*腕*とは? わかりやすく解説

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うで【腕】

読み方:うで

人やの、肩から手首までの部分また、手の部分含めていう。「—が長い」「—を組む」

物事をする能力技量うでまえ。「—の見せ所

腕の力。腕力転じて武力にもいう。「—にものを言わせる

道具などで、横に突き出た部分腕木(うでぎ)。「クレーンの—」

動物前足や、タコ・ヒトデなどの物をつかむ働きをする器官

[補説] 古くは肩からひじまでを「かいな」、ひじから手首までを「うで」と区別した。「かいな」は相撲用語として現代でも用いる。肩からひじまでは「二の腕」ともいう。

[下接語] 片腕利き腕五十腕四十腕・凄(すご)腕・二の腕細腕右腕・痩(や)せ腕・両腕


かいな〔かひな〕【腕/×肱】

読み方:かいな

【一】[名]「うで」の古い言い方。肩からひじまでの部分二の腕また、肩から手首までの部分もいう。うで。

【二】接尾助数詞。手を動かして舞うところから、舞の手数えるのに用いる。

「二—三—舞ひかけって」〈盛衰記・三〉


ただむき【腕/×臂】

読み方:ただむき

うで。肩からひじまでを「かいな」というのに対して、ひじから手首までの部分

「白—(ま)かずけばこそ」〈記・下・歌謡


た‐ぶさ【腕/手房】

読み方:たぶさ

て。てくび。また、うで。

折りつれば—にけがる立てながら三世の仏に花奉る」〈後撰・春下〉


わん【腕】

読み方:わん

常用漢字] [音]ワン(呉)(漢) [訓]うで かいな

[一]ワン

うで。「腕章腕力右腕前腕鉄腕扼腕(やくわん)」

うでまえ。「才腕手腕敏腕辣腕(らつわん)」

[二]〈うで〉「腕前腕輪片腕細腕右腕


うで 【腕】

古代エジプトでは腕は力や活動象徴だった。ツタンカーメン王玉座の背に太陽神アテンからの光線が腕として描かれている。仏像千手観音あらゆることを救うとして千本の腕を持つ(実際造形では多数でそれを表現)。イギリス古代英雄ベーオウルフは、怪物の腕を切り落としたというが、日本にも渡辺綱平安中期武人)が鬼の腕を切り落とした話がある。

作者香山滋

収載図書香山滋全集 第1巻 海鰻荘奇談
出版社三一書房
刊行年月1993.12


作者柳美里

収載図書
出版社メディアファクトリー
刊行年月2000.2


作者永野春樹

収載図書フーコー短編小説傑作選 15
出版社フーコー
刊行年月2004.7


作者平山夢明

収載図書東京伝説ゆがんだ街の怖い話
出版社竹書房
刊行年月2005.5
シリーズ名竹書房文庫


作者筒井ともみ

収載図書うつくしい私のからだ
出版社集英社
刊行年月2007.4


読み方:うで

  1. 汽車電車車掌。〔第二類 人物風俗
  2. 車掌腕章より。
  3. 電車汽車車掌。〔掏摸
  4. 車掌のこと。腕章より出たもの。

分類 掏摸


読み方:うで

  1. 実力のことをいふ。
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/05/13 14:56 UTC 版)

上腕

(うで、かいな)とは、人間のからまでの部分のこと。

人間の腕は医学的には、上肢(じょうし)と呼ばれる事が多い。腕はを境に、肩に近い方を上腕(じょうわん)、手の方を前腕(ぜんわん)という。

人間の腕の解剖学的構造

腕の骨

腕の筋肉

ヒトの筋肉(上腕深部)
ヒトの筋肉(上腕表面付近)
ヒトの筋肉(前腕)

腕の神経

  • 上腕
  • 前腕
  • 手指

腕を表す日本語

うで(腕)
現在は肩から手首を指す。だが、奈良時代頃は「手首あたり」を指した[1]。その頃は肘から下は「ただむき」と呼ばれていたが、いつしか「腕」がただむきより多く使われるようになり、前腕、すなわち肘から手首の事を指していた[2]
かいな(腕・肱)
上腕、すなわち肩から肘を表す古語。今でも相撲ではこの語を使う。ただし、肩から手首までを指す事もあった。
二の腕(にのうで)
上腕に同じ。古くは「一の腕」といっていたが、いつしか誤用されて二の腕というようになったとも言われる[2]。語源は上腕二頭筋から来ているとの説があるが、裏側の上腕三頭筋も含めて「二の腕」と表記することが多い。

生物学と腕

生物学的には「人間の腕は哺乳類の前肢にあたる」とも、反対に「哺乳類の前肢はヒトの腕にあたる」とも表現可能である。

動物の体の名称に「腕」を用いる例はごく少ない。以下のような例がある。

また、などの前肢の部位のを「ウデ肉」と呼称する。

腕を用いた慣用句・言葉

「腕」という言葉は、日本語においてはそのまま技術、力量といった言葉に置き換える事が出来る。

  • 腕に縒りを掛ける - 丹精込めて作ること。
  • 腕組みする - 思案している様子の比喩表現。
  • 腕を振るう - 力量、技術を存分に出すこと。
  • 腕試し - 力量、技術を試すこと。
  • 腕枕 - 眠る際に腕を曲げて自分の、広げて他の人のにすること。
  • 腕を磨く - 練習や訓練、実践を通じて技術を高めること。「腕が上がる」とはその結果のこと。反対語は「腕が鈍る」、上がるに対しては「腕が落ちる(下がる)」と表現する。
  • 腕が鳴る - 技術を試す機会に恵まれ、期待が高まること。

脚注

  1. ^ 日本国語大辞典第2版(小学館)」
  2. ^ a b 夏に気になる二の腕、昔は「一の腕」だった?

出典:『Wiktionary』 (2021/09/19 11:19 UTC 版)

発音(?)

名詞

  1. (うで)ひじと手首との間。
  2. (うで)意味1より転じて、肩と手首の間の総称
  3. (うで)わざまえ技量
  4. (うで)
  5. (うで)腕木

熟語


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「 腕」の例文・使い方・用例・文例

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