采配面とは? わかりやすく解説

采配面

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 09:56 UTC 版)

アレックス・ラミレス」の記事における「采配面」の解説

采配データに基づく緻密な分析野球」の傾向が強いが、「情に厚い」面もある。DeNA功労者である三浦大輔引退試合先発起用して7回途中まで登板させた。2016年シーズン山﨑康晃梶谷隆幸ホセ・ロペスなど主力位置付けているが不調に苦し選手は、復調信じて辛抱強く起用し続けてスランプ誰しもがある。大きなスランプの後には大きな波がくる。自分現役時代経験でもそうだった」と述べている。その後2019年シーズン宮崎敏郎2020年シーズンタイラー・オースティンなどが辛抱強く起用し続けた例として挙げられ、彼らは後に復調している。 また、佐野恵太才能見出した事でも知られる佐野ドラフト9位という最下位指名だったが、1年目には開幕一軍起用2年目以降代打として一軍定着させた。4年目2020年にはキャプテン及び4番打者指名佐野はその年首打者獲得して飛躍果たした自身現役時代経験から「外国人選手メンタルケア監督大きな仕事」と考えており、「ここ日本では全てやり方が違う。メンタルも全くも違う。野球野球同じだけど、全く違うやり方なんだ。僕ら日本の野球合わせなければならないそんな中大事なのは、そういうこときっちり伝えコミュニケーションだね。新しく入ってきた選手とは必ず、日本での違いについて話をするようにしている」と述べている。 自身の形に拘らない柔軟性もあり、就任当初梶谷2番打者として起用することをチーム基軸一つとしていたが、チーム状況梶谷自身の状態に応じて起用法変化させ、2016年シーズンレギュラーシーズン梶谷2番打者起用は8試合であったこの年梶谷107試合出場して最多3番としての47試合で、ポストシーズン出場7試合中5試合2番打者として起用された。 攻撃面では、就任当初から盗塁犠打増加画策していたが、最終的に俊足でない強打者が揃うチーム事情考えてスモールベースボール断念している。在任期間中のチーム犠打数は全ての年でリーグ最少で、盗塁数もリーグ最下位3度(17年19年20年)記録している。 打順に関しては、2017年から投手を8番、倉本寿彦勝負強さのある野手を9番に置く独自の打線形成した一般的には走力のない捕手などを8番、投手を9番に置くが、「俊足ではない8番の野手出塁しても、9番の投手犠打ダブルプレーになるリスクが高い。それなら最初から8番に投手、9番に野手置いてトップバッター良い流れつないだほうが得点可能性広がる。」という持論根拠としている。8番・投手犠打確率向上させるため、7番には出塁能力俊足兼ね備えた選手置いた。また打順多く回ることや、出塁した野手の9番打者ホーム返す意図から、2番打者には梶谷ネフタリ・ソト筒香嘉智オースティンといった強打者配置することも多かった捕手起用への拘りも強い。就任当初練習試合2018年にはベンチからラミレス自身試合中配球指示していた。更に試合序盤に「流れを変えるため」などの理由バッテリーではなく先発捕手のみを交代する事も度々あった。また、データとしてバッテリー毎の防御率」を重視し2020年前年最も出場していた伊藤光を「マスクかぶった時の防御率が悪い」事を理由二軍降格させたほか、打率.327と打撃好調だった嶺井博希ではなく打率.212の戸柱恭孝を正捕手として起用した。戸に関して監督退任後も能力高く評価する発言見受けられる先発投手には故障離脱リスクから完投勝利を求めず、「基本的に1試合100球以上投げさせるべきではない」「5回までしっかりと投げてくれれば合格だ」と自著述べている。先発好投していても100球に到達する前に交代させる事もあった。また、監督後期には先発投手故障者が続出したこともあって試合序盤の短いイニング中継ぎ任せオープナー採用した(正確にブルペンデー)。 先発投手交代判断早いことや、イニング途中で継投好んだことも起因し救援投手登板数は毎年多かった2017年山崎康晃三上朋也砂田毅樹パットン田中健二朗の5人が60試合以上登板し2018年砂田が、2019年エドウィン・エスコバー三嶋一輝70試合以上登板した小刻み継投策は各紙から「マシンガン継投」とも評された。一方で2017年CSファイナルステージでは先発今永昇太濱口遥大中継ぎ回した継投策が功を奏しチーム19年振り日本シリーズ出場導いている。 また、在任期間全ての年で「12球団最多故意四球」を記録した申告敬遠導入される急増し導入初年度2018年には前年14敬遠の4倍となる56敬遠記録した監督としての通算成績692試合33633719分、勝率.499。通算336勝は別当薫三原脩次いで球団3位3度Aクラス入り別当三原権藤博に次ぐ球団4人目快挙だった。在任中はセ・リーグ4球団から勝ち越し一方で阪神タイガースには通算44746分苦戦し続けた2020年トークショーでは 「毎回阪神のことを話すと悪夢がよみがえる」と苦笑い浮かべた

※この「采配面」の解説は、「アレックス・ラミレス」の解説の一部です。
「采配面」を含む「アレックス・ラミレス」の記事については、「アレックス・ラミレス」の概要を参照ください。

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