評判と行為の拡大
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/20 06:20 UTC 版)
ホアン・マンはオーストラリア「テン・ニュース」でレポーター、アンジェラ・ビショップにインタビューされている。 「フリー・ハグズ・キャンペーン」のビデオ・クリップはYouTube上で大量の積極的な反応を受けた。4万5000人以上がレーティングに投票したが、平均が星五つ中四つという高いものだった。2007年4月現在では1500万以上のページ閲覧、2万6000以上のコメント、「お気に入り」ビデオ入りは 7万9000以上に達している。またサイト全体でも最多閲覧から10番目に位置している。同ビデオは2007年3月27日に発表された「YouTube・アウォード・2006」投票結果により"Most Inspirational(今年最も気持ちを高揚させてくれたビデオ)"賞を受賞している。 2006年10月4日、二人の学生(ショーン・ガーツ、クリス・ブレジンスキー)が米国オレゴン州のウィルソンヴィルのウィルソンヴィル高校でフリー・ハグズを実行した。 台湾のカレッジの学生、ユー・ツウェイは2006年10月に台北で「ハグ・エヴリワン・イン・台湾」キャンペーンを始めた。 ピット・ストリート・モールでの大規模な「フリー・ハグズ」の決行が、ニューサウスウェールズ州 の労働者の日〔2006年10月1日 オーストラリアでは祝祭日「労働者の日」の日付は、州ごとに異なっている〕に設定され、この告知がYouTubeや他メディア報道で大量に伝達された。 2006年10月後半にはイタリアのいくつかの都市で、組織的に「フリー・ハグズ・キャンペーン」が行われた。 2006 年10月27日には米国イリノイ州のマッケンドリー・カレッジの学生たちが、ワールド・シリーズ5回戦の始まる直前のブッシュ・スタジアム(ミズーリ州セントルイス)の前で「フリー・ハグズ」を行った。この様子がメジャーリーグの公式サイト「MLBドットコム」を初めとする各メディアに採り上げられた。 2006年10月30日、マンは米国のオプラ・ウィンフリーに彼女の番組「オプラ」出演依頼を受けた。この番組のプロデューサーかかりつけの医者が、 YouTubeで「フリー・ハグズ」ビデオを見て進言したからだという。マンは当日の朝、収録スタジオの外に出て、番組収録に参加するため待っていた観客たちに「フリー・ハグズ」を申し込んでいった。時間経過と共に、幾人かがマンとハグした様子が番組スタッフによってカメラに収められ、この日の番組で放送された。 2006年11月4日、ホアン・マンの新しいビデオがYouTubeに投稿された。ここでマンは、多くの人々がビデオを見て積極的な反応をくれたこと、また多くの視聴のために払われた助力にもお礼を述べ、各国で「フリー・ハグズ・キャンペーン」が始まっていることを付け加えた。マンはシモン・ムーアと「フリー・ヘルプ」と名づけた慈善活動の構想を持ち出して、参加を促した。これは「良きサマリア人」のひそみに習って、必要なものが手に入らない人々への助力を、出来るだけ仲介を省いて直に与えるというものだった。この慈善活動は今では行われていない。 2006年11月6日、中国の上海で24歳の"バイグ"という人物に先導されて、11人からなるグループがキャンペーンを行ったが、公共の場で集会を開く許可を得ていないと当局に1時間勾留される結果となった。 「フリー・ハグズ」の催しが2006年11月10日に米国のコロラド州ボールダーで行われ、地元メディアで報じられた。 ベルギーでは2006年の終り近く、12月22、23日にアントウェルペンで、同月30日にはヘントで「フリー・ハグズ・キャンペーン」が行われた。 2006年11月18日にスイスのジュネーヴ で、オンライン・コミュニティーの「ジュネーヴ・オンライン」が先導して、初めて「フリー・ハグズ」の催しが行われた。 「フリー・ハグズ」の創始者たちは2006年10月19日付の「WHOドットコム」(オーストラリアの芸能誌のオンライン版)にインタビューされた。 2006年11月25日、「フリー・ハグズ」を行った米国シカゴ在住で友人同士のアンバー・グリヴェン とニコラス・マルコスは、現場にやってきた警官に向かってハグに加わるように説得した。翌月10日に彼ら2人は他の友人を伴って、今度は同市のダウンタウンで敢行した。彼らはFOXニュース・シカゴのスタッフの取材対象にされ、このレポートがニュース中で放送された。2人が撮った初めてのビデオに使われた歌 (ビーによる"Gimme All You Got")のダウンロード販売からの利益はユニセフに寄付された。 2007年1月28日には台湾の掲示板サイト、“PTT BBS"で出会った大学生グループが「フリー・ハグズ」運動をカオシュン(高雄)のアーバン・スポットライト・アーケイド(城市光廊)で始めた。 フランス政府は、AIDS(HIV)に感染した人々への待遇差別撤廃に向けた構想のひとつとして、街で「フリー・ハグズ」を申し出るサインボードを掲げた見知らぬ人を抱擁するよう、市民に働きかける予定だという。 オーストラリアABCのコメディ番組「ザ・チェイサーズ・ウォー・オン・エヴリシング」最新のシリーズで、製作者たちによりパロディ・ビデオが作られている。"Free Feel Ups"、"Free Wedgie"、"Free Root"そして"Free Sign"である。 2007年4月14日、英国ニューカッスル・アポン・タイン 在住のポルトガル人ウェイトレス、サラ・ヴィエラは、ニューカッスル・シティ・センター前の通りで「フリー・ハグズ」を行い、BBCニュースと地元の新聞両方で報じられた。 「フリー・ハグズ」の言葉はYouTubeへのビデオでの登場以来、マイスペースやフェイスブックなど、数多くのソーシャル・ネットワーキング・サイトを通して、人々に浸透しつつある。 (この節、導入部以外Wikipedia Englishからの翻訳 en:Free Hugs Campaign)
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