BMTウェスト・エンド線とは? わかりやすく解説

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BMTウェスト・エンド線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/08/16 14:02 UTC 版)

BMTウェスト・エンド線
BMT West End Line
D系統が終日全線を走行する。
概要
種別 高速鉄道
系統 ニューヨーク市地下鉄
起終点 9番街駅
コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅
駅数 13駅
運営
開業 1916年–1918年
所有者 ニューヨーク市
運営者 ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ
路線構造 高架線(9番街駅のみ掘割)
路線諸元
路線数 3線–6線
軌間 4 ft 8 12 in (1,435 mm)
電化 直流 600V 第三軌条方式
路線図
BMTウェスト・エンド線
9番街駅
(下層階は廃駅)
フォート・ハミルトン・パークウェイ駅
50丁目駅
55丁目駅
62丁目駅
71丁目駅
79丁目駅
18番街駅
20番街駅
ベイ・パークウェイ駅
25番街駅
ベイ50丁目駅
コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅
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BMTウェスト・エンド線(BMT West End Line)はブルックリン区ボロー・パーク、ニュー・ユトレヒト、バス・ビーチおよびコニ―アイランドを走るニューヨーク市地下鉄Bディビジョンの路線である。D系統が終日全線を運行している。中央に急行線が敷かれた3線の路線で、急行停車駅も3駅あるが、現在は急行の定期列車は運行されていない。

開業前には地上をウェスト・エンド地上線英語版が走っており、これを高架化したのが本線である。ニュー・ユトレヒト・アベニュー線と呼ばれることもあった。

歴史

ウェスト・エンド線は元々はコニーアイランドへの地上路線で、ブルックリン・バス・アンド・コニー・アイランド鉄道英語版(BB&CI)の路線であった[1]デュアル・コントラクツ英語版時代の1913年にニュー・ユトレヒト・アベニュー、86丁目、スティルウェル・アベニューの上を通り62丁目駅に至る高架線が建設され、1916年6月25日に開業した[2][3]。その後、1917年7月21日にコニー・アイランド駅まで全通した。BB&CIが持っていた地上線の路線運行権は維持され、各駅停車で路面電車の運行が行われた。

運行パターン

86丁目の上を通る高架線(ベイ・パークウェイ駅
BMTトリプレックスに描かれた路線標記
運行系統 時間帯 走行区間
終日 全線

マイルポストの表記

ウェスト・エンド線はBMT Dであるが、運行系統のD系統とは何の関係もない。

駅一覧

地区 駅名 停車列車 運行系統 開業 乗換・備考
BMT4番街線から分岐 (D )
急行線 始点(定期列車なし)
BMTカルバー線との連絡線(定期列車なし)
36丁目-38丁目車両基地との連絡線(緩行線から分岐)
サンセット・パーク 9番街駅 全列車 D  1916年6月24日 旧BMTカルバー線との乗換駅
ボロー・パーク フォート・ハミルトン・パークウェイ駅 各駅停車 D  1916年6月24日
50丁目駅 各駅停車 D  1916年6月24日
55丁目駅 各駅停車 D  1916年6月24日
ベンソンハースト 62丁目駅 全列車 D  1916年9月15日 ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅BMTシー・ビーチ線 (N W )に乗り換え
71丁目駅 各駅停車 D  1916年9月15日
79丁目駅 各駅停車 D  1916年9月15日
18番街駅 各駅停車 D  1916年9月15日
20番街駅 各駅停車 D  1916年12月29日
ペイ・パークウェイ駅 全列車 D  1916年12月29日
25番街駅 各駅停車 D  1916年12月29日
コニーアイランド車両基地への連絡線
グレーブセンド ベイ50丁目駅 各駅停車 D  1917年12月21日
コニーアイランド車両基地への連絡線
急行線 終点
コニーアイランド コニー・アイランド-スティルウェル・アベニュー駅 全列車 D  1918年12月23日 BMTブライトン線 (Q )
INDカルバー線 (F  <F>)
BMTシー・ビーチ線 (N )

ポップカルチャーにて

ウェスト・エンド線は数々の映画やテレビドラマに登場している。

脚注

関連項目

外部リンク


BMTウェスト・エンド線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/15 14:00 UTC 版)

62丁目/ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅」の記事における「BMTウェスト・エンド線」の解説

ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅(New Utrecht Avenue)は相対式ホーム2面4線をもつBMTシー・ビーチ線の駅である。ホームは駅の北側メイン階段越えて延びている。駅の大部分掘割設けられており、ホーム両端トンネルかかっている。ホーム北端には2本の階段があり、終日営業有人改札に出ることができ、ここから高架上のBMTウェスト・エンド線に乗り換えることができる。15番街-63丁目にあるホーム南端には自動改札機設けられている(かつては有人改札もあった)。ホーム北端階段の壁には変わった煉瓦があるが、これはホーム延長時に階段作り直したときの名残である。開業当時エントランスには1本しかホーム行き階段がなかったが、ホーム延長時に煉瓦の壁を設けて階段をT字型に作り直したのであるホームのこの部分2005年アメリカ合衆国国家歴史登録財指定された。 シー・ビーチ線の9駅を改修する計画があり、当駅もマンハッタン方面ホーム2016年1月18日から2017年5月22日まで改修された。2017年7月31日からはコニー・アイランド方面ホーム改修工事が行われ、2019年7月1日終了した

※この「BMTウェスト・エンド線」の解説は、「62丁目/ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅」の解説の一部です。
「BMTウェスト・エンド線」を含む「62丁目/ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅」の記事については、「62丁目/ニュー・ユトレヒト・アベニュー駅」の概要を参照ください。

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