采薇の歌
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/05 04:25 UTC 版)
餓死の直前に作ったとされる。武王が紂王を放伐して天下を制したことを非難し、太古の有徳の王を懐かしんだ歌。詩経には載っておらず、逸詩といわれる。 西山に登り 薇を采る暴を以て暴に易え その非を知らぬ神農・虞・夏忽焉として没す 我いずくにか適帰せん于嗟徂かん 命の衰えたるかな 現代語訳 首陽山に登り ワラビを採って暮らそう暴によって暴にかわり、その非に気づかない神農や舜帝、禹王の世は今はない。 いずこに行けばよいのかああ、もうおしまいだ。 天命も衰えた
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