INDクイーンズ・ブールバード線
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INDクイーンズ・ブールバード線 IND Queens Boulevard Line |
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概要 | ||||||
種別 | 高速鉄道 | |||||
系統 | ニューヨーク市地下鉄 | |||||
所在地 | ニューヨーク市 | |||||
起終点 | 50丁目駅 ジャマイカ-179丁目駅 |
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1日の乗客数 | 251,456人(2010年、平日)[1][note 1] | |||||
運営 | ||||||
所有者 | ニューヨーク市 | |||||
運営者 | ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ | |||||
路線諸元 | ||||||
軌間 | 1,435 mm (4 ft 8 1⁄2 in) 標準軌 | |||||
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INDクイーンズ・ブールバード線(IND Queens Boulevard Line、QBLとも略される[2])はニューヨーク市地下鉄Bディビジョンの路線で、マンハッタン区とクイーンズ区を結んでいる。全線地下を通り、マンハッタンから53丁目の下を通って東進しクイーンズ区ジャマイカに向かっている。マンハッタンおよびクイーンズ区ロングアイランド・シティの複線区間はIND53丁目線(IND 53rd Street Line)とも呼ばれる。
経路
INDクイーンズ・ブールバード線の起点はジャマイカ-179丁目駅(E系統、F系統)で、ヒルサイド・アベニューの下を複々線で走行している。ヴァン・ワイク高速道の下で北に曲がり、アーチャー・アベニュー線からの複線(E系統)が合流する。そのすぐ先で西に曲がり、クイーンズ・ブールバードの下を走る。

キュー・ガーデン-ユニオン・ターンパイク駅の東でジャマイカ車両基地に向かう連絡線が東に分岐する。この連絡線はY字型になっており、もう一方は西へ延びてキュー・ガーデンズ-ユニオン・ターンパイク駅のすぐ西で本線の下層に潜り、75番街駅を通過したところで本線に合流する。
フォレスト・ヒルズ-71番街駅はM系統とR系統の東端駅で、ここからはE系統・F系統・M系統・R系統がクイーンズ・ブールバードを西進し、グランド・アベニュー-ニュータウン駅を過ぎたところで北に曲がってブロードウェイの下に入る。ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー駅には計画のみで終わった第二独立地下鉄網用のトンネルがあり、駅の上層階(未使用)に繋がっている[3]。ブロードウェイ-ノーザン・ブールバード交差点では、ノーザン・ブールバード駅の西で急行線が西に曲がってノーザン・ブールバードの下に入る。一方、緩行線はいったん急行線と分かれてブロードウェイの下をさらに進み、スタインウェイ・ストリートで南に曲がった後さらに西に曲がってノーザン・ブールバードの下に入り、再び急行線と並走する。この区間はニューヨーク市地下鉄で2つしかない急行線と緩行線が別経路を通る区間の1つである(もう1つはINDカルバー線の7番街駅-チャーチ・アベニュー駅間である)[2][4]
36丁目駅でIND63丁目線(F系統)が分かれて41丁目の下をマンハッタンに向かっていく。クイーンズ・ブールバード線は引き続きノーザン・ブールバードの下をクイーンズ・プラザ駅まで走行する(E系統・M系統・R系統)。急行線(E系統・M系統)はマンハッタンに向かって44番ドライブの下を進み、緩行線は60丁目トンネル連絡線を経て北西に進むルート(R系統)とINDクロスタウン線に入ってジャクソン・アベニュー(ノーザン・ブールバードのクイーンズ・プラザ以南の区間)を進むルート(定期列車なし)に分かれる。ここからクイーンズ・ブールバード線は複線になる。
クイーンズ・ブールバード線はさらに西進し、53丁目トンネルでイースト川を潜ってマンハッタン区に入る。レキシントン・アベニュー-53丁目駅を過ぎると西行き線は東行き線の上を通るようになる。5番街/53丁目駅の先で西行き線はIND6番街線の南行き緩行線と合流し、ここからIND63丁目線とその連絡線が始まる。ここで6番街線の急行線は53丁目の下を西に曲がり、クイーンズ・ブールバード線のすぐ南を通る。両線は7番街駅のホームを共有しているが、接続線は設けられていない。
その後、クイーンズ・ブールバード線は南に曲がってIND8番街線の下を通って50丁目駅の下層ホームに入線する。ここで42丁目-ポート・オーソリティ・バスターミナル駅の北で8番街線と合流する線路が分岐する。42丁目-ポート・オーソリティ・バスターミナル駅の最下層ホームには、かつてクイーンズ・ブールバード線からの南行き線 が入線し、8番街線の南行き線は駅の南で1本になっていた[5][6]が、長らく使われなかったこのホームは2013年6月に7系統延伸計画のため取り壊された[7]。
駅一覧
地区 |
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駅 | 停車種別 | 停車系統 | 開業日 | 乗換・備考 |
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ジャマイカ地区 | ![]() |
ジャマイカ-179丁目駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() |
1950年12月10日 | |
169丁目駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1937年4月24日 | |||
パーソンズ・ブールバード駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() |
1937年4月24日 | |||
サットフィン・ブールバード駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1937年4月24日 | Q44セレクト・バス・サービス | ||
INDアーチャー・アベニュー線 (E ![]() |
