BMTマートル・アベニュー線とは? わかりやすく解説

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BMTマートル・アベニュー線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/21 02:27 UTC 版)

BMTマートル・アベニュー線
BMT Myrtle Avenue Line
M系統が終日BMTマートル・アベニュー線を走行する。
概要
種別 高速鉄道
系統 ニューヨーク市地下鉄
起終点 メトロポリタン・アベニュー駅
セントラル・アベニュー駅英語版 西側
駅数 7駅
運営
開業 1889年–1915年
廃止 1969年(セントラル・アベニュー駅より西側の区間)
所有者 ニューヨーク市
運営者 ニューヨークシティ・トランジット・オーソリティ
路線構造 地上(メトロポリタン・アベニュー駅のみ)
高架
路線諸元
路線数 2
軌間 1,435㎜ 標準軌
電化 直流 600V 第三軌条方式
路線図
BMTマートル・アベニュー線
ミドル・ヴィレッジ-メトロポリタン・アベニュー駅
フレッシュ・ポンド・ロード駅
フォレスト・アベニュー駅
セネカ・アベニュー駅
ニッカーボッカー・アベニュー駅
セントラル・アベニュー駅
マートル・アベニュー駅
(旧ブロードウェイ駅)
サマー・アベニュー駅
トンプキンス・アベニュー駅
ノストランド・アベニュー駅
フランクリン・アベニュー駅
グランド・アベニュー駅
BMTレキシントン・アベニュー線
ワシントン・アベニュー駅
ヴァンダービルト・アベニュー駅
ネイビー・ストリート駅
ブリッジ-ジェイ・ストリーツ駅
アダムス・ストリート駅
BMTフルトン・ストリート線
サンズ・ストリート駅
パーク・ロウ駅
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BMTマートル・アベニュー線(Myrtle Avenue Line)はニューヨーク市地下鉄Bディビジョンの路線で、全線高架化されている。このため、マートル・アベニュー高架線(Myrtle Avenue Elevated)とも呼ばれている[1]。この路線はかつてブルックリン区を走っていた高架鉄道の中で最後まで残っている区間である。現在はBMTジャマイカ線の支線としてブッシュウィック、リッジウッドを結び、開業当時からの終点(東端)であるミドル・ヴィレッジに向かっている。西側は1969年まではダウンタウン・ブルックリン英語版まで延びており、さらに1944年まではブルックリン橋を越えた先のマンハッタンパーク・ロウ駅英語版が終点であった。

運行

時間帯 運行区間
終日 全線

マートル・アベニュー線は現在M系統が運行されている。クイーンズ区ミドル・ヴィレッジのメトロポリタン・アベニュー駅が起点である。メトロポリタン・アベニュー駅から南西に向かって高架に上がる。高架はリッジウッドではパルメット・ストリートの上、ブッシュウィックではマートル・アベニューの上を通っている。ブロードウェイでは上をジャマイカ線が走っており、そのすぐ手前で左に曲がり、マートル・アベニュー駅のすぐ東側でジャマイカ線と合流する。マートル・アベニュー駅の上層階はブロードウェイ駅と呼ばれており、1889年に開業して1969年10月4日に廃止されたものの、まだ残っている。


駅一覧

凡例
終日停車
時間帯詳細
近隣住区
(おおよその位置)
駅名 運行系統 開業日 乗換/備考
ミドル・ヴィレッジ ミドル・ヴィレッジ-メトロポリタン・アベニュー駅 M  1906年10月1日 既存のルーテラン線の区間延長。
現在の駅は開業当時より30メートル (100 ft)ほど西に移っている。
リッジウッド フレッシュ・ポンド車両基地への接続線
フレッシュ・ポンド・ロード駅 M  1915年2月22日
フォレスト・アベニュー駅 M  1915年2月22日
セネカ・アベニュー駅 M  1915年2月22日
ブッシュウィック マートル-ワイコフ・アベニュース駅 M  1889年7月21日[2] BMTカナーシー線L 
1914年7月29日に3線に建て替えられたが、後に中央の線路は撤去された。
ニッカーボッカー・アベニュー駅 M  1889年8月15日[3][4] 1914年7月29日に3線に建て替えられたが、後に中央の線路は撤去された。
セントラル・アベニュー駅 M  ? 1914年7月29日に3線に建て替えられたが、後に中央の線路は撤去された。
BMTジャマイカ線 マートル・アベニュー駅東側で合流(M 、接続線は1914年7月29日に設置)。
 
