機械帝国ザイエス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/18 01:30 UTC 版)
リボル 機械帝国ザイエスによる「神掃」の総指揮官。階級は大将。普段は温厚な老人を装っているが、その素顔は冷酷で失敗は決して許さない。軍人らしく、国益のみを戦争に求めており、自国民を除いた人命については無関心で非戦闘員はおろか場合には自らの部下でも容赦なく殺害する。かつての少年時代では戦争で両親と妹を失った経緯がある模様(戦闘中にナナの隙を作るために語りだした事なので事実なのかは不明だが、その際のリボルの表情からナナは本当だろうと推察している)で、ザイエス軍の上層部に乗りつめその権威によって世界から戦争を無くそうとの心があったが、それ以降の過程で戦争に飲まれておかしくなってしまった。 敵であるベリアルやシトリーと対等に接するなど、食えない性格をしている。右腕は巨大なレーザー砲を内蔵した義手やロボットアームなどに換装可能となっている他、身体の至る所を機械化して強化している模様。他に剣術も巧みであるが、それでもシトリー曰く武闘派でないらしい。 カントール防衛の失敗後、退役して政府の『特別顧問』となる。当然、それは名ばかりで権力はなく、路地裏でホームレス同然の暮らしをしていた。そこで煽動機関の者に唆され、自分の居場所である「戦場」をまた作るため、職を失ったバーンエッジらと共に煽動機関と結託する。 キャブト 『四機皇』の一人。力の序列は4番目。小柄な機械の体に八本の足を持つ。足の先に付いた鉤爪で攻撃する。 チュウ ザイエス軍の指揮官。