2021年秋冬モデル
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 15:25 UTC 版)
2021年10月発売。4Kチューナー内蔵モデル「おうちクラウド4Kディーガ」及び「4Kディーガ」がモデルチェンジされた。 新たに、2つのジャンル(ドラマ・アニメ)と4つの時間帯(朝/午後/ゴールデンタイム/深夜)を指定することで、指定したジャンル・時間帯で自動録画し、事前に設定をしておくことで最大で約90日間(19時から22時までに開始する地上デジタルのドラマで、1日あたり3時間分の番組を録画した場合)取り置きが可能な「ドラマ・アニメお取りおき」を搭載(本機能は地上デジタル放送とBSデジタル放送のみ可能)。この機能は、ドラマまたはアニメで2つの時間帯を指定するだけでなく、ドラマとアニメ両方のジャンルでそれぞれ1つずつ時間帯を指定することも可能となっており、番組改編期に放送されることが多い単発のスペシャルドラマにも対応。同じ時間帯に番組が重なっても搭載チューナー数の範囲内なら同時録画(最大3番組同時録画)が可能である。また、本機能の搭載に伴って録画一覧画面が改良され、表示領域と表示番組数が拡大され、表示タブ数も10個から17個に増やし、このうちの8個は自由に変更が可能なカスタマイズタブとした。 早見再生は日本国内市販のブルーレイディスクレコーダーで初めて、4K放送の録画番組の1.6倍速早見再生に対応した。 2020年秋モデルの4Sシリーズに搭載されていたBluetoothを「4Kディーガ」(4W・4Tシリーズ)にも拡大して搭載され、事前に「どこでもディーガ」のダウンロードと接続設定を済ませたスマートフォンのBluetooth信号を検出し、あらかじめ持ち出し予約を済ませた録画番組を自動でスマートフォンへ持ち出すほか、音楽のスマートフォンへの持ち出し・写真のレコーダーへの一括保存・3ヶ月に1度行われるペアリング期間の更新まで自動で行う「ただいま転送」に対応した。 「4Kディーガ」(4W・4Tシリーズ)は筐体が一新され、2020年秋モデルに比べ、高さを11mm低く、奥行を20mm短くしたことでコンパクト化された。 DMR-4T402 4Kディーガの最上位機種で、トリプルチューナー搭載(3基全てBS4K/110度CS4K、地上デジタル、BS・110度CSデジタル兼用チューナー)。内蔵HDDは4TB。 DMR-4T302 4Kディーガの上位機種で、トリプルチューナー搭載(3基全てBS4K/110度CS4K、地上デジタル、BS・110度CSデジタル兼用チューナー)。内蔵HDDは3TB。 DMR-4T202 4Kディーガの上位機種で、トリプルチューナー搭載(3基全てBS4K/110度CS4K、地上デジタル、BS・110度CSデジタル兼用チューナー)。内蔵HDDは2TB。 DMR-4W202 4Kディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載(うち2基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは2TB。 DMR-4W102 4Kディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載(うち2基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは1TB。 DMR-4S202 おうちクラウド4Kディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載(うち1基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは2TB。 DMR-4S102 おうちクラウド4Kディーガの普及機種で、トリプルチューナー搭載(うち1基は、地上デジタル及びBS・110度CSデジタルとの兼用でBS4K/110度CS4Kチューナーを搭載)。内蔵HDDは1TB。 2022年1月には、最上位となるプレミアムモデルZR1を発売。本機種では「PREMIUM 4K DIGA」の愛称が付く。 同社で発売されていたブルーレイプレーヤーのフラッグシップモデルであるDP-UB9000の設計思想を受け継ぎ、高画質・高音質に重点を置いたモデルで、DIGAにプレミアムモデルが設定されたのは2015年秋モデルのUBZ1以来となる。 パネルはトップ部分は制振性向上のため板厚の異なる鋼板を組み合わせた2層構造とし、フロント部は7mm厚のアルミ押し出し材をベースに切削加工を施した専用品を、サイド部も3mm厚のアルミ押し出し材を採用。フロントとサイドのパネルを固定するベースシャーシはUBZ1と同じ4層構造としつつも、1.2mm厚鋼板のインナーシャーシと1.6mm厚を3層積層した鋼板を合わせた6mm厚/5.6kgの重量級仕様とすることで不要な振動を低減。ドライブベースは3層/5.2mm厚の鋼板となり、ドライブを覆うドライブシェルターは深彫り鋼板の高剛性タイプに強化。筐体の剛性を高めるため、これらを筐体の中央に配置してドライブベースと一体成型された2本のフレームをフロントとリアのパネルに締結するセンタードライブ構成を採用。UBZ1のブロック独立構成を継承し、ブルーレイディスクドライブとハードディスクドライブを中央に別々に配置、電源基板とデジタル基板を左右それぞれに配置した4ブロック独立構成とし、ハードディスクにはAV機器用に最適化されたアクセス制御を導入した低回転タイプを用いい、信頼性確保のため独自の検査を全数実施。これを3.2mm厚と0.8mm厚の2種類の鋼板を貼り合わせた専用ドライブベースにダイレクト固定することで回転による振動が大幅に低減された。UBZ1に採用されたハイカーボン鋳鉄インシュレーターは継承され、電源はディスク回転時に発生したノイズのデジタル回路への混入防止とそれぞれの余裕度を大幅に持たせるためデジタル回路用とドライブ用にそれぞれ独立して搭載し、デジタル回路には高精度クロック回路が採用され、USBパワーコンディショナー回路をUSBに加えてHDMI電源回路にも内蔵して4回路に強化、HDMI出力回路にはディスプレイ機器からの回り込みノイズを徹底的に低減するため、チップフィルムコンデンサーとチップビーズを追加、LAN端子には外付けの超低ジッター水晶発振器が搭載され、専用のローカルレギュレーターとチップフィルムコンデンサーを採用。同軸出力回路にはテクニクスの高級モデルである「リファレンスシリーズ」(SU-R1)と同じ出力トランスや真鍮削りだしの端子が採用され、シャーシGNDから分離された。 高画質機能も備わっており、デコードした4K(4:2:0)信号を高精度マルチタップ処理によって4K(4:4:4)に補完する「4Kリアルクロマプロセッサplus」、4K/60pで放送されているBS4K/110度CS4K放送を24コマ/秒で制作された映画や30コマ/秒で制作されたドラマの本来のフレームレートである4K/24p(or 30p)に変換して出力するデジタルAV信号処理、高輝度「HDRトーンマップ」をはじめとするHDR処理と多彩な画質調整機能、録画した放送番組で映像と一体化した字幕について字幕部分の輝度を抽出して暗いシーンの時に字幕の輝度を自動で低減する機能も搭載された。 ドルビー社との共同開発により、民生用ブルーレイレコーダーで初めて、BS4K/110度CS4K放送の22.2ch音声を「Dolby Atmos」に変換して出力する機能が搭載され、対応のサウンドシステムと組み合わせて立体的な音場の再現が可能となった。 DMR-ZR1 トリプルチューナー搭載(3基全てBS4K/110度CS4K、地上デジタル、BS・110度CSデジタル兼用チューナー)。内蔵HDDは6TB。
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