廃止区間
ベッドフォード=スタイベサント ブロードウェイ駅 1889年4月27日[5] 1969年10月4日廃止。駅舎は残っているが線路は撤去されている。
レイド・アベニュー以西では構造物も撤去済み
サムナー・アベニュー駅英語版 1889年4月27日[5] 1969年10月4日廃止
トンプキンズ・アベニュー駅英語版 1889年4月27日[5] 1969年10月4日廃止
ノストランド・アベニュー駅英語版 1889年4月27日[5] 1969年10月4日廃止
フランクリン・アベニュー駅英語版 1889年4月27日[5] 1969年10月4日廃止
クリントン・ヒル グランド・アベニュー駅英語版 1889年4月27日[5] 1953年1月21日廃止
ワシントン・アベニュー駅英語版 1888年12月4日[6] 1969年10月4日廃止
ヴァンダービルト・アベニュー駅英語版 ? 1969年10月4日廃止
フォート・グリーン ネイビー・ストリート駅英語版 ? 1969年10月4日廃止
ダウンタウン・ブルックリン ブリッジ-ジェイ・ストリーツ駅英語版 ? 1969年10月4日廃止。旧名ブリッジ・ストリート駅。
アダムス・ストリート駅英語版 ? 1944年3月5日廃止
サンズ・ストリート駅英語版 1888年9月1日[7] 1944年3月5日廃止
ブルックリン橋
シビック・センター パーク・ロウ駅英語版 ? 1944年3月5日廃止

脚注

  1. ^ “Remembering the Myrtle Avenue El”. MTA.info. (October 19, 2011). http://new.mta.info/news/2011/10/19/remembering-myrtle-avenue-el 2011年10月22日閲覧。 
  2. ^ “Lost the Second Game”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 2. (July 21, 1889). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1889/07/21&Page=2&skin=BE 
  3. ^ “To Greenwood on Thursday”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 1. (August 14, 1889). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1889/08/14&Page=1&skin=BE 
  4. ^ “The Fifth Avenue Elevated to Greenwood”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 6. (August 15, 1889). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1889/08/15&Page=6&skin=BE 
  5. ^ a b c d e f “Will Open on Saturday”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 1. (April 25, 1889). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1889/04/25&Page=1&skin=BE 
  6. ^ “Opening the Washington Avenue Station”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 6. (December 4, 1888). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1888/12/04&Page=6&skin=BE 
  7. ^ “To the Bridge”. Brooklyn Daily Eagle英語版 (Brooklyn, NY): p. 4. (August 30, 1888). http://eagle.brooklynpubliclibrary.org/Default/Scripting/ArchiveView.asp?BaseHref=BEG/1888/08/30&Page=4&skin=BE 

参考文献

外部リンク


BMTマートル・アベニュー線

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/26 01:34 UTC 版)

マートル-ワイコフ・アベニュース駅」の記事における「BMTマートル・アベニュー線」の解説

BMTマートル・アベニュー線マートル-ワイコフ・アベニュース駅開業時はワイコフ・アベニュー駅)は1889年12月19日開業した島式ホーム1面2線の高架駅である。カナーシー線と異なり、駅全体ブルックリン区内に収まっている(カナーシー線は、カナーシー方面側がブルックリン区マンハッタン方面側がクイーンズ区分かれている)。開業当時のマートル・アベニュー線は、現在の駅の東にあるカーブ過ぎたところにあった旧ワイコフ・アベニュー駅が終点だった。その後1906年にメトロポリタン・アベニュー駅までの区間地上線として延伸されたが、1910年代デュアル・コントラクト時代現在の高架駅改築された。 1914年7月29日ブロードウェイ-マートル・アベニュー駅まで既存線路の間に急行線新設されるのに合わせて島式ホーム2面2線に改築された(当駅より東側区間複線のまま)。1914年に3線対応にするために改築され時点では、BMTカナーシー線モントローズ・アベニュー駅 - ブロードウェイ・ジャンクション駅間の高架線として計画されていた。急行線にはワイコフ・アベニュー駅の東でカナーシー線と接続し運行系統新設する期待込められていた。 高架のカナーシー線との接続備えて信号扱い所が当駅の東に設けられていた。結局、この信号扱い所閉塞機器設けられることはなく、オフィスとして使用された。 1946までに急行線撤去され、2本のホーム階段近く木製通路設けて繋げられた。この通路はのちにコンクリート製改められ急行線路盤残したまま手すり設けられた。2000年代駅の改築が行われ、かつて各ホームごとに設けられていた2人幅の階段2本は1人幅の階段1本に取り換えられた。

※この「BMTマートル・アベニュー線」の解説は、「マートル-ワイコフ・アベニュース駅」の解説の一部です。
「BMTマートル・アベニュー線」を含む「マートル-ワイコフ・アベニュース駅」の記事については、「マートル-ワイコフ・アベニュース駅」の概要を参照ください。

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