第1段階の建設とは? わかりやすく解説

第1段階の建設

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 14:00 UTC 版)

IND2番街線」の記事における「第1段階の建設」の解説

ニューヨーク市民の住民投票により、2005年11月8日第1段階建設専用資金調達のための運輸債券発行承認された。この承認建設に関して絶対不可欠であるとみなされてきたが、投票者55パーセント承認45パーセント不承認と、わずかな余裕承認されたにすぎなかった。この時点で、MTAプロジェクトは、ニューヨーク2012年夏季オリンピック招致成功すれば2012年まで完成するだろうと述べていたが、招致成功しなかった。2006年12月18日アメリカ合衆国運輸省は、MTAが6億9300ドル資金2番街線建設開始投じることを承認し建設費連邦負担分については、予算割当最終労働認定次第連邦都市交通局の運輸基金から払い戻される発表した運輸省また、13ドル連邦政府補助金プロジェクト第1段階向けて7年間にわたって拠出することを承認した準備工事最終的なトンネル設計AECOMアラップ共同企業体によって完了された。 準備工事完成受けて2007年3月20日MTAトンネルトンネルボーリングマシン発進基地、そこへ到達する縦坑建設契約スキアボーネ建設、スカンスカUSA土木、J.F.シー建設共同企業体S3に対して発注された。起工式2007年4月12日に、1970年代トンネル区間建設され99丁目において実施された。実際建設工事2007年4月23日開始され配管類・電線類やそのほかインフラストラクチャー再配置から始まり14か月要した。 この時点で、2013年末までには新線旅客営業開始できるだろうと発表されていた。建設費増大のため、着工直後路線いくつかの要素削減された。とりわけ72丁目駅2面3線の駅構造であったのが、1本の島式ホーム備えた2線の駅へと縮小され、これと合わせてブロードウェイ線との連絡線単純化された。この設計変更は、実際建設工事が始まる前に実施された。またMTAは、完成期日を2014年へと遅らせたMTA2008年資本改善予算提案では、第1段階完成をさらに2015年へと遅らせ2009年にはさらに2016年へと再延期した2009年に、96丁目駅の駅部の契約および86丁目駅周辺掘削工事契約結ばれたトンネルボーリングマシン2010年96丁目駅から南へ向かって西側トンネル掘削開始した。これに続くトンネル契約レキシントン・アベニュー-63丁目駅および72丁目駅掘削に関するもので、2010年契約結ばれた:301翌年86丁目駅掘削に関して契約結ばれ、またレキシントン・アベニュー-63丁目駅建設契約結ばれたトンネルボーリングマシン1日50フィート(約15メートル)の速さ掘削し2011年2月5日計画されていた65目の下終点掘削終え続けて東側トンネル掘削開始した2011年3月28日共同企業体S365丁目までの西側トンネル7,200フィート(約2,200メートル)を掘削するという業務完了させ、既存レキシントン・アベニュー-63丁目駅用意されていた準備工事坑口から東側トンネル掘削開始した。この時点西側トンネル未完成残されていた部分は、従来型掘削発破工法建設された。2011年9月22日トンネルボーリングマシンレキシントン・アベニュー-63丁目駅坑口までを掘り抜いたMTA2013年7月25日に、第1段階向けの2番街線コミュニティインフォメーションセンターを開設したセンター2番街1628番地位置し84丁目と85丁目の間、2番街線86丁目駅近くである。その後3年間に、センターには20,000人が訪れた第1段階最後契約2013年6月1日結ばれた。駅部の発破工事2013年11月完了し地上仮設構造物はほぼ同時期に取り壊された。2013年冬には、多く線路信号機器類が建設現場到着し始め、これは以後数年をかけて現場設置されることになる。 2016年2月24日MTA12月までに開通できるように、第1段階の建設作業促進するために6600ドル割り当てた。しかし6月時点で、2016年12月完成に間に合う速さでは工事進捗していなかった。路線予定通り開通するかの問題10月11月中も引き続き残りエレベーターエスカレーター火災報知機などの鍵になる機器類が試験されていなかった。試運転列車2016年10月9日走り始め、Q系統列車非営業2番街線2016年11月走り始めた3番街にあるレキシントン・アベニュー-63丁目駅への入口は、第1段階一環として建設されたが、2016年12月30日使用開始された。何人の上層部関係者乗せた儀式的な初列車大みそか運転され定期旅客列車は翌2017年1月1日正午から運行開始された。地下鉄網の他の駅から乗車してこの路線乗って帰っていった人を除いて1月1日には48,200人の旅客新駅入場した第1段階開業により、レキシントン・アベニュー線の68丁目-ハンター・カレッジ駅77丁目駅86丁目駅96丁目駅2017年1月利用客は、2016年1月比べて減少した2番街線の3駅および改修されレキシントン・アベニュー-63丁目駅は、1月末には平日平均15万人上の利用記録するようになった72丁目駅新駅の中で最も利用者多く1日平均44,000人の利用がある。4月には、路線開通前比べてこの地域タクシー利用20パーセント以上減少した2018年2月には、平日1日あたり19万人利用者があり、環境影響書で推定され1日20万人利用者比べて5パーセント誤差範囲内であったラッシュ時利用者見積もりの2パーセント以内誤差であった2017年11月輸送需要の増加のために、Q系統ラッシュ時に1本ずつ増便され、また北行きのR系統がINDクイーンズ・ブールバード線から経路変更された。この列車帰りはQ系統となる。

※この「第1段階の建設」の解説は、「IND2番街線」の解説の一部です。
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