初列車とは? わかりやすく解説

始発

(初列車 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/15 01:15 UTC 版)

始発(しはつ)とは、鉄道バスなどの交通機関の便が、路線の出発側のターミナル駅(ターミナル停留所)である始発駅(しはつえき、始発停留所英語: starting station, originating station)などから出発すること。対義語は終着

その駅や停留所においては、その便そのものを指すこともある。近畿日本鉄道など一部の私鉄では仕立(したて)と呼ぶこともある。

始発の列車には先客が乗っていない(折り返し便の場合は到着時に乗客は全員降りる)ので、その空席に座ろうとする乗客は多く、この始発や空車増結(利用者の多い区間やプラットホームの長い駅の区間に入る前に、列車の先頭または最後尾に新たに先客が乗っていない空の車両を連結すること)のときには、プラットホームの乗車口(乗り場)に列ができることがある。

特にラッシュ時の通勤電車では、少しでも快適に通勤しようと列に並ぶ乗客が増えるため、列に並んでも座席に座れない乗客や、さらに次の電車のために並び続ける乗客もいる。また、駅によっては何本かあとの始発電車のため乗車口から若干離れた位置に列を作る場合、複数の始発電車に対して始発電車毎に列を作る場合等もある。

また、その駅に近い駅を利用する場合、その駅で一度下車したり、始発駅まで行ってUターン乗車する利用者もいる。ただし、当該区間に有効な乗車券を所持していないと不正乗車である。このため、折り返し電車については整列乗車(すべての乗客を降ろし、一度ドアを閉め、再度開けた時点から乗車を認める方法をこう呼んでいる)を実施している駅もある。

始発が設定される場所

路線の一端や車庫のあるところ等、折り返しができるところに設定されることが多い。

鉄道の場合

鉄道の場合は、前記に加えて引上線のある駅等に設定されることもある。また、折り返し設備のない駅や、折り返し設備があるが余裕のない駅などが他の駅などの折り返し設備を利用して始発駅となることもある。

他の駅の設備を用いた始発駅例

脚注


関連項目


初列車

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/22 06:37 UTC 版)

東海道新幹線」の記事における「初列車」の解説

1964年昭和39年10月1日開業初日に、上り初列車のひかり2号新大阪駅6時発)では、乗客ビュフェ車にあった速度計周辺集まったり、車掌200 km/h運転はいつするのかとの問い合わせ相次いだこのため担当運転士乗客建設開発携わった人々期待応えようと、直線区間では最高速度210 km/h連続運転した。しかし開業当時は相当に余裕のあるダイヤだった ため、新横浜駅所定より5分も早く通過したが、終点東京には定刻通り到着命じられていたため、現在の品川駅付近 - 東京駅間で山手線に抜かされてしまうほど速度低くなければならなかったという逸話残っている。なお、このひかり2号には歌舞伎役者13代目片岡仁左衛門乗車していた。

※この「初列車」の解説は、「東海道新幹線」の解説の一部です。
「初列車」を含む「東海道新幹線」の記事については、「東海道新幹線」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「初列車」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「初列車」の関連用語

初列車のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



初列車のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの始発 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの東海道新幹線 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS