyNames="EmployeeID"
          AutoGenerateEditButton="True"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
          <columns>
              <asp:BoundField HeaderText="First Name"
 DataField="FirstName" />
              <asp:BoundField HeaderText="Last Name"
 DataField="LastName" />
              <asp:BoundField HeaderText="Title"
 DataField="Title" />
          </columns>

      </asp:GridView>
    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataSet"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID,FirstName,LastName,Title FROM Employees"
          UpdateCommand="Update Employees SET FirstName=@FirstName,LastName=@LastName,Title=@Title
 WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          AutoGenerateColumns="False"
          DataKeyNames="EmployeeID"
          AutoGenerateEditButton="True"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
          <columns>
              <asp:BoundField HeaderText="First Name" DataField="FirstName"
 />
              <asp:BoundField HeaderText="Last Name" DataField="LastName"
 />
              <asp:BoundField HeaderText="Title" DataField="Title"
 />
          </columns>

      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">

      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          DataSourceMode="DataSet"
          ConnectionString="Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial
 Catalog=Northwind;"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID,FirstName,LastName,Title FROM Employees"
          UpdateCommand="Update Employees SET FirstName=@FirstName,LastName=@LastName,Title=@Title
 WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:GridView
          id="GridView1"
          runat="server"
          AutoGenerateColumns="False"
          DataKeyNames="EmployeeID"
          AutoGenerateEditButton="True"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
          <Columns>
              <asp:BoundField HeaderText="First Name" DataField="FirstName"
 />
              <asp:BoundField HeaderText="Last Name" DataField="LastName"
 />
              <asp:BoundField HeaderText="Title" DataField="Title"
 />
          </Columns>

      </asp:GridView>

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

DropDownList コントロールおよび TextBox コントロールを使用した表示および更新の一般的なシナリオを次のコード例に示します。DropDownList コントロールでは、UpdateParameters コレクションへの更新パラメータの自動的な追加、および Update メソッドの呼び出しは行われないため、ユーザーが実行する必要があります。更新パラメータは宣言によって指定され、イベントが発生したときに Update 操作を実行するイベントハンドラを追加できます。

Visual Basic

<%@Page  Language="VB" %>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML
 1.0 Transitional//EN" "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<SCRIPT runat="server">

 Sub On_Click(ByVal source As
 Object, ByVal e As EventArgs)
    Try
        SqlDataSource1.Update()
    Catch except As Exception
        ' Handle the Exception.
    End Try

    Label2.Text="The record was updated successfully!"

 End Sub 'On_Click
</SCRIPT>

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">
      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID, LastName, Address
 FROM Employees"
          UpdateCommand="UPDATE Employees SET Address=@Address
 WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
          <UpdateParameters>
              <asp:ControlParameter Name="Address"
 ControlId="TextBox1" PropertyName="Text"/>
              <asp:ControlParameter Name="EmployeeID"
 ControlId="DropDownList1" PropertyName="SelectedValue"/>
          </UpdateParameters>
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:DropDownList
          id="DropDownList1"
          runat="server"
          DataTextField="LastName"
          DataValueField="EmployeeID"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:DropDownList>

      <P>
      <asp:Label id="Label1" runat="server"
 Text="Enter a new address for the selected user."
 />
      <asp:TextBox id="TextBox1" runat="server"
 />
      <asp:Button id="Submit" runat="server"
 Text="Submit" OnClick="On_Click"
 />

      <P><asp:Label id="Label2" runat="server"
 Text="" />
    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<%@Page  Language="C#" %>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<SCRIPT runat="server">
 private void On_Click(Object source, EventArgs
 e) {
    try {
        SqlDataSource1.Update();
    }
    catch (Exception except) {
        // Handle the Exception.
    }

    Label2.Text="The record was updated successfully!";
 }
</SCRIPT>

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">
      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ConnectionString="<%$ ConnectionStrings:MyNorthwind%>"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID, LastName, Address FROM Employees"
          UpdateCommand="UPDATE Employees SET Address=@Address WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
          <UpdateParameters>
              <asp:ControlParameter Name="Address" ControlId="TextBox1"
 PropertyName="Text"/>
              <asp:ControlParameter Name="EmployeeID" ControlId="DropDownList1"
 PropertyName="SelectedValue"/>
          </UpdateParameters>
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:DropDownList
          id="DropDownList1"
          runat="server"
          DataTextField="LastName"
          DataValueField="EmployeeID"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:DropDownList>

      <P>
      <asp:Label id="Label1" runat="server" Text="Enter
 a new address for the selected user."
 />
      <asp:TextBox id="TextBox1" runat="server" />
      <asp:Button id="Submit" runat="server" Text="Submit"
 OnClick="On_Click" />

      <P><asp:Label id="Label2" runat="server" Text=""
 />

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

<%@Page  Language="VJ#" %>
<!DOCTYPE html PUBLIC "-//W3C//DTD XHTML 1.0 Transitional//EN"
 "http://www.w3.org/TR/xhtml1/DTD/xhtml1-transitional.dtd">

<SCRIPT runat="server">
 private void On_Click(Object source, System.EventArgs
 e)
 {
    try {
       SqlDataSource1.Update();
    }
    catch (Exception except) {
        // Handle the Exception.
    }
    Label2.set_Text("The record was updated successfully!");
 } //On_Click
</SCRIPT>

<HTML>
  <BODY>
    <FORM runat="server">
      <asp:SqlDataSource
          id="SqlDataSource1"
          runat="server"
          ConnectionString="Data Source=localhost;Integrated Security=SSPI;Initial
 Catalog=Northwind;"
          SelectCommand="SELECT EmployeeID, LastName, Address FROM Employees"
          UpdateCommand="UPDATE Employees SET Address=@Address WHERE EmployeeID=@EmployeeID">
          <UpdateParameters>
              <asp:ControlParameter Name="Address" ControlId="TextBox1"
 PropertyName="Text"/>
              <asp:ControlParameter Name="EmployeeID" ControlId="DropDownList1"
 PropertyName="SelectedValue"/>
          </UpdateParameters>
      </asp:SqlDataSource>

      <asp:DropDownList
          id="DropDownList1"
          runat="server"
          DataTextField="LastName"
          DataValueField="EmployeeID"
          DataSourceID="SqlDataSource1">
      </asp:DropDownList>

      <P>
      <asp:Label id="Label1" runat="server" Text="Enter
 a new address for the selected user."
 />
      <asp:TextBox id="TextBox1" runat="server" />
      <asp:Button id="Submit" runat="server" Text="Submit"
 OnClick="On_Click" />

      <P><asp:Label id="Label2" runat="server" Text=""
 />

    </FORM>
  </BODY>
</HTML>

.NET Framework のセキュリティ

AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)。要求値 : LinkDemand。アクセス許可値 : Minimal。
AspNetHostingPermission (ホスト環境での動作に必要なアクセス許可)。要求値 : InheritanceDemand。アクセス許可値 : Minimal。

継承階層

System.Object
   System.Web.UI.Control
     System.Web.UI.DataSourceControl
      System.Web.UI.WebControls.SqlDataSource
         System.Web.UI.WebControls.AccessDataSource

スレッドセーフ

この型の public static (Visual Basic では Shared) メンバはすべて、スレッドセーフです。インスタンスメンバの場合は、スレッドセーフであるとは限りません。

プラットフォーム

Windows 98, Windows 2000 SP4, Windows Server 2003, Windows XP Media Center Edition, Windows XP Professional x64 Edition, Windows XP SP2, Windows XP Starter Edition