航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/08/15 07:08 UTC 版)
現在でも多くの車両がそうであるように、搭乗員が地図を参照して現在位置を把握する等の方法が今でも主流ではあるが、グローバル・ポジショニング・システム(GPS)の出現により、現在位置の把握が容易になり目的地への精確かつ迅速な到達が可能になったり、位置データを共有することによる戦域状況の把握の容易化が図られるようになった。
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航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 10:07 UTC 版)
AUVは海底に設置された発信機からの信号を用いる水中音響測位システムで誘導される。これは長基線音響測位システム(LBL)航法として知られる。水上の支援船から得られる超短基線(USBL)または短基線測位は海中の潜水機が水上の支援船のGPSによる位置との相対的な位置を音の到達時間と方位で算出する物である。 運用は完全に自動化されておいており、AUVは浮上時には備えられたGPSを使用する。GPSの電波を受信できない潜航時には搭載された慣性航法装置で測位する。圧力センサーで垂直方向の測位を行う。これらの観測データはカルマンフィルターでふるいにかけてから最終的な航法に用いる。慣性航法装置とGPS受信機を組み合わせたりGPS信号の受信が途切れた場合には方位磁石を併用する。
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航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2013/01/12 11:26 UTC 版)
航法は目標と自身の位置を割り出し針路を選定する技術であり、主に船舶・航空機・ミサイルなどが航行するために必要とされる。戦闘技術としては野外での作戦行動に先立って地図を判読・自作する技術であり、射撃の統制においても応用される。 現代の軍用地図にはユニバーサル横メルカトル図法に基づいた座標軸が記されており、通信に際して6桁または8桁の数値で座標を容易に伝達できるようになっている。これに加えてミルを記した軍用方位磁針などを用い、方角を精密に計測する事も重要である。装備に不備がある場合は大陽や星の配置から方位を概算する場合もある。 兵士が現在位置を見失った場合、後方交会法を用いて位置を割り出す。まず地図上で確認できる目印2つを実際に発見し、自分がその目印から見てどの方角に存在するかを正確に割り出す。次に地図上でその2点から自分へと向かう直線を描けば、二つの直線の交差する地点が現在位置となる。
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航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 19:15 UTC 版)
潜水艦は、浮上時には通常の船舶と同様に天測航法や衛星測位システムが利用できるが、潜航時には使えなくなる。そのため、潜航中は慣性航法装置とソナーを利用した海底追随航法を利用する。 海底追随航法は、通常は海図と慣性航法装置で自艦の位置を把握して、時折り音波の反射を利用して位置を確認する方法である。秘匿性を求められる潜水艦にとってアクティブソナーを発して海中航行することは自殺行為であるため(有事に限られない)、『目隠しをして飛行機を操縦する』かのごとく、パッシブによる「周囲の音響変化」などを頼りに手探りで航行しなければならない。そのため、一大潜水艦隊を運用している米露海軍は、独自の海洋調査船を複数運用することなどによって絶えず「想定戦場」となる海域の海底地図を作成しているといわれる。もちろん、潜水艦部隊の通常哨戒によっても地図の精度を上げるなどの努力は行われていると見られる。 ただし、慣性航法は長時間使用すると誤差が増大するので、時折は浮上して、天測航法や衛星測位システムにより正確な自艦位置を把握する必要がある。 日本のみならず中国や韓国も独自に海底地図などを作成していると見られるが、北方領土問題だけでなく尖閣諸島や海底資源に対する外交問題、竹島領有権問題などにより、その行為は度々日本近海で問題を生じている。
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航法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 01:00 UTC 版)
「はやぶさ (探査機)」の記事における「航法」の解説
詳細は「EDVEGA」を参照 はやぶさでは、光学複合航法と地形航法が採用されていた。光学複合航法は主に宇宙空間での軌道を決定するためのものであり、地形航法はイトカワへ正確に着地するためのものであった。 光学複合航法 光学複合航法は電波航法と光学航法を併用する方式である。電波航法 距離を最も正確に計測できるのは電波航法であった。地球からはやぶさへ向けて発射された電波パルスをはやぶさが受け取ると、それをすぐに地球へ向けて送り返す。宇宙空間の電波の伝播速度などが判っているので、地球とはやぶさ間の距離が数メートル単位の誤差で計測できる。また、電波のドップラー効果を計ることによって、地球方向に関する加速/減速も正確に計測できる。はやぶさは太陽の引力によって常に引かれているため、自ら推力を出さずに慣性運動をしばらく続ければ、地球方向での距離や速度の変化から、かなり正確な航跡が算出できる。この計測のためには最低でも3日間は、精度を高めるためにはさらに数日間は、軌道制御に関わるイオンエンジンなどは使用できない。長距離になると誤差が大きくなり、3億キロメートル先では数百キロメートルの誤差となる。 光学航法 光学航法は光学航法カメラから得た画像により主にイトカワの方向や位置を知るのに用いられ、また、自機の方位や位置の算出にも利用できる。 光学複合航法では、上記の各種データを収集して地球で幾何学的分析をすることで、はやぶさの位置や方向、イトカワの位置や方向、そしてそれぞれの運動ベクトルと速度が求められる。 地形航法 イトカワの形状をあらかじめ特徴点として記憶させておき、地球側からはX, Y, Zの3軸の座標を指定することで、はやぶさ自身がイトカワの位置を画像認識することが可能になった。
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