発展・展開
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「創造都市ネットワーク」の記事における「発展・展開」の解説
創造都市を訪ね、創造産業に触れることで感性を磨くことを目的とする「クリエイティブツーリズム」が欧米を中心に盛んになっている。 アジア開発銀行とイギリスの調査機関エコノミスト・インテリジェンス・ユニットが発表したアジアとアメリカおよびフィンランドを対象とした創造生産性指数(Creative Productivity Index)では、日本が1位になっており、創造都市の可能性を示している。 2020年、世界に蔓延した新型コロナウイルスにより都市封鎖で外出できなくなった人々の精神衛生維持のため、音楽部門に選定されているスペインのリリアでは、市内在住のミュージシャンや音楽教師・生徒らが窓辺やバルコニーからベートーヴェンの交響曲第9番を一斉に演奏して町中の人々を勇気づけた。これをうけユネスコはソーシャルメディア・キャンペーン「#WindowsOfMusicAndHope」を立ち上げたところ、呼応する創造都市が現れ、さらに映画部門やメディアアート部門の創造都市も独自の応援企画を展開するようになり、ユネスコは「困難な時に必要な貢献と連帯である」とし、慈善文化イニシアチブの世界的な例と評価した。 創造都市を参考にしたものとして、EUでは人間都市(ヒューマンシティ) を立ち上げ、日本においても文化庁が2007年から文化芸術振興基本法(現文化芸術基本法)に基づき「文化芸術創造都市」を創設し顕彰しており、政治的対立軸とは別に2014年から日中韓共同で推進する「東アジア文化都市」事業へと広がり平和文化交流を実現している。 また、世界遺産である京都市や奈良市は古都としての価値・魅力とは別に、創造都市としての可能性も模索している。 東京都は23区全域を一つの都市(広域都市圏)と捉え、「文化創造都市」として「東京文化発信プロジェクト」を推進、民間からも文化創造都市政策の提言や、2020年東京オリンピックを見据えた「東京文化都市構想」が提案されるなど、独自の創造都市を標榜しているほか、二子玉川が地域独自でクリエイティブシティを名乗るなどの動きもある。 さらに日本では、創造都市から創造農村が発展し、創造農村を文化的財・環境財と見做すことで、生態系サービスなどの環境産業という新しい分野の創造産業の可能性を欧米に提示している。日本景観学会理事の斎藤全彦は、「新たな産業創造には健全なコミュニティと良き景観が必須条件」と、創造都市と環境の互換関係の重要さを説いている。
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発展・展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/10/24 03:10 UTC 版)
2008年11月に行われたインタヴューで、ポール・サイモンは、同曲を書いたときに頭のなかに浮かんでいたものは、「ゴーイング・ホーム」という仮題で呼んでいた、という。しかしながら、このタイトルではあまりに「月並みすぎる」と感じ、「コダクローム」というタイトルを思いついた。「ゴーイング・ホーム」と音韻が似通っているということと、それ以上にイノヴェーティヴなポテンシャルをはらんでいるからである。同曲の「いちばん面白いところ」として、彼は冒頭の一行を挙げている。この冒頭の一行とは、When I think back on all the crap I learned in high school, it's a wonder I can think at all. というものである。Crap の一語のおかげで、いくつかのラジオ局では、同曲が放送禁止になった。 1990年代には、映画『コーンヘッズ』(監督スティーブ・バロン、1993年)、および『コップス&ロバーソン(英語版)』(監督マイケル・リッチー、1994年)で、挿入歌に使用された。 ウィキニュースに関連記事があります。愛されたカラーフィルムに終焉 (2009年6月23日) 2009年6月23日『産経新聞』の報道によれば、前日22日にコダックは同年内で「コダクローム」(第3世代)の製造販売を終了すると発表した。同紙は、「ポール・サイモンに歌われた名フィルムが退場」という題の記事で、本作に言及した。フィルムと同じく歌詞に登場する「ニコン」(現在は法人の名になっているが、元々は35mmフィルムカメラのカメラ名ないしブランド名)も、すでに2006年1月、銀塩フィルム式一眼レフ写真カメラ全8機種のうち6機種の生産終了、2機種の新規開発を終了し「事実上の撤退」と報道されている。ただし2014年現在、フラグシップ系列機「ニコンF6」の製造とマニュアル式普及機「ニコンFM10」の販売は継続されている。
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