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ブライアーウッド | ブライアーウッド駅 | 普通 | E ![]() ![]() |
1937年4月24日 | Q44セレクト・バス・サービス | |
ジャマイカ車両基地への連絡線 | ||||||
キュー・ガーデン地区 | ![]() |
キュー・ガーデン-ユニオン・ターンパイク駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | |
フォレスト・ヒルズ | 75番街駅 | 普通 | E ![]() ![]() |
1936年12月31日 | ||
ジャマイカ車両基地への連絡線、INDワールズ・フェア線の跡 | ||||||
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フォレスト・ヒルズ-71番街駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | ||
レゴ・パーク地区 | 67番街駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | ||
63番ドライブ-レゴ・パーク駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | |||
エルムハースト | ウッドヘイブン・ブールバード駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | ||
グランド・アベニュー-ニュータウン駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | |||
エルムハースト・アベニュー駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1936年12月31日 | |||
ジャクソン・ハイツ | ![]() |
ジャクソン・ハイツ-ルーズベルト・アベニュー駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | IRTフラッシング線 (7 ![]() |
ウッドサイド | 65丁目駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | ||
急行線が緩行線下へ潜り、分岐 (E ![]() ![]() |
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ノーザン・ブールバード駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | |||
アストリア | 46丁目駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | ||
スタインウェイ・ストリート駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | |||
急行線が合流 (E ![]() ![]() |
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ロングアイランドシティ | 36丁目駅 | 普通 | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | ||
IND63丁目線が分岐 (F ![]() ![]() |
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クイーンズ・プラザ駅 | 全て | E ![]() ![]() ![]() |
1933年8月19日 | ||
緩行線がINDクロスタウン線 (定期列車なし) と60丁目トンネル連絡線 (R ![]() |
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コート・スクエア-23丁目駅 | 急行 | E ![]() ![]() |
1939年8月28日 | INDクロスタウン線 (G ![]() IRTフラッシング線 (7 ![]() |
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53丁目トンネル | ||||||
ミッドタウン | ![]() |
レキシントン・アベニュー-53丁目駅 | 急行 | E ![]() ![]() |
1933年8月19日 | IRTレキシントン・アベニュー線 (4 ![]() ![]() ![]() |
5番街/53丁目駅 | 急行 | E ![]() ![]() |
1933年8月19日 | |||
IND6番街線との接続線 (M ![]() |
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7番街駅 | 急行 | E ![]() |
1933年8月19日 | IND6番街線 (B ![]() ![]() |
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50丁目駅 | 急行 | E ![]() |
1933年8月19日 | IND8番街線 (A ![]() ![]() |
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IND8番街線に合流 (A ![]() ![]() |
注釈
脚注
- ^ MTA. “Average weekday subway ridership”. 2011年8月21日閲覧。
- ^ a b “Capital Program Oversight Committee Meeting: July 2015”. New York City: Metropolitan Transit Authority (New York) (2015年7月). 2015年8月11日閲覧。
- ^ “Subway Planners' Lofty Ambitions Are Buried as Dead-End Curiosities”. nytimes.com. The New York Times (1996年11月17日). 2015年6月27日閲覧。
