現状による分類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/15 01:30 UTC 版)
各天守について以下のような区別をする。記述方法は各節に従う。 現存天守は、城が存城当時に建てられたものが野外において保存され、現在も存在が認められるものをいう。 現存しない天守は、現在では建物はないが、指図・絵画資料・文献・遺構・古写真の何れかがあり、存在した当時の様子が覗える資料が現存するものをいう。伝説・伝承のみのものは含まない。 木造復元天守は、文献・絵図・絵画資料・古写真・遺構などを元に当時の工法・構法を用いて忠実に復元したものをいう。 外観復元天守は、文献・絵図・絵画資料・古写真を元に外観を復元したものをいう。 復興天守は、天守は過去に存在し、同じ場所に現存する城を参考に、または想像して建てられたものをいう。 模擬天守は、存在が確認できないまたは、特定に至らない状態で建てられたものをいう。主に以下3種に分類に属するもの。天守は実在したが、異なる場所(城敷地内もしくは常識的な近隣)に再建されたもの。 天守台は実在したが、天守が建てられなかった城に建てられたもの。 城は実在したが、天守は存在しなかった、もしくは存在したか不明な城に建てられたもの。 天守閣風建築物は、上記のいずれにも属さず、「城」・「天守閣」などを含む正式名称を持つもの、または、正式に天守を模した外観であるものとする。
※この「現状による分類」の解説は、「天守の一覧」の解説の一部です。
「現状による分類」を含む「天守の一覧」の記事については、「天守の一覧」の概要を参照ください。
- 現状による分類のページへのリンク