サッカーカナダ代表とは? わかりやすく解説

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サッカーカナダ代表

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/06 15:09 UTC 版)

サッカーカナダ代表
国または地域 カナダ
協会 カナダサッカー協会
FIFAコード CAN
監督 ジェシー・マーシュ
キャプテン ミラン・ボージャン
最多出場選手 アティバ・ハッチンソン(104試合)
最多得点選手 サイル・ラリン(28得点)
ホームカラー
アウェイカラー
初の国際試合
 カナダ 2-3 アメリカ合衆国 
(ニューアーク, 1924年6月7日)
最大差勝利試合
 カナダ 11–0 ケイマン諸島 
(ブレイデントン, 2021年3月29日)
最大差敗戦試合
 メキシコ 8–0 カナダ 
(メキシコシティ, 1993年7月18日)
FIFAワールドカップ
出場回数 2回(初出場は1986
最高成績 グループリーグ敗退 (1986, 2022)
CONCACAFゴールドカップ
出場回数 19回
最高成績 優勝 (1985, 2000)

サッカーカナダ代表(サッカーカナダだいひょう、Canada men's national soccer team)は、カナダサッカー協会(CSA)によって構成される、カナダサッカーナショナルチームである。ホームスタジアムは、オンタリオ州トロントにあるBMOフィールド

歴史

カナダサッカー協会の前身となるドミニオンフットボールアソシエーション(1877年創設)およびウェスタンフットボールアソシエーション(1880年創設)の元で、カナダではサッカーが始められた。カナダ代表として初めての国際試合は1885年に開催されている。3チームが参加した1904年セントルイス五輪ではアメリカ代表の2チームを破って優勝した。その後は国際大会に縁が無かったが、1977年にCONCACAFゴールドカップに初出場。1985 CONCACAF選手権で初優勝を遂げ、1986 FIFAワールドカップでW杯初出場を果たした。2000 CONCACAFゴールドカップではホルガー・オジェックが監督を務め、2度目の優勝を達成した。

かつてのカナダ代表は、イングランド代表として活躍したオーウェン・ハーグリーヴスや、オランダ代表でのプレーを選んだジョナサン・デ・グズマンボスニア・ヘルツェゴビナ代表でのプレーを選んだアスミル・ベゴヴィッチモロッコ代表でのプレーを選んだヤシン・ブヌなど、カナダ出身であっても二重国籍などにより他国の代表を選ぶケースが多いなど人材の流出が著しく、代表チームの強化になってないという現状があった。しかし、2022 FIFAワールドカップ・北中米カリブ海3次予選ではアルフォンソ・デイヴィスバイエルン・ミュンヘン)やジョナサン・デイヴィッドリール)、サイル・ラリンマジョルカ)など欧州主要リーグでプレーするカナダ人選手も増えつつあり、彼らの活躍により予選1位となり36年ぶり2度目となる本大会出場を決めた。

大会直前の強化試合では日本代表と対戦して逆転勝利するも[1]グループリーグ初戦ではベルギー代表に0-1で敗北した[2]。続く2戦目のクロアチア代表戦では、試合開始直後にデイヴィスがヘディングでゴールを決めてW杯初ゴールを記録したものの1-4で逆転負けを喫し、これによりカナダのグループリーグ敗退が決まった[3]。最終節のモロッコ代表戦でも1-2で敗れたため、36年ぶりのW杯でも結局勝ち点を獲得することができず、カタールを去って行った[4]

2026 FIFAワールドカップではアメリカ代表メキシコ代表と共に開催国としての出場することが決まっている。

成績

FIFAワールドカップ

開催国 / 年 成績
1930 不参加
1934
1938
1950
1954
1958 予選敗退
1962 棄権
1966 不参加
1970 予選敗退
1974
1978
1982
1986 グループリーグ敗退 3 0 0 3 0 5
1990 予選敗退
1994
1998
2002
2006
2010
2014
2018
2022 グループリーグ敗退 3 0 0 3 2 7
合計 出場2回 6 0 0 6 2 12

FIFAコンフェデレーションズカップ

  • 2001 - グループリーグ敗退

CONCACAFゴールドカップ

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1963 不参加
1965
1967
1969
1971
1973 予選敗退
1977 4位 5 2 1 2 7 8
1981 5 1 3 1 6 6
1985 優勝 4 2 2 0 4 2
1989 予選敗退
1991 グループリーグ敗退 3 1 0 2 6 9
1993 3 0 2 1 3 11
1996 2 1 0 1 4 5
1998 棄権
2000 優勝 5 3 2 0 7 3
2002 3位 5 2 2 1 5 4
2003 グループリーグ敗退 2 1 0 1 1 2
2005 3 1 0 2 2 4
2007 ベスト4 5 3 0 2 9 5
2009 ベスト8 4 2 1 1 4 3
2011 グループリーグ敗退 3 1 1 1 2 3
2013 3 0 1 2 0 3
2015 3 0 2 1 0 1
2017 ベスト8 4 1 2 1 6 5
2019 4 2 0 2 14 6
2021 ベスト4 5 3 0 2 11 5
合計 18/26 68 26 19 23 91 85

コパ・アメリカ

NAFC選手権

開催年 結果 試合 勝利 引分 敗戦 得点 失点
1947 不参加
1949
1990 優勝 2 2 0 0 3 1
1991 3位 2 0 0 2 0 5
合計 2/4 4 2 0 2 3 6

歴代監督

歴代選手

W杯の大会メンバー

主な代表選手

歴代記録

出場数ランキング

2023年7月9日時点

  水色は現役代表選手
順位 選手 期間 出場 得点
1 アティバ・ハッチンソン 2003-2023 104 9
2 ジュリアン・デ・グズマン 2002-2016 89 4
3 ポール・スタルテリ 1997-2010 84 7
4 ランディ・サムエル英語版 1983-1997 82 0
5 ドウェイン・デ・ロサリオ 1997-2015 81 22
6 マーク・ワトソン英語版 1994-2004 78 3
7 ミラン・ボージャン 2011- 77 0
8 ジョナサン・オソリオ 2013- 68 9
9 リンドン・フーパー英語版 1986-1997 67 3
10 サミュエル・ピエット 2012- 66 0
アレックス・バンバリー英語版 1986-1997 16

得点数ランキング

2023年7月9日時点

  水色は現役代表選手
順位 選手 期間 得点 出場
1 サイル・ラリン 2014- 28 62
2 ジョナサン・デイヴィッド 2018- 25 42
3 ドウェイン・デ・ロサリオ 1997-2015 22 81
4 ルーカス・カヴァリーニ 2012- 19 40
ジョン・キャトリフ英語版 1984-1994 43
デイル・ミッチェル英語版 1980-1993 55
7 トゥセイント・リケッツ 2011-2020 17 61
8 アレックス・バンバリー英語版 1986-1997 16 66
9 アリ・ジェルバ英語版 2005-2011 15 31
ジュニア・ホイレット 2015- 59

脚注

関連項目

外部リンク




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