隼次郎の魔球とは? わかりやすく解説

隼次郎の魔球

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 07:35 UTC 版)

あばれ!隼」の記事における「隼次郎の魔球」の解説

魔球はその誕生経緯から、概ね特訓によって培った魔球と、偶発的に完成され魔球とに分けられる初期主要な魔球であるパイルボールWハリケーンオズマについてはそれぞれ投げた時の手の形がジャンケンと同じチョキパーグーになっていることが、当時掲載紙1983年4月読者コーナー指摘されている。なお、本作では次郎以外に魔球投手はあまり登場しなかった。 パイルボール ボクシング部時代得意技、「パイルアッパー」を元に開発した魔球特訓によって培ったのであるアンダースローから繰り出される球は時速160km以上の球速出し防球ネット突き破り木をなぎ倒すほどのパワーを誇る。そのため一文字竜以外の捕手キャッチ出来てそのままボール一緒に弾き飛ばされてしまう。投球時にマウンドの土をえぐってしまうので柳生イリーガルピッチみなされ試合では使えない」と指摘されたことからフォーム改良し試合使えるものにした。しかし後にプッシュバントに弱い・腕関節太もも痛めやすいという弱点発覚する当初は「ハヤブサパイルボール」と表記された。後述のようにWハリケーンパイルボールからの発展技であり、Wハリケーン開発の過程立った状態でも投げられる様になり、前述の、投球位置が低いため土を一緒に投げてしまうという欠点解消されている。大仏高戦終了後に、柳生指摘した二つ欠点について月下は、当初推測していた「凄まじい威力のため取れ捕手がいない(竜の加入解決)」、前述の「一緒に土くれ投げてしまう(投球の際に足で飛んだ土をガードする事で解決)」ではなく本当は、「体を痛めてしまう危険なボール」や、「ボール周辺発生している空気の渦を上回るスピードパワー持ったスイングには効果がない」の二つだったと推測している。 クリスタルレインボー パイルボールナイター照明効果七色光るもの次郎投げているのは本来のパイルボールなので、偶発的な要素もある。具体的に雨粒ボール反射して光るものであり、雨の日しか投げられない。ただし、で土が飛ばないため、投球方法以前フォーム使え、足への負担が減るという利点がある。 Wハリケーン ボール環状回転し分身しながら飛んでいく魔球グローブ上空放り投げ両手投げる。ボクシングのダブルフックを元に特訓によって開発された。雑誌掲載時(1982年10月号)の特集によればパイルボール要領からさらに左手擦り付けて回転与えることでWハリケーンになるという投球プロセス説明されており(この特集前に劇中柳生気付いて解説している)、実際に劇中ではWハリケーン投球フォームからパイルボール投げたこともある。一旦グローブ空中放り投げて投球し投げ終わった時にグローブキャッチしなければならないため、ピッチャー返し弱く連投すると指に血豆ができてしまう欠点がある。投球の際、「バチィッ」という特有の音を生ずる。回転していたボールミット直前では一つになるため、「青山アメリカンスクール」の主砲ブラックサイクロンはそこを狙って打ち返す戦法使ったが、それは柳生が既に「あの位置では当てることが出来て絶対に飛ばせない」ことに気付いていたもので、金属バットさえ折ってしまう程重くなる。当初は「ハヤブサ・ダブルハリケーン」と表記された。次郎投げている場面描かれたのはプラモ学院との練習試合までである。 なお、次郎投げて申丹投げて球速は160kmジャストで、時計様に正確で、常に一定、「バチィッ」という音を発するところまで同じであり、そこから対Wハリケーンの「V打法」が生まれたWハリケーン・オズマ Wハリケーン次郎成長と共に進化し試合中編み出され魔球次郎がダブルハリケーンを投げようとしたのが、筋肉生まれ変わったことによって誕生した偶発的な魔球ボール渦状回転しながら飛んでいく。実は最後まで渦状見えるのは残像よるもので、実際ボール途中から直球変化して進んでいる。編み出した試合終盤には早くも柳生打たれてしまったが、その後Wハリケーンと共に主力魔球として活躍した申丹一回だけ投げることができた。次郎投げている場面描かれたのは春の選抜までである。 ミラクルZ 竜がイチョウの木を回し蹴りしたとき、イチョウ落ち速度変わったことをヒントに、回し蹴り特訓基礎にして編み出された。時速60kmの超スローボールが、打者の手元で急激に変化し時速160kmの剛速球としてミット吸い込まれる空手後ろ回し蹴り行なったあと空中舞い、ほとんど逆立ちに近いアクロバティック投球フォームから放たれる。この回し蹴り変化の元となる真空空間打者の手前に作る。しかし投球時の回し蹴りは脚に激し痛みを伴う血行障害生み出し次第次郎苦しめることとなる。当初パイルボールベース開発試みたがうまく行かなかったため、結果的にパイルボール応用せずに完成した初の魔球となった投球の際の手の形はパー次郎投げている場面描かれたのは、月下中学時代の同級生巌流蒼太打たれた時までである。 ミラクルZ II 春の選抜で、右手人差し指負傷した次郎が、柳生投げたミラクルZから偶発的に誕生した。後に単に「Z II(ゼットツー)」と呼ばれるようになったボール縦に2つ分裂して飛んでいく。分裂ボール高速上下移動するため起こる。実際ストライクゾーン通っているが、審判肉眼ではそこまで見えないため、身長の低い打者だと「上下ボールともストライクゾーン外れていた」と見なされてボール宣告されることがあった。利き腕である右手人差し指突き指をかばうため、人差し指親指のみを伸ばした状態でミラクルZ投げたことがきっかけで生まれた偶然の産物だったため突き指治ってからは上手く投げられなくなったが、投球前に体を激しく回転させて強くはじくことがコツ分かってからは常に投げられるようになった。手の形も小指含めた3本の指を立てて投げるようになり、後にその力の加減で分裂の幅が変化することも判明した。二年夏の神奈川大初戦古瀬高の信長ミット手前一つになったところを狙い撃たれ(この描写からその時Wハリケーンのような金属バットさえ折る威力はない事が分かる)、試合中流星ボール完成させた事、その後医者から魔球禁止ドクターストップかかったため、結局正式に完成してからは柳生には投げていない。 流星ボール ボールが星に包まれハレー彗星のような輝き放ちながら飛ぶ。打者の手元で星が消えボール消える。ボールを包む輝く星次郎の汗から生み出される両手広げ胡座掻いたようなフォームから投げる。2年生時の神奈川県予選初戦古瀬高校戦の最中誕生したが、誕生プロセス不明である。その後甲子園大会1回戦でも多投されたが、その後上記ドクターストップかかった。そのため、誰にも打ち崩されることがなかった。 最後の魔球(名称なし) ドクターストップ直球以外の投球禁じられ次郎が、柳生との対決投げた最後渾身の直球が偶然魔球となったもの。打者柳生の手元でボール見えなくなるほどの強烈な光を放ちながらミット吸い込まれた。見送った柳生は「あいつ、最後の最後でまた新魔球を...」と呆然としていた。そしてこれが次郎投手生命最後の1球となった

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