電波少年的ペナントレース
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 08:55 UTC 版)
「進ぬ!電波少年」の記事における「電波少年的ペナントレース」の解説
『雷波少年』の「雷波少年系熱狂的巨人ファン」や「雷波少年系熱狂的巨人ファンvs阪神ファン」「雷波少年系熱狂的巨人ファンvs中日ファン2000」からの派生企画で、セントラル・リーグの球団ファンの芸人6人が集結し、2002年のシーズンを通してファンのチームを応援するというものであった。参加者は、以下の通りである。後にT部長は、「パ・リーグ版もやりたかった」と語っている。 ファン球団 所属事務所 参加者(所属するユニット名) 読売ジャイアンツ 松竹芸能 松井成行(シンデレラエキスプレス) 阪神タイガース ホリプロ 菊池保博(007) ヤクルトスワローズ ホリプロ 山本洋兵(こてんぱん) 中日ドラゴンズ 人力舎 大津つよし 広島東洋カープ サンミュージック うめ(楽天) 横浜ベイスターズ 浅井企画 モンモン 部屋 各部屋にはそのチームのプレートが張ってあり、試合が始まるとそのプレート部分が下に下がり、テレビが現れる。音声はヘルメットに付いたヘッドフォンから流れる。応援するチームの試合のテレビ放送がない場合は、別の部屋と同じ試合が流され、途中経過及び結果が流れるのを待つというルールだった。また順位に合わせ、参加者が生活する部屋や服装が以下の通り変動する。これは『人気者でいこう!』の「芸能人格付けチェック」を基にしたもので、同率の場合は得失点差で決まる。各部屋の名称は携帯サイトによる。 順位 部屋名 床 照明 寝具・家具 服装 1位 ゴージャスな部屋 カーペット シャンデリア ベッドいすテーブル フルのユニフォーム 2位 控えめな和室 畳 蛍光灯 布団和机 1位の服装からズボンを脱ぐ 3位 ワイルドな空間 フローリング 裸電球 寝袋ちゃぶ台 2位の服装からさらに上着を脱ぐ 4位 床一面すのこ!これは贅沢… すのこ ランプ 座布団みかん箱 3位の服装からさらにブリーフを脱ぐ(ここが最大のポイント。これによりBクラスは常にフルチンとなる) 5位 斬新な部屋 むしろ ろうそく 家具と寝具兼用のダンボール 4位の服装からさらにアンダーシャツを脱ぐ 6位 何もない部屋 土間 なし(厳密にはテレビの光) 寝具代わりの新聞紙 5位の服装からさらにソックスを脱ぐ(要するに全裸) ルール 試合に勝てば1日3食ゲット(近所の定食屋からの出前が取れる)。負ければ、勝つまで食事抜きとなってしまう。翌日が移動日・中止により試合が無い場合、その日の勝敗に引き続き食事の有無が決まる(勿論、前試合で負けていれば、そのまま食事抜き)。 3連勝すると「ボーナス箱」、3連敗すると「ドクロ箱」を引き指示に従う。ボーナス箱特典の「負けた翌日の特別定食」として、阪神には「かち割り定食」(かち割り10袋とライス)、ヤクルトには「ヤクルト定食」(ヤクルト10本)があった。またボーナス箱の特典の1つでもある「1位部屋に1泊」を引くと、1位部屋の人はボーナス箱を引いた人の部屋に1泊移動しなければならない。これとは逆に、ボーナス箱でありながら「6位部屋に1泊」というものがあった。これを1位部屋にいた菊池が引いてしまい、開幕からずっと6位部屋であったモンモンだけは1位部屋に1泊移動することになったが、6位部屋の全裸生活に慣れてしまったので、1位部屋で寝ることが出来なかった。 勝敗に関係なく、その日のチームが打ったホームラン1本につき「ホームランバー」を獲得する。負け続けたチームのファンは、ホームランバーが命綱となった。 オールスターゲームのときは全員がセ・リーグを応援する。負けると1位の人が「敗戦ドクロ箱」を引く。そのとき1位だった松井が引き、全員が6位部屋へ移動となった。また菊池がボーナスで引き当てたサッカー2002 FIFAワールドカップの試合がある日は全員が日本代表を応援し、日本が勝てば相手国の名物料理が食べられるというルールになっていた。ただし、チュニジア戦で勝利した際は、駄洒落でチャンジャが振舞われた。 1位と2位が10ゲーム差以上になった場合、2位以下のチームが1位のチームの試合を見る。1位のチームが勝つと2位以下のチームは食事抜きとなり、1位のチームが負けると2位以下のチームが食事獲得。1位にマジックが出た場合、2位以下のチームが全裸になり6位部屋で1位のチームの試合を見る。マジックが減ると2位以下のチームは食事抜きとなり、マジックが減らないと2位以下のチームが食事を獲得できる。マジックが消えたら全チーム元に戻ってしまう。 企画の経過 当初は6人6様の応援が見られたが、モンモンが5月の横浜が長期連敗によって11日間食事抜きとなり、全裸で尚且つ新聞紙を使って土間で寝ると言う環境の悪さから体調不良を訴え診察を受ける羽目に陥り、事の次第を聞いた医師は怒りを通り越して呆れ果てたという。結局、モンモンの体調不良は極度の栄養失調が原因であり、医師からの「無理」の一言でドクターストップ(=強制リタイア)を宣告されて企画から退場した。その後、チアガールオーディションを開くも「全裸になりたくない」との至極当然な理由から女性応募者ゼロ。その際女装したモンモンが「モンモン子」と名乗り応募しようとオーディション会場に現れるが、その後二度と現れなかった。次にモンモンが電波少年シリーズに登場したのは、シリーズ末期の後継番組での企画であった。 残りのシーズンは5人での応援となったが、菊池が6月の阪神の長期連敗によりモンモンの11日を越える14日間食事抜きとなり、やはりドクターストップを宣言された。この時「これ以上仲間が消えるのは嫌だ」と松井が食事を譲るなど、全員が阪神を応援した。そして阪神は「負ければ本当にリタイア決定」となるラストチャンスの試合にも勝利し、菊池はかろうじてリタイアを免れた。 2002年は読売ジャイアンツがリーグ優勝(同年は日本一も果たした)し、松井が「巨人とビールかけ(「巨人」は当時ギネスブックにも掲載されていた身長の世界記録保持者)」→「さぁ、原の胴上げ」(サハラ砂漠で胴上げ)→「契約更改」(カヤック紅海)→帰ろ。(カイロ)とV旅行を味わった。優勝直後、他の芸人に胴上げされた。V旅行の模様は『電波少年に毛が生えた 最後の聖戦』内で放送された。
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