駅の改築
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 03:33 UTC 版)
1983年(昭和58年)6月以前は、現在の下り通過線付近に島式ホームが立地し、内側2線が待避線、外側2線が通過線となっていた。西武新宿駅側には急カーブがあるため、最もカーブのきつくなる下り通過線は、かなりの低速運転を強いられていた。しかし、従来6両編成(一部4両編成)で運行されていた各駅停車をラッシュ時を中心に8両編成での運行へ輸送力を増強する際、当駅でもホーム有効長を8両編成分にすることとしたが、ホームの両端に分岐器があり、単にホームを延伸するだけの工事では対応できなかったため、手狭になった駅本屋の改築と同時に、駅の構造を全て変える大がかりな工事を行うことになった。 まず、上り通過線(現1番ホーム用の線路)北側の空いていたスペースに有効長6両編成分のホームを建設した。この時から仮駅舎での営業となった。 次に、下り通過線を一旦閉鎖し、その場所を2番ホームの用地に充てた。復旧するまで下り列車の待避駅は中井駅、または鷺ノ宮駅に変更された。 新しいホームと跨線橋の完成後、上り列車は通過線と待避線を入れ換えた。そして旧ホームと跨線橋を取り壊して更地にしたあと、下り通過線の建設が開始された。 ホームの延伸に伴い、野方寄りの分岐器の位置も、駅前交番の踏切の東側から西側へ移設された。当初の予定では2番ホーム側にも駅舎が設置される予定だったが、諸般の事情で前述の1999年(平成11年)まで延期された。
※この「駅の改築」の解説は、「沼袋駅」の解説の一部です。
「駅の改築」を含む「沼袋駅」の記事については、「沼袋駅」の概要を参照ください。
- 駅の改築のページへのリンク