第1段階の開始
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/09/27 00:11 UTC 版)
「バーン2000計画」の記事における「第1段階の開始」の解説
バーン2000計画で重要な点は、計画全体を複数の段階に分割して、それぞれの改良点ごとに運用を開始できるようにしてあることである。1997年以来、完成した部分の運用開始が実施されてきた。最重要な改良である高速新線は2004年12月まで運用開始できなかったが、それ以外の改良点はその時点で既に運用開始されていた。 長距離列車の30分規格パターンダイヤ ジュネーヴ - チューリッヒ間の所要時間がベルン経由とヌーシャテル経由とで同じに チューリッヒ - ベルン間の所要時間を11分(後に13分)短縮 技術上の問題によりETCSの導入が遅れたため、高速新線 (NBS) と改良線 (ABS) は急遽通常の路側信号方式で開業することになり、最高速度は160km/hに制限された。このため所要時間の短縮は当初予定していた13分から11分となり、ダイヤには全く余裕時分が含まれないことになった。これはダイヤが容易に乱れる危険性を内包しているということであり、このため各乗換駅での乗換保証時間が多くて3分と見積もられた。2006年12月には全ての高速新線がETCSで運転されるようになり、200km/h運転の開始は2007年12月に予定されている。 スイス国鉄が公式に発表しなかったためにほとんどの人は知らされていなかったが、言語間の中立性を保つために、2004年12月12日のダイヤ改正から、列車種別のRegionalzugはRegio(記号R)に、SchnellzugはRegioExpress(記号RE)に変更された(それまで同一列車でも駅によりSchnellzug(ドイツ語圏)、train direct(フランス語圏)、treno diretto(イタリア語圏)と異なる呼称をされていたのは全てRegioExpressに統一された)。
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