ファブレット【phablet】
ファブレット
ファブレットとは、通話機能を搭載したスマートデバイス(スマートフォン)のうち、よりタブレット型端末に近いサイズの、あるいはタブレット型端末に匹敵するサイズのディスプレイを搭載した端末の通称である。
ファブレットの語は、フォン(phone)とタブレット(tablet)を組み合わせた語である。おおむね、5インチオーバーモデルと7インチモデルの中間に位置するスマートフォンがファブレットと呼ばれている。
2013年6月現在までに発売された端末の中では、たとえばサムスン電子の「GALAXY Note II」、HTCの「HTC J butterfly」、パナソニックの「ELUGA X」、ソニーの「Xperia Z」などは、ファブレットと呼ばれることがある。「GALAXY Note」などはスタイラスペンが付属しており、一層タブレット型端末に近づいているといえる。
2013年2月にはファーウェイが中国において6.1インチのディスプレイを搭載する端末「Ascend Mate」を発売している。
スマートフォンの画面サイズは、2013年6月現在、おおむね4インチ台半ば前後が主流となっている。2012年中頃に5インチ台の液晶を搭載した端末が登場し、「5インチクラス」というカテゴリーが形成された。5インチを超えるディスプレイを搭載した端末は「5インチオーバー」などのように呼ばれることがある。
タブレット型端末のディスプレイサイズは幅広く、9インチから13インチのものまであるが、2012年後半から7インチ台の比較的小型といえるモデル(7インチタブレット)が登場して注目を集めている。
ファブレット



ファブレット(英: Phablet)は、「Phone」と「Tablet」とを合わせた造語。明確な定義はないが、International Data Corporation は画面サイズが5.5インチ以上7インチ未満のスマートフォンと定義している[1]。長さと幅が大きいスマートフォンと画面の小さいタブレットの要素を合わせもつ端末で、スタイラスが付属されるものも多い。しかし、2021年現在ではスマホの大画面化が進み、6インチ以上の端末が標準的になっているため、ファブレットという用語はほぼ死語(廃語)になっている。5.4インチのiPhone 13 miniが小型スマホと紹介されている[2]が、iPhone miniシリーズは13で終了し、2022年のiPhone 14からはすべて6インチ以上のラインナップとなっている[3]。
脚注
- ^ “大画面スマホ「ファブレット」 ノートPCの出荷台数超え間近か”. J-CASTニュース. (2014年9月8日)
- ^ カメラ機能がすごい! 小型スマホ「iPhone 13 mini」で「シネマティックモード」など3つの撮影機能を試してみた iPhone / All About
- ^ “iPhone 14で「mini」廃止 それでも日本で“小型スマホ”が支持される理由(1/3 ページ)”. ITmedia Mobile (2022年9月13日). 2022年9月29日閲覧。
関連項目
- Phabletのページへのリンク