24時間テレビ・チャリティー笑点
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「笑点」の記事における「24時間テレビ・チャリティー笑点」の解説
1988年(昭和63年)から『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』の1コーナーとして、毎年日曜17時20分頃から18時過ぎまで生放送で行われる(1987年以前は放送休止)。放送回数には含まれない。 通常の放送と同様に演芸と大喜利3問で構成されているが、大喜利メンバーの挨拶はコーナー冒頭で行われ、大喜利の1問目と2問目の間にCMが挿入されたりするなど、一部の構成が異なる。初期は放送時間は不定で、メンバーの挨拶→CM→大喜利1問という短さで構成されていた。2005年から現在の構成となり、さらに2019年以降は通常形式の大喜利に加えて、その年のパーソナリティーを務めるジャニーズ事務所に所属するグループ・タレントらとの対抗大喜利の2本立てとなっている。 演芸終了後には、通常放送では放送されない出番を終えた演芸出演者と一部の笑点メンバーによる舞台裏でのやり取りが放送される。 大喜利では座布団が一番多かったメンバーには栄誉(拍手)が送られるルールがあった時期もあるが、歌丸司会期以降は通常の放送と同様にメンバーの回答が終わって、時間が来たところで司会者が締めの挨拶をして武道館に呼びかける形式となっている。 開始当初は「座布団1枚につき1万円を募金」という特別ルールがあり、当時の司会者5代目圓楽が募金をさせるためにつまらない答えでもあえて座布団を減らすことなく大盤振る舞いし、メンバーが募金を嫌がるというやりとりが見られた。しかし、これを見た視聴者から苦情や非難が殺到したため、1991年(平成3年)以降はこのルールが廃止された。この影響もあって、一時期は笑点メンバー全員が募金をする様子を大喜利前に放送していた。 2005年(平成17年)以降はその年のパーソナリティーらが出演する場合もある。 2005年(平成17年)は、演芸にアンガールズ(山根良顕・田中卓志)が出演。SMAPの草彅剛が大喜利の座布団運びを務めた。 2006年(平成18年)は、演芸にナポレオンズが出演。 2007年(平成19年)は、演芸にタカアンドトシが出演。座布団運びをタッキー&翼の滝沢秀明が務め、滝沢とのツーショット写真が大喜利での「豪華賞品」となった。 2008年(平成20年)は、演芸にチュートリアルが出演。 2009年(平成21年)は、演芸にネプチューンが出演。 2010年(平成22年)は、「チャリティー笑点」放送前の14時台に6代目円楽がメイン会場の日本武道館を訪れ、1年前に亡くなった師匠・5代目圓楽との想い出を語った。演芸には森三中が出演。 2011年(平成23年)は、演芸にマギー審司が出演。真矢みきが大喜利の座布団運びなど、歌丸の補佐役を務めた。 2012年(平成24年)は、演芸にマギー司郎が出演。黒木瞳が大喜利の座布団運びなど、歌丸の補佐役を務めた。 2013年(平成25年)は、演芸にマギー司郎・マギー審司が出演。上戸彩が演芸に参加したほか、大喜利の座布団運びなど、歌丸の補佐役を務めた。 2014年(平成26年)は、演芸にナポレオンズが出演。杏が演芸に参加したほか、大喜利の座布団運びなど、歌丸の補佐役を務めた。また大喜利終了後にはかつて大喜利メンバーで闘病中だったこん平がメイン会場の日本武道館を訪れ、10年ぶりに生放送でチャラーンを武道館に来た3000人の来場者と共に生で行った。 2015年(平成27年)は、演芸にマギー司郎・マギー審司が出演。松下奈緒が演芸に参加したほか、大喜利で歌丸の補佐役を務め、Hey! Say! JUMP・NYCの山田涼介が大喜利の座布団運びを務めた。昨年に引き続きこん平が出演し、弟子のたい平とぼたんの補佐で11年ぶりに笑点舞台のかつての自身の席に正座で座り、メンバーらがそれぞれこん平に対する思いをコメントした後にメンバーや観客と共にチャラーンを2回行った。 2016年(平成28年)は、演芸にナポレオンズが出演。波瑠が演芸に参加したほか、大喜利で昇太の補佐役を務めた(3問目のみ)。また大喜利時は、チャリティーマラソンランナーのたい平の席は空席のまま進行され、途中からたい平のチャリティーマラソンの様子もワイプ画面で随時中継された。大喜利終了後はメンバー全員がメイン会場の日本武道館へ移動し、たい平のゴールを出迎えた。さらに、24時間テレビ終了後に生放送された『行列のできる法律相談所』の特別編にも、引き続きメンバー全員が出演した。 2017年(平成29年)は、演芸にマギー司郎・Mr.マリックが出演。石原さとみが演芸に参加したほか、大喜利の座布団運びなど、昇太の補佐役を務めた。 2018年(平成30年)は、演芸にいっこく堂が出演。木村佳乃が演芸に参加したほか、大喜利の座布団運びなど、昇太の補佐役を務めた。大喜利終了後には、同年7月に死去した永世名誉司会である歌丸の追悼特集が放送された。 2019年(令和元年)は、嵐(同年のパーソナリティー)vs笑点メンバーの対抗大喜利が行われた(こちらは生放送ではなく、事前収録)。演芸にはナイツが出演、御嶽海とコラボ漫才を行った。また、生放送の大喜利では浅田真央が座布団運びなど、昇太の補佐役を務めた。 2020年(令和2年)は、生放送の大喜利では前述の「リモート大喜利」を初めて生放送で行った。演芸にはテツandトモが出演、佐々木希とコラボを行った。佐々木は生放送の大喜利では、座布団運びなど昇太の補佐役を務め、2問目では欠席した三平の位置に座って問題に参加した。「チャリティー大喜利」終了後、パーソナリティ陣と笑点メンバーの対抗大喜利が放送された。また、コーナー終了後には昇太・たい平・山田がメイン会場の両国国技館へ移動し、岸優太と共にKing & Princeの『シンデレラガール』を披露した。なお、この年の24時間テレビは無観客での放送だったが、チャリティー笑点のみ観客を入れた状態で生放送が行われた。 2021年(令和3年)は演芸にもりやすバンバンビガロが出演。菅野美穂が演芸と座布団運びに参加。「チャリティー大喜利」終了後には、同年パーソナリティだったKing & Princeとの対抗大喜利が続けて生放送で行われた。さらに、当コーナー終了後に行われた企画『史上最大のシンデレラガール』にも、笑点メンバー全員がVTRで出演した。 1988年と1989年は日本武道館からの生放送、1990年から1994年は日産自動車の東銀座にあった旧本社ギャラリー前広場(現在の銀座6丁目-SQUAREビル)もしくは旧銀座ギャラリー(現在のNISSAN CROSSING)、1995年からはJCB旧本社(お茶の水スクエア)などからの生中継だった。2003年(平成15年)から2010年(平成22年)までは汐留・日本テレビタワー特設スタジオからの生中継、2011年(平成23年)以降は日本テレビ麹町Gスタジオから、2019年(令和元年)以降は日本テレビ番町スタジオからの生中継となっている。日本テレビタワー特設スタジオ時代までは襖のデザインが24時間テレビのロゴが入った特別仕様だったが、Gスタジオに移行してからはレギュラー放送と同じデザインが使用されている。
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