皇后派(物語後半の悪役群)
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「宮廷の諍い女」の記事における「皇后派(物語後半の悪役群)」の解説
皇后(烏拉那拉宜修) 演 - エイダ・チョイ(中国語版) 居住宮殿 - 景仁宮 皇后→事実上の離別を言い渡された後、終生景仁宮に監禁→死去 出自:故・純元皇后の庶妹、烏拉那拉氏(烏拉氏とも)は満族八大姓の一つ。 子女:大阿哥(夭折) 養子:弘時(第三皇子、実母は斉妃) 物語後半の悪役、雍正帝の子供を殺し尽くした謀略家。 表向きは理解ある公正な後宮の主として振舞う一方で、裏では自分の地位を守るために手段を選ばない。 息子が夭折した際に、姉を寵愛していた皇帝より見向きもされなかったことに嫉妬し、妊娠した自分の姉(純元皇后)を殺害に追い込んだが皇帝には知られていない。実は庶出である事に、コンプレックスを抱いている。 華妃死後は後宮で圧倒的な権力を保持、第三皇子の生母である斉妃を策略により自死に追い込み、自らが第三皇子の母となり皇太后の位置をねらうも、第四皇子の方が英明な事を知り毒殺しようとするが失敗。 甄嬛回宮後は甄嬛との争いを激化させ、祺貴人を使って「後宮裁判」を引き起こすが失敗し、その後懐妊した甄嬛の策にはまり危害を加えたとされ謹慎処分を受ける。たまりかねた侍女の剪秋が太監の江福海と共謀し独断で甄嬛と第六皇子の毒殺を謀り、その取り調べ中に過去の悪事(妃嬪が産んだ皇子たちを殺害等)がすべて明るみに出る。 特に「純元皇后の毒殺」に激怒した皇帝により廃后および冷宮送りにされそうになるが、竹息(後述)が持参した太后の遺書と純元皇后の死後の遺言により廃后は免れる。ただ、自身がこれまでに賜った宝印・宝冊を没収された上「朕と皇后は死んでも見(まみ)えぬ」と事実上の離別を言い渡された。 物語終盤、皇帝が病に倒れ「お見舞いに訪れたい」と要望するも、それすら拒絶された。皇帝が崩御した後、泣き暮らしていたことから目を患っている事が明らかに。 乾隆帝の即位式の直後、皇太后(甄嬛)から「あなたは妃嬪の墓に入れる・名前は記録(歴史書)に残さない」と告げられ、彼女が帰った後「滑稽だわ!」と号泣し翌日目を開けたままで死んでいるのが発見される。 祺貴人(瓜爾佳文鴛) 演 - 唐芸昕(中国語版) 居住宮殿 碎玉軒→儲秀宮→交蘆館 祺貴人→祺嬪→祺貴人→冷宮送り→庶人→撲殺 出自:満軍上三旗・鑲黄旗、は満族八大姓の一つ。 子女:なし。(流産歴もなし。) 皇后派の一人、虐め得意の強気者。 年羹堯排斥後に功臣の娘として入宮。父は年羹堯排斥に功績があった瓜爾佳鄂敏。当初は甄嬛を慕うとみせて碎玉軒に引越までするが次第に態度を変え、甄遠道が鄂敏に陥れられ罪人となって以降は皇后派として甄嬛に敵対する。使用人への暴力的な面を皇帝に目撃され「主位に値せず」と貴人に降格、謹慎となる。 謹慎を解かれ皇后の指示を受け「後宮裁判」を引き起こすが敗れ冷宮に送られる。生家の瓜爾佳氏が失脚し、雨の中冷宮から脱走。皇后に助命を懇願しようとするが皇后は黙殺し、養心殿まで走りたどり着き皇帝に家族の助命嘆願をするが皇帝は聞き入れず、彼女の命だけは奪わず庶人にする決定をした。直後に蘇培盛の指示で宦官たちから蹴り殺されて死亡。 斉妃 演 - 張雅萌 居住宮殿 - 長春宮 斉妃→自害 子女 :弘時((第三皇子)皇后の養子に。) 皇后派の一人、身分高いが皇后に何度も利用される。 第三皇子弘時の生母。視野が狭く愚か。一時寵愛を失った莞貴人を血がでるまで殴らせるなど虐めるが、寵愛を回復した際すぐに謝罪に向かうなど軽率な言動が目立つ。第三皇子が皇帝になった際に太后になるという野望を抱くが、その考えを皇后に知られる。 皇后の暗示の下、当時寵愛を受けていた寧貴人に棗の汁物を届けて妊娠できない体にするが露見し皇后に助けを求めるが、知らぬふりをされ第三皇子を巻き添えにしないため自ら首を吊り自害する。 富察貴人(富察儀欣) 演 - 趙秦 居住宮殿 - 延禧宮 富察貴人 子女:なし。(流産1回。) 皇后派の一人、無遠慮だが、斉妃に支持する。 満軍旗出身。入宮当時は周りと距離を置き無関心を装っていたが、同時期に入宮した6人の内一番早く子供を宿し傲慢な態度を顕す。 皇后の策略により安陵容の撒いた香によって凶暴になった猫に飛びつかれ、流産してしまう。以後は寵愛を失った甄嬛を虐めるが、再度寵愛を得た甄嬛に呂皇后の人豚の話を例えにあげて脅され、恐怖のあまり気が狂いその後物語に一度も出てこない。 貞嬪 演 - 郭宣(中国語版) 居住宮殿 - 延禧宮 貞嬪 皇后派の一人、中立派を振舞っている。 第56話から登場の嬪。皇后の配下。康常在とともに寵愛を失った同じ皇后派の安陵容を虐待する。 康常在と共に陵容の宮へ押しかけ、「魔よけだ」と称してお札を張ったり清めと称して水をかけたりなど、いやがらせを実行する。 後宮裁判の際には祺嬪に同調した発言をする。結局、甄嬛の子供たちに関する無責任なうわさをまき散らしたとされ、減給処分される。 康常在 演 - 何亜男 居住宮殿 - 延禧宮 康常在 皇后派の一人、中立派を振舞っている。 第56話から登場の常在。皇后の配下。常に貞嬪と行動を共にする。
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