かんがい施設遺産
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かんがい施設遺産(かんがいしせついさん、英語:Heritage Irrigation Structures)は、インドのニューデリーに本部を置く国際かんがい排水委員会(ICID)が、灌漑の歴史・発展を明らかにし、灌漑施設の適切な保全に資することを目的として、建設から100年以上経過し、灌漑農業の発展に貢献したもの、卓越した技術により建設されたもの等、歴史的・技術的・社会的価値のある灌漑施設を登録・表彰するために2014年に創設した制度。なお、灌漑は二文字とも常用漢字の表外字のため、担当所管の農林水産省では「かんがい」と平仮名表記を正式なものとしている。
注釈
- ^ 信濃毎日新聞は2014年9月17日号[リンク切れ]で長野県茅野市が申請していた滝之湯堰・大河原堰を仮登録と報じているが正確には登録見送りの誤報
- ^ 朝倉の水車は平成29年7月九州北部豪雨により破損したが、その後復旧したことから、2017年の国際かんがい排水委員会の会合では登録抹消などの措置をとらないことを確認した
- ^ 2015年は宮城県大崎市の内川、山梨県北杜市の村山六ヶ村堰疏水、長野県茅野市の滝之湯堰・大河原堰(再申請)、長野県安曇野市・松本市の拾ヶ堰、静岡県三島市の源兵衛川、三重県津市の南家城川口井水、山口県宇部市の常盤湖も立候補していたが審査継続となり、全て2016年に登録となった
- ^ 幸野溝・百太郎溝は水上村も申請地であったが、熊本地震 (2016年)により辞退
- ^ 本来は文字通り「岩木川の淵に築いた土手状の堰(取水堤)」のことだが近代化改修で現存せず、現在では用水路そのものの名称となっている。流域で水を貯える津軽富士見湖(廻堰大溜池)も関連資産として対象に含まれる。
- ^ 審査にあたり大阪府北部地震と平成30年7月豪雨の被災状況が確認された
- ^ 2020年の登録審査は12月1~7日にモロッコのマラケシュで開催される予定だったが、新型コロナウイルス感染症の流行により中止となり、12月8日にオンライン会議での執行理事会で可決された。
- ^ 2023年9月8日に発生したマラケシュ-サフィ地震によって被災が確認された
- ^ 審査にあたり2023年2月6日に発生したトルコ・シリア地震の被災状況が確認された
出典
- 1 かんがい施設遺産とは
- 2 かんがい施設遺産の概要
- 3 展開
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