現状の扱いとは? わかりやすく解説

現状の扱い

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 08:38 UTC 版)

ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事における「現状の扱い」の解説

藤子プロおよび小学館監修発刊したムックドラえ本3』(小学館2000年)には写真入り本作わずかに解説されており、「原作イメージ違っていて半年で終了した幻の番組」と紹介されている。 こうした公式サイドによる否定的見解慣例化や、雑な偽物セル画出回るうえ、事実無根デマ誤った情報流布資料焼却フィルム散逸などから情報露出の非常に乏し作品となっていた。少なくとも2000年代初頭までは、誤った情報が公式に伝わっており、2003年頃に真佐美自身ウェブサイト上で正確な情報公開するまでは、チーフディレクター上梨満雄でなく大貫信夫とされていた。なおスタッフ情報間違って伝わっていた理由として日本テレビ動画解散して当時スタッフ状況調査困難になった末、1978年杉山卓(元・虫プロダクション)が執筆したテレビアニメ全集2』(秋元文庫)において日本テレビ動画前作品『モンシェリCoCo』のスタッフ情報引用し以降資料全てこの本を元に作成されたため、このような誤解生まれたであろうと真佐美述べている。 2004年末、日本テレビ放送されていた教養番組特命リサーチ200X』において真佐美所蔵している映像放送する企画があったが、明確な理由示されずにオンエアには至らなかった。 2006年には、藤子不二雄FCネオ・ユートピア会報誌43号(2006年12月発行2009年8月改訂版発行)にて本作特集が行われ、チーフディレクターの上満雄、制作主任真佐美ジュン作曲家越部信義のび太初代声優太田淑子インタビュー、真佐美提供したオープニング絵コンテ第1回スケジュール表、サブタイトルリスト、スタッフ・キャストデータ、作画設定資料、フィルムストーリー、中間報告書1973年4月1日放送第1話出た!ドラえもんの巻」の原作「クルパーでんぱのまき」の再録など多数資料掲載された。なお本特集では「今まで歴史の隅に隠されてきたアニメ『ドラえもん』原点スポット当てる必要があるし、またそうすることによって、これまで思い込みで『失敗作』と決めつけられ日本テレビ動画スタッフ達の業績に対して正し評価下されることであろう」「日テレ版『ドラ』は、これまで残され情報あまりにも少なく失敗作』というレッテルを貼られてきたが、そのレッテルを一旦剥がしてもう一度新たなる評価下す必要があるのではないだろうか」と結ばれている。 2007年CS衛星放送日テレプラス」が旧作再放送するために権利者フィルム行方捜索したが、またしてもオンエアには至らなかった。 真佐美自身所持するフィルム元に無償の上映会を行っていたが、2011年藤子プロから上映会中止するよう要求された。真佐美側は「非営利」「無償」「無報酬の上映会であれば著作権者許可得ず開催可能(著作権法381項)であること、現在の作品自体権利状況において上映問題が無いことを訴えたが、結果的に両者交渉決裂してしまった。 なお、真佐美はこの件について「昭和40年代私たちアニメ制作携わった者たちは、過酷な労働条件と最低の賃金、ほとんどサービス残業で“アニメが好き”ということ命を懸けてきた。そんな自分たちが携わってきた愛すべき作品興味持って頂けるなら、多く方に知っていただきたい、と思うのが人として当たり前だ理解していただきたい。しかし、著作権法という剣を振りかざして、それらの作品封じ込めようとする営利目的企業など存在することも事実である。(中略)私は営利目的とせず、ただ、こういう作品作ったという証を多く方に知っていただきたく思うので、年金暮らし苦し中でも変わらず、夢を追いかけることを喜びにした。これからの短い人生楽しみたいのである映画作り時の初心わするべからず”である」とブログ記している。 2013年2月6日日本テレビ1億人の大質問!?笑ってコラえて!』のインタビュー野沢雅子が「ぼくドラえもん。」とドラえもんの声を演じている。また、野沢NHK総合テレビあさイチ』(2015年7月9日放送でも、モノクロだったんです」「出すの早すぎたんでしょうね、そんなに長く続かなかった」などと僅かではあるがこの作品について証言している。そして番組最後には「今日ごきげんよう」とドラえもんの声を演じている。

※この「現状の扱い」の解説は、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の解説の一部です。
「現状の扱い」を含む「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の記事については、「ドラえもん (1973年のテレビアニメ)」の概要を参照ください。

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