海外志向、外国語学習
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 13:39 UTC 版)
20歳を過ぎた頃から「自身の可能性を広げるためにも英語を学びたい・長期で留学に行きたい」と考えていたといい、海外志向はその後一貫している。ハリウッドスターの名前が連なるハリウッド・ウォーク・オブ・フェームで、シンディ・ローパーや脚本家ハーヴェイ・ファイアスタインのプレートを見つけては「いつかは自分も名前を刻めたら」と意欲を示し、晩年は「海外の作品にも挑戦したい、自身の大きなゴールの1つに海外のステージに立ちたいというのがある」 と明言していた。具体的な作品名としてブロードウェイ・ミュージカル『アリージャンス』を挙げ、「ブロードウェイで活躍しているアジア人の実力者のパフォーマンスに感動、自分もやりたい」と思ったという。また、海外で仕事のオファーを受けるための準備として殺陣と居合の稽古をしていた。特に具体の予定があったわけではないが、日本人なら出来て当然という期待値があるため で、『日本製』の取材も、海外で自国のことをちゃんと語れるようにという動機によるものだった。語学学習は、長期留学は時間が取れず、2013年にニューヨーク(1か月)、2017年にロンドン(2か月)への短期留学を行った。それ以外でも英語で日記をつけるなどして日常的に英語力を鍛えており、積極的に英語での会話を行っている。 また、英語のみならず、日中合作の『真夜中の五分前』の主演では3か月の猛特訓で中国語を習得。想像以上に流暢な中国語に行定勲監督は「上手すぎて困った」と、主人公の設定を変えるほどであった。 英語学習のエピソード:2014年のドラマ『殺人偏差値70』(日本テレビ系)で共演した高橋克実は「一番印象的だったのは移動して撮影の合間とか弁当を食べて空いていた時間に、必ずオンラインで英語の勉強をしていた」とコメント。『おとなの基礎英語』(NHK Eテレ)に出演していた坂下千里子は三浦から「番組をいつも録画して見てるんですよ」と言われたと明かしている。また、舞台観劇と英語勉強のために2日間だけロンドンに滞在した際、旅行中のハリセンボンの近藤春菜と現地で食事をすることになり、三浦は「英語の勉強をしたいから」と、店の予約も全てしたという。2018年の映画『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』で共演した高畑充希は、コロナ自粛中に一緒に英語の勉強をしていたと明かし、三浦からのテキストメッセージを公開した。「We are having through hard time|But don't forget smiling|Because to smile is Increasing|your Immune system」(僕たちは辛い時間を過ごしているけど、でも笑顔は忘れないで!だって笑顔は免疫力を上げてくれるからね。) 2015年には「語学力をもっと身に付けたい。25歳になった自分は、もう少し英語が話せたはずなんだけどな(笑)」と話していたが、その1か月前にハリウッドで行われた映画『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』のワールドプレミアでは流暢な英語を披露。会場で大きな歓声を浴びていた。なお、同作の香港でのワールドプレミアでは流暢な中国語でスピーチした。 2018年に出演した『tourist ツーリスト』では初の英語台詞があり「初めてだったので純粋にうれしかった」「自分なりに向上心をもって取り組んできたことが形になるうれしさがあった」と語っている。 2019年「ソウルドラマアワード(英語版)アジアスター賞」授賞式では、海外での栄誉に感謝の意を伝えるとともに、自身が俳優として携わるエンターテインメントが国境を越えて持つ力について語り喝采を浴びた。 - I believe entertainment has the power to connect people. As neighboring countries, we occasionally run into some problems. But I believe that, if we make an effort to understand each other a little better, we’ll be able to deal with those problems together. In the future, I would like to contribute more to strengthening Asia as a whole through my artistic endeavors. The fact that I am here receiving this prize makes me respect and love South Korea more.(- 中略 - 俳優としてアジアで活動する中で、私はその国ごとの美しい文化や人の優しさに触れてきました。アジアでの活動には大きな意味があります。エンターテインメントにはスポーツのように国境を越えて人々を結びつけ、興奮を生み出す力があります。国同士の関係は少しずつ難しくなっていますが、僕たちは共に乗り越えられるはずです。互いを理解しようと努力することが大事です。私は自分の活動を通じて、アジアの国々の絆を強める役割を担い続けられたらと願っています。今回の受賞で韓国への愛情と尊敬の念が深まりました。- 抜粋 - ) — 三浦春馬、Seoul International Drama Awards(英語によるスピーチ)
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