サッカーカンボジア代表とは? わかりやすく解説

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サッカーカンボジア代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/24 06:34 UTC 版)

サッカーカンボジア代表
国または地域 カンボジア
協会 カンボジアサッカー連盟
愛称 Koupreys of Cambodia
監督 フェリックス・ダルマス
最多出場選手 ソス・スハナ英語版(73試合)
最多得点選手 ホック・ソチェトラ英語版(20得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合 1956年3月17日マレーシア
2-9
最大差勝利試合 1966年11月9日北イエメン
11-0
最大差敗戦試合 2019年10月10日イラン
0-14
FIFAワールドカップ
出場回数 0回
最高成績 -
AFCアジアカップ
出場回数 1回
最高成績 4位 (1972)
東南アジアサッカー選手権
出場回数 9回
最高成績 グループリーグ敗退 (1996, 2000, 2002, 2004, 2008, 2016, 2018, 2020, 2022)

サッカーカンボジア代表(サッカーカンボジアだいひょう)は、カンボジアサッカー連盟(FFC)によって構成される、カンボジアサッカーナショナルチームである。

ホームスタジアムは、首都プノンペンにあるプノンペン・オリンピックスタジアムアジアサッカー連盟(AFC)およびASEANサッカー連盟(AFF)に所属。

歴史

FIFAワールドカップへの出場はない。AFCアジアカップは、クメール共和国時代に1972年大会に出場、6か国中4位の成績を残した。出場はその1回のみである。

カンボジアでは、サッカーは非常に人気が高いスポーツであり、近年ではプロリーグも設立された。しかし、国際大会ではあまり良い結果を残しておらず、2012 ASEANカップの予選では、ミャンマーラオスブルネイ東ティモール相手に負けて最下位に終わる。

2015年11月17日にカンボジアのホームで行われた2018年W杯アジア2次予選日本代表戦では前半を0-0で終えるなど奮闘を見せた。なお、その試合は日本が2-0で勝利した。

2017年6月13日にホームで行われた2019年AFCアジアカップ3次予選では、2018年W杯アジア2次予選でホーム・アウェーともに敗れたアフガニスタンに1-0で勝利した。2018年8月12日、実質的な監督として本田圭佑ゼネラルマネージャーに就任し、フェリックス・ダルマスが登録上の監督として就任した。

2019年10月10日に行われた2022 FIFAワールドカップ・アジア2次予選イラン代表戦で0-14で敗れ、カンボジア代表にとってはワースト記録を大幅に更新する史上最悪の敗戦となった。最多得点差での敗戦は、1995年のインドネシア代表戦で0-10で敗れたのがワースト記録だった[1]。ただ、これは攻撃的姿勢をチームに根付かせるうえであえて守備固めをしなかったためで、この結果について本田圭佑は「失点を減らすだけのために試合をするなら、サッカーをやめたほうがいい」と語っている[2]

2021年に本田圭佑とのゼネラルマネージャー契約が延長されたが、監督のフェリックス・ダルマスは契約満了で退任し、後任として廣瀬龍の就任が発表された[3][4]。2023年4月2日、本田圭佑と廣瀬龍が退任しフェリックス・ダルマスが監督に再就任した[5]

2023年10月に小川雄大、2024年9月に水野輝といった日本から帰化した選手を招集している[6][7]

成績

FIFAワールドカップ

AFCアジアカップ

AFCチャレンジカップ

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
2006 グループリーグ敗退 3 1 0 2 4 6
2008 予選敗退
2010
2012
2014
合計 1/5 3 1 0 2 4 6

東南アジアサッカー選手権

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1996 グループリーグ敗退 4 0 0 4 1 12
1998 予選敗退
2000 グループリーグ敗退 4 1 0 3 5 10
2002 4 1 0 3 5 18
2004 4 0 0 4 2 22
2007 予選敗退
2008 グループリーグ敗退 3 0 0 3 2 12
2010 予選敗退
2012
2014
2016 グループリーグ敗退 3 0 0 3 4 8
H&A方式 2018 4 1 0 3 4 9
2020 4 1 0 3 6 11
H&A方式 2022 4 2 0 2 10 8
H&A方式 2024 4 1 1 2 7 8
合計 10/15 38 7 1 30 46 118

オリンピック

歴代監督

歴代選手

脚注

  1. ^ 本田圭佑のカンボジアが歴史的大敗…イラン戦の14失点はワースト記録大幅更新”. フットボールチャンネル (2019年10月11日). 2019年10月11日閲覧。
  2. ^ 「時計の針を10年進めた」...本田圭佑がカンボジアで起こした「革命」と、現地の評判”. Newsweek日本版 (2021年12月4日). 2022年12月12日閲覧。
  3. ^ 廣瀬龍テクニカルディレクターカンボジア代表監督就任”. Soltilo Tokyo FC (2021年3月26日). 2021年6月13日閲覧。
  4. ^ 八反誠 (2021年3月26日). “あのROLANDの恩師が本田圭佑と代表監督に”. 2021年6月13日閲覧。
  5. ^ 本田圭佑がGM退任のカンボジア代表、日本でもプレーした35歳のフェリックス監督が2年ぶり復帰”. Yahoo!ニュース (2023年4月2日). 2023年7月14日閲覧。
  6. ^ ゲキサカ編集部 (2023年10月10日). “山梨学院高出身MF小川雄大がカンボジア代表に初招集!! W杯アジア1次予選に参戦へ”. ゲキサカ. 2024年10月2日閲覧。
  7. ^ JUN, USAMI (2024年8月28日). “帰化戦略を本格化。水野輝・小川雄大の日系カンボジア人2名が代表に招集”. Football Tribe Japan. 2024年10月2日閲覧。

関連項目

  • カンボジアのサッカー英語版

外部リンク




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