第1次黄金期とは? わかりやすく解説

第1次黄金期(1968年 - 1971年)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 21:54 UTC 版)

オールナイトニッポン」の記事における「第1次黄金期(1968年 - 1971年)」の解説

年上お兄さん」的存在だった気取らないアナウンサーパーソナリティ達の人柄に惹かれて、各パーソナリティ宛には毎週2万枚ものリクエストお便り届き人知れずひっそりと始まったオールナイトニッポン』は、1年もせず当時若者層絶大的な支持を受けるニッポン放送看板番組成長TBSパックインミュージック』・文化放送『セイ!ヤング』並んで深夜放送そのものが『深夜解放区』として一種社会現象となるに至る。 競合番組乱立する中、『オールナイトニッポン』は何よりもリスナーとの対話重視しサブタイトルに「ビバヤング」(=若者バンザイ!)を採用前述オープニングスタイルサブタイトル強調し「“ビバヤング”オールナイトニッポン、この番組は…」となる。また、1968年9月には会報Viva young」も発行し発行した5万部は常に完売ラジオ番組印刷物というメディア持ち込んだのも、オールナイトニッポン最初)。こうして、「ビバヤング」(=若者バンザイ!)は1960年代から1970年代にかけての『オールナイトニッポン』の合言葉となる。 1969年1月から木曜日担当高嶋秀武が、10月から土曜日担当亀渕昭信参入する。特に、亀渕はアナウンサー出身ではなかったが、月曜未明日曜深夜)に放送されていた「電話リクエスト」のDJ人気出てオールナイトニッポン起用されることとなった。その亀淵はディレクター出身パーソナリティとしてマイク前に座って、それを逆手スタジオの中を跳んだ走り回ったり、ある日放送では歌手沢田研二自宅から実況中継行いトイレ潜入した時にを流す音まで放送してしまうなど奇抜かつ斬新なDJスタイルをすることで聴取者から注目集まり一気に『オールナイトニッポン』の看板パーソナリティとなると共に、深夜放送新し息吹送り込んだ同年7月には、同じパーソナリティ仲間斉藤安弘とともにカメ&アンコー」としてCBS・ソニーレコード(現:ソニー・ミュージックエンタテインメント)からザ・フォーク・クルセダーズ別の名義で使っていたザ・ズートルビー同名の曲である「水虫の唄」という曲のレコード出し20万枚売り上げるスマッシュヒットとなった。この歌は、ベートーベンや、メンデルスゾーンまで取り込んでしまう自在な遊び心反骨精神が「帰ってきたヨッパライ」に通じていた。 1970年6月30日深夜7月1日未明)より、全国ネット開始。この日の 斉藤安弘のオールナイトニッポン では、「STVラジオ」「静岡放送」「ラジオ大阪」の3局をネット局として、協賛スポンサー各社クレジット読み上げ聞くことができる。また、この日は全国ネット開始記念放送として、当時月曜から土曜までのパーソナリティ勢揃いした(火曜深夜斉藤安弘の他、月曜糸居五郎水曜高岡尞一郎木曜天井邦夫、金曜今仁哲夫土曜亀渕昭信)。 更に、1971年には今仁哲夫天井邦夫(その後ニッポン放送副社長顧問歴任し2009年12月3日死去)が日本全国縦断してリスナー交流するという画期的な企画ビバ栗毛」も行われる。この企画は、もともと学生時代から車好き高じ天井が、今仁と共に当時発売されたばかりホンダ1300クーペ9に乗って全国各地リスナー握手をするというもので、いわば天井公私混同である深夜放送ならではの企画だった。斎藤安弘記憶では、3か月641780人のリスナー2人出会ったという。このクーペ9は、ホンダから提供されたもので、あっという間にリスナーからの書き込みによって、真っ黒になっていったとされる。また同年50歳を迎えた糸居五郎1月17日1330分 - 19日15時30分にかけて放送続けるといった過酷な企画50時間マラソンDJ』も行われ、無事完走している。 こうして、最初関東ローカルであり、協賛スポンサーニッポン放送サービス(現:ポニーキャニオン一社けだった番組も、夜間ラジオ電波広範囲に届くことから関東ローカル番組であったにもかかわらず日本全国からはがきが届き、それを受けてネット局数が順次増加していき、複数協賛スポンサーが付くようになった。この時代が『オールナイトニッポン』の第1次黄金期である。これについて、亀淵はのちのインタビューで「実際開始1年経って番組に力がついてくると、日本代表するような一流企業続々協賛スポンサーになってくれました」と述べている。

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