阿久根市副市長としてとは? わかりやすく解説

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阿久根市副市長として

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/10 18:04 UTC 版)

仙波敏郎」の記事における「阿久根市副市長として」の解説

2010年7月25日鹿児島県阿久根市竹原信一市長専決処分によって同市の副市長選任された。2010年7月初旬竹原市長から打診があり、7月中旬講演のために訪れた群馬県竹原3日間行動をともにしたときに副市長就任の話が固まった仙波無報酬ボランティアやることを自ら申し出た が、寄付行為になることが分かり適わないので、報酬減額申し出たうえで、減額後の給与共済掛け金除いて法務局供託することにした。 8月2日副市長就任副市長選任について竹原議会招集せず地方自治法によって副市長選任条件とされている議会承認受けないまま、市長専決処分によって行った。 これに対して鹿児島県知事伊藤祐一郎は、仙波副市長人事違法な状態での専決であり、法的効力疑問がある、と批判した。このことによって鹿児島県は、仙波副市長就任法的に無効であるとして、仙波副市長ではなく一般職員として扱う方針県庁内に通達した。 また、仙波副市長選任について、総務省行政課は「もともと違法な処分なら、不承認の議決以前無効だ」との見解示した が、いっぽうで同省の担当者はこの選任8月25日時点法的に有効な状態なのかについて「コメントできない分からないとしか言いようがない」としている。 地方自治法179第1項において専決処分は「普通地方公共団体議会成立しないとき、第113ただし書場合においてなお会議を開くことができないとき、普通地方公共団体の長において議会議決すべき事件について特に緊急を要することが明らかであると認めるとき、又は議会において議決すべき事件議決しないときは、当該普通地方公共団体の長は、その議決すべき事件処分することができる。」と定められている。 市職員人件費に関する張り紙はがしたとして懲戒免職処分となり、鹿児島地裁免職処分効力停止認められたものの、市側から復職拒否されていた職員を、8月3日から復職させた。 8月16日課長会で、市役所中枢である総務課企画調整課・財政課所属する職員全員市職員労働組合からの脱退求め、それに従わない職員配置転換検討する方針示した。これに対して自治労鹿児島県本部は、組合員であることを理由にした配置換え言及した点について、不利益な取り扱い禁じた地方公務員法の規定違反する可能性がある、と反発している。 8月25日、約半年ぶりに竹原市長が市議会出席し仙波副市長就任人事案が審議されたものの、議会同案否決した副市長に関する審議では、反市長派の議員から「専決処分地方自治法反する。仙波副市長席に座っていること自体問題だ」との批判出た。それに対して仙波は「手続き踏んだ専決処分議会議決優先するので私は完全に副市長だ」と述べた。この発言について鹿児島県知事伊藤祐一郎は、「(議会に)報告えすれば正当性得られたように振る舞うのはいささか不可解法的な正当性があるとは考えていない」と批判した議会運営委員長の櫁柑幸雄は、「議会副市長認めていないのだから自主的に退席するのが筋だ」と批判した仙波は、自分副市長就任案が議会不承認とされた場合でも「司法の場違法判断されない限り辞めない」と主張した。これについても伊藤知事は「面白考えだ」と疑問呈した8月26日市議会終了後記者会見で「仙波氏」と呼びかけ記者対し仙波は「あなたは(私を副市長と)認めてないんですか。認めないんですね」と詰め寄る一幕をみせた。 2010年9月17日総務大臣に就任した片山善博は、「総務大臣としてというよりも一人地方自治法関心の深い者」として「専決処分というのは厳格に要件決まっている。阿久根市今回ケースはこの要件満たしていない。そもそも市長議会招集していなかったのだから違法であり、その違法な状態で行った専決処分根っこから違法副市長選任もすべて無効」との認識示した9月29日阿久根市議会は、仙波副市長選任無効とし、さらに議場からの退席求め決議賛成多数可決したまた、市長との会談における市議会議長発言について市長議員追及したものの議長答弁拒否休憩入った後、議長答弁求めて市長議員が鍵をかけ議場封鎖、反市長議員が扉を押し切って議場なだれこむという混乱態となった。再開され議会では、決議もとづいて議長仙波議場からの退席要求したが、竹原市長はこれを拒否した10月25日仙波違法な専決処分副市長選任し8月以降阿久根市月給38400円を支払わせて損害与えたなどとして、九州・沖縄8県と秋田県弁護士25人が竹原市長を背任容疑鹿児島地検刑事告発した。同地検は10月28日付で告発状受理した告発共同代表の3人の弁護士はいずれ自由法曹団団員で、うち1人仙波裏金告発した際の代理人1人でもあった。 2009年4月降格させ、市公平委員会2010年2月降格処分取り消し決定した職員3人について、竹原市長は仙波説得応じ10月22日26日付で元の役職復帰させた。 11月22日仙波提案により、退職申し出た総務課長選挙管理委員会事務局長兼任)の後任群馬県警大河原宗平警部補任命した市役所課長クラス全員就任断られたため外部からの登用となったという。

※この「阿久根市副市長として」の解説は、「仙波敏郎」の解説の一部です。
「阿久根市副市長として」を含む「仙波敏郎」の記事については、「仙波敏郎」の概要を参照ください。

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