- ^ “OUR GREAT SUBWAY NETWORK SPREADS WIDER; New Plans of Board of Transportation Involve the Building of More Than One Hundred Miles of Additional Rapid Transit Routes for New York”. The New York Times (1929年9月22日). 2015年8月19日閲覧。
- ^ “New IND Platform Will Open Monday”. nytimes.com. The New York Times (1952年8月23日). 2015年6月30日閲覧。
- ^ “New IND Platform at 8th and 42d To Expedite Service From Queens”. nytimes.com. The New York Times (1952年6月20日). 2015年6月30日閲覧。
- ^ Donohue, Pete (2009年6月20日). “Abandoned No More: 2nd Life Drilled into Old 7 Subway Platform”. New York Daily News 2010年1月30日閲覧。
外部リンク
INDクイーンズ・ブールバード線
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/07 15:34 UTC 版)
「コート・スクエア駅」の記事における「INDクイーンズ・ブールバード線」の解説
マンハッタンにありE系統・M系統が停車する駅については「23丁目駅 (IND8番街線)」、「23丁目駅 (IND6番街線)」をご覧ください。 コート・スクエア-23丁目駅Court Square–23 Street ニューヨーク市地下鉄駅 フォレスト・ヒルズ/ジャマイカ方面ホーム(2021年04月) 駅情報住所23rd Street & 44th Drive ディビジョンBディビジョン(IND) 路線INDクイーンズ・ブールバード線 運行系統 E (終日) M (平日23時まで) 構造地下駅 ホーム数相対式ホーム 2面 線路数2線 その他の情報開業日1939年8月28日 (82年前) (1939-08-28) 旧駅名/名称23丁目-エリー・アベニュー駅23rd Street–Ely Avenue 次の停車駅北側の隣駅クイーンズ・プラザ駅: E M 南側の隣駅レキシントン・アベニュー-53丁目駅: E M 停車案内表マーク説明 終日停車 配線図 凡例 至 クイーンズ・プラザ駅 至 レキシントン・アベニュー駅 INDクイーンズ・ブールバード線コート・スクエア-23丁目駅(コート・スクエア-23ちょうめえき、英語: Court Square–23rd Street)は相対式ホーム2面2線の地下駅である。21丁目と23丁目の間の44番ドライブ沿いにあり、同線のクイーンズ区内最西端の駅である。1931年から1933年にかけて、ルーズベルト・アベニュー駅までの東側区間の一部として建設されていたが、まだ周辺の輸送需要が少なかったことから未完成のままであった。その後、沿線地域での商工業が発展してきたことに伴い完成させることになった。クイーンズ・ブールバード線の初期開業区間やクロスタウン線の開業から6年遅れる1939年8月28日に23丁目-エリー・アベニュー駅(23rd Street–Ely Avenue)という駅名で開業した。エリー・アベニューは20世紀初頭まで23丁目の名前であった。 ホーム壁面には黒い縁取りのスカーレットレーキの横線が引かれており、黒と茶色の地に白のサンセリフ体で "23RD ST. – ELY AVE." とレタリングを施した駅名標がスカーレットレーキの縁に合わせて取り付けられている、横線と駅名標の下には小さな方向標記があり、"23RD" と "ELY" の駅名が黒い縁取りの白いレタリングで交互に描かれている。ホームには等間隔で赤い I 形鋼の柱が建っており、1本おきに黒地に白のレタリングを施した駅名標が取り付けられている。 駅にはエントランス/出口が三つあり、終日営業しているのは北端の出口である。各ホームから階段を上ってホーム間連絡通路に出ると、マンハッタン方面ホーム側に出場専用自動改札機と通常の自動改札機が各1台あり、階段で44番ドライブ-23丁目交差点の北東角に出ることができる。ホーム間連絡通路のフォレスト・ヒルズ方面ホーム側にはINDクロスタウン線ホームへの長い連絡通路がある。シティバンクがワン・コート・スクエアにオフィスタワーを建設した際、通路は二手に分かれて自動改札機とトークン・ブース、階段2本を備えた終日営業の改札口が設けられた。一つはエスカレーター2本を備え44番ドライブ南側のシティバンクのオフィスタワー構内に直接出ることができ、もう一つは平日のみ営業でワン・コート・スクエアのエントランスプラザに出ることができた。エスカレーターのセットは通りに出る階段とは反対にビルのロビーに出るようになっていた。改札口には日が差し込み、通路にはニューヨーク市地下鉄で唯一の動く歩道が設置された。これらは2001年12月にG系統が平日に当駅止めになるのに合わせて導入された。 二つ目の改札は南端(地図上は西端)にあり、ホームから1人幅の階段を上がると鋼製フェンスで仕切られたホーム間連絡通路に出る。マンハッタン方面側には自動改札機とトークン・ブースがあり、階段で21丁目-44番ドライブ交差点の北東角に出ることができる。一方、クイーンズ方面側には出場専用自動改札機が2台あり、階段で21丁目-44番ドライブ交差点の南東角に出るでることができる。いずれの改札口にも、INDスタイルの方向案内用モザイクが設けられている。 当駅には芸術作品が2点展示されている。1点は1992年にフランク・オルト(Frank Olt)が制作した Temple Quad Reliefs で、ガラスモザイクと陶製タイルで構成されておりホーム壁面に展示されている。もう1点は2001年にエリザベス・マレー(Elizabeth Murray)が制作した Streams で、ガラスモザイクからなり乗換通路の壁面に展示されている。
※この「INDクイーンズ・ブールバード線」の解説は、「コート・スクエア駅」の解説の一部です。
「INDクイーンズ・ブールバード線」を含む「コート・スクエア駅」の記事については、「コート・スクエア駅」の概要を参照ください。
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