サッカーインド代表とは? わかりやすく解説

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サッカーインド代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/23 13:50 UTC 版)

サッカーインド代表
国または地域 インド
協会 全インドサッカー連盟
FIFAコード IND
愛称 Blue Tigers
監督 イゴール・シュティマツ
最多出場選手 スニル・チェトリ(131試合)
最多得点選手 スニル・チェトリ(84得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合
 オーストラリア 5–3 インド 
(シドニー, 1938年9月3日)
最大差勝利試合
 オーストラリア 1–7 インド 
(シドニー, 1956年12月12日)
 インド 6–0 カンボジア 
(ニューデリー, 2007年8月17日)
最大差敗戦試合
 ユーゴスラビア 10–1 インド 
(ヘルシンキ, 1952年7月15日)
FIFAワールドカップ
出場回数 0回
AFCアジアカップ
出場回数 5回
最高成績 準優勝 (1964)

サッカーインド代表(サッカーインドだいひょう)は、全インドサッカー連盟(AIFF)によって構成されるインドサッカーナショナルチームである。

南アジアサッカー連盟(SAFF)に所属しており、南アジアサッカー選手権では大会最多となる9度の優勝を数える。AFCチャレンジカップでも2008年大会で優勝を果たしている。

概要

インド代表は、かつてはアジアの強豪国の一つに数えられていた。1950 FIFAワールドカップ・予選にアジアから出場した3カ国のうち(当時、アジアは第二次世界大戦直後で、植民地から独立した国は国家建設に忙しく、その他の国も復興の最中で余裕が無かった)、ビルマ代表(現:ミャンマー)とフィリピン代表が予選を棄権したため、1950 FIFAワールドカップ本大会出場権を得た。ところが、大会直前になって参加を辞退した。辞退の理由は、裸足での参加を国際サッカー連盟(FIFA)に拒否されたためといわれ、1952年ヘルシンキ五輪(インド代表は同五輪に出場し、裸足でプレーしている[1])の後、サッカー競技規則第4条競技者の用具の項でシューズ着用義務が明確に規定されるようになった。

上述のように、長年にわたり1950年W杯の出場辞退の理由が裸足でのプレーを拒まれたためと考えられてきたが、2011年にロサンゼルス・タイムズ紙が調査した結果、一番の大きな理由は、当時のインドにとってはオリンピックの方が重要で、ワールドカップの重要性は認識されておらず、財政難のAIFFがオリンピックに集中したかったためと判明した(もう一つの棄権理由とされるW杯の旅費も、実際にはW杯組織委員会が大部分を負担すると約束していたことが分かっている)[2]

1956年メルボルンオリンピックで4位入賞を果たし、ネビル・ドゥスーザ英語版が開催国のオーストラリア代表戦でハットトリックを達成した。この大会以外にも、1948年・1952年・1960年にも出場しているのでオリンピックには4大会連続で出場している。アジア競技大会においては、1951年と1962年に優勝、1970年に3位になった事がある。

成績

FIFAワールドカップ

AFCアジアカップ

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1956 不参加
1960 予選敗退
1964 準優勝 3 2 0 1 5 3
1968 予選敗退
1972 不参加
1976
1980
1984 グループリーグ敗退 4 0 1 3 0 7
1988 予選敗退
1992
1996
2000
2004
2007
2011 グループリーグ敗退 3 0 0 3 3 13
2015 予選敗退
2019 グループリーグ敗退 3 1 0 2 4 4
2023 グループリーグ敗退 3 0 0 3 0 6
合計 5/17 16 3 1 12 12 33

南アジアサッカー選手権

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1993
優勝
3
2
1
0
4
1
1995
準優勝
3
1
1
1
2
3
1997
優勝
4
3
1
0
12
3
1999
優勝
4
3
1
0
6
1
2003
3位
5
2
1
2
8
5
2005
優勝
5
4
1
0
9
2

2008
準優勝
5
4
0
1
9
3
2009
優勝
5
4
0
1
3
2
2011
優勝
5
4
1
0
16
2
2013
準優勝
5
2
1
2
4
5
2015
優勝
4
4
0
0
11
4
合計
11/11
48
33
8
7
84
31

AFCチャレンジカップ

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦
2006
準々決勝敗退
4
1
2
1
2008
優勝
5
4
1
0
2010
グループリーグ敗退
3
0
0
3
2012
3
0
0
3
2014
予選敗退
合計
4/5
15
5
3
7

ネルー・カップ

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1982 グループリーグ敗退 5 1 2 2 6 8
1983 3 0 0 3 2 5
1984 5 1 0 4 1 7
1985 3 0 0 3 2 5
1986 5 0 1 4 0 14
1987 3 0 2 1 2 4
1988 5 0 1 4 2 12
1989 5 0 0 5 2 9
1991 4 0 0 4 2 9
1993 4 0 3 1 3 5
1995 4 1 1 2 3 9
1997 4位 4 0 3 1 4 5
2007 優勝 5 4 0 1 13 3
2009 5 3 0 2 6 5
2012 5 3 1 1 7 4
合計 15/15 65 13 14 38 55 104

歴代監督

歴代選手

脚注

  1. ^ 松岡完「ワールドカップの国際政治学」朝日新聞社、1994年、P71
  2. ^ 裸足でのプレーを拒否されたため、1950年ブラジルワールドカップを棄権したのですか? - ロサンゼルス・タイムズ2011年7月19日

関連項目

外部リンク




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