1998_FIFAワールドカップ・アジア予選とは? わかりやすく解説

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1998 FIFAワールドカップ・アジア予選

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/11/27 01:36 UTC 版)

1998 FIFAワールドカップ・アジア予選は、アジア地区の1998 FIFAワールドカップ・予選である。アジアサッカー連盟(AFC)加盟国間で開催された。本大会への出場枠は3.5。

本大会からアジア最終予選はホーム・アンド・アウェーで実施された。当初は前回同様集中開催方式での開催が予定されていたが、開催地をめぐって対立が起き、お互いに譲り合わなかったため、最終予選開幕直前にホーム・アンド・アウェー方式に変更された。

方式

1次予選
参加36チームを3ないし4チームずつ10組に分け、各グループで2回戦総当たりのリーグ戦を実施。各グループ1位のチームが最終予選に進出する。
最終予選
1次予選を勝ち抜いた10チームを5チームずつ2組に分け、各グループで2回戦総当たり(ホーム・アンド・アウェー)のリーグ戦を実施。各グループ1位のチームが本大会出場権を得る。また各グループ2位のチームはアジア地区予選プレーオフに回る。
  • 当初の予定では、中立国において1回戦総当たりのリーグ戦を行い、各グループの上位2チーム(計4チーム)が決勝トーナメント進出。その決勝トーナメントの上位3チーム(準決勝勝者2チームと3位決定戦勝者1チーム)が本大会出場権を獲得し、4位(準決勝ならびに3位決定戦の敗者)が大陸間プレーオフに回ることになっていた。
アジア地区予選プレーオフ
最終予選の各グループ2位のチーム同士でプレーオフ(中立地で1戦)を行う。勝者は本大会出場権を獲得し、敗者は大陸間プレーオフに出場。
大陸間プレーオフ
アジア地区予選プレーオフ敗者とオセアニア予選1位チームがホーム・アンド・アウェー方式で対戦し、これに勝利したチームが本大会出場権を得る。

1次予選

グループ1

マレーシアクアラルンプールおよびサウジアラビアジッダでのダブルセントラル方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
サウジアラビア 16 6 5 1 0 18 1 17
マレーシア 11 6 3 2 1 5 3 2
チャイニーズタイペイ 4 6 1 1 4 4 13 -9
バングラデシュ 3 6 1 0 5 4 14 -10

グループ2

シリアダマスカスおよびイランテヘランでのダブルセントラル方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
イラン 16 6 5 1 0 39 3 36
キルギス 9 5 3 0 2 12 11 1
シリア 7 5 2 1 2 27 5 22
モルディブ 0 6 0 0 6 0 59 -59

グループ3

バーレーンマナーマおよびアラブ首長国連邦シャールジャでのダブルセントラル方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
アラブ首長国連邦 10 4 3 1 0 7 1 6
ヨルダン 4 4 1 1 2 4 4 0
バーレーン 3 4 1 0 3 3 9 -6

グループ4

オマーンマスカットおよび日本東京でのダブルセントラル方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
日本 16 6 5 1 0 31 1 30
オマーン 13 6 4 1 1 14 2 12
マカオ 4 6 1 1 4 3 28 -25
ネパール 1 6 0 1 5 2 19 -17

グループ5

ホーム・アンド・アウェー方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
ウズベキスタン 16 6 5 1 0 20 3 17
イエメン 8 6 2 2 2 10 7 3
インドネシア 7 6 1 4 1 11 6 5
カンボジア 1 6 0 1 5 2 27 -25

グループ6

ホーム・アンド・アウェー方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
韓国 10 4 3 1 0 9 1 8
タイ 4 4 1 1 2 5 6 -1
香港 3 4 1 0 3 3 10 -7

グループ7

ホーム・アンド・アウェー方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
クウェート 12 4 4 0 0 10 1 9
レバノン 4 4 1 1 2 4 7 -3
シンガポール 1 4 0 1 3 2 8 -6

グループ8

ホーム・アンド・アウェー方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
中国 16 6 5 1 0 13 2 11
タジキスタン 13 6 4 1 1 15 2 13
トルクメニスタン 6 6 2 0 4 8 13 -5
ベトナム 0 6 0 0 6 2 21 -19

グループ9

ホーム・アンド・アウェー方式により実施。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
カザフスタン 12 4 4 0 0 15 2 13
イラク 6 4 2 0 2 14 8 6
パキスタン 0 4 0 0 4 3 22 -19

グループ10

カタールドーハでのセントラル方式により実施(このグループのみ1回戦総当たり)。

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
カタール 9 3 3 0 0 14 0 14
スリランカ 4 3 1 1 1 4 4 0
インド 4 3 1 1 1 3 7 -4
フィリピン 0 3 0 0 3 0 10 -10

最終予選

グループA

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
サウジアラビア 14 8 4 2 2 8 6 2
イラン 12 8 3 3 2 13 8 5
中国 11 8 3 2 3 11 14 -3
カタール 10 8 3 1 4 7 10 -3
クウェート 8 8 2 2 4 7 8 -1

サウジアラビアが予選通過。イランはAFCプレーオフへ。

グループB

チーム 勝点 試合数 引分 得点 失点 得失点差
韓国 19 8 6 1 1 19 7 12
日本 13 8 3 4 1 17 9 8
アラブ首長国連邦 9 8 2 3 3 9 12 -3
ウズベキスタン 6 8 1 3 4 13 18 -5
カザフスタン 6 8 1 3 4 7 19 -12

韓国が予選通過。日本はAFCプレーオフへ。

※グループBの日本の一節ごとの詳細な経過についてはジョホールバルの歓喜#日本(B組)を参照のこと。

AFCプレーオフ

日本が予選通過。イランは大陸間プレーオフへ。

大陸間プレーオフ

アウェーゴールルールにより、イランが予選通過。

関連項目

脚注

  1. ^ 後藤健生 『アジアサッカー戦記 フランスW杯への長き道』文藝春秋、1998年2月、41頁。ISBN 4163537600 

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