阿久根市政混乱への対応
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/23 03:39 UTC 版)
阿久根市長就任後、前市長の竹原信一による専決処分について、違法性の高いものは見直す意向を示し、就任当日、辞意を表明していた副市長の仙波敏郎(竹原の専決処分により選任)を解任した。 仙波副市長の推薦により、阿久根市役所総務課長兼選挙管理委員会事務局長に就任した元群馬県警警部補の大河原宗平について、条件付き採用期間中のため正式採用をしない方針を示したうえで、決裁権のないポストである市民環境課参事に異動させて事実上更迭し(その後、市教育委員会参事(学校給食センター給食費収納対策担当)に異動)、その後任に、竹原前市長が初当選した2008年当時の総務課長を復帰させた。 市役所内に竹原前市長が掲示した、市役所の人件費に関する張り紙を剥がし、竹原により懲戒免職処分を受けた元市民環境課係長を、総務課主幹(課長補佐級)に起用した(2010年8月に復職し、副市長付主幹兼行政改革推進担当係長に着任していた)。 2011年の阿久根市長選に立候補した際の選挙公約で、「4年間で15%の職員給与削減」を掲げていたが、当選後、竹原前市長が専決処分で決定した市職員のボーナス50%削減を撤回する意向を表明。告示直前の討議資料では「職員給与の削減は、ボーナスがカットされた総支給額をベースに、さらに4年間で15%カットを目指す」と記載していたため、「公約違反ではないか」との批判が上がった。 阿久根市長就任当日、竹原前市長の指示により市長室のガラス戸に貼られていた目隠し用のシートを剥がした。 竹原前市長の下での市政に対しては批判的であるが、「市民全員が市政のことを考えるようになった。そういう機会を与えた」との評価も述べている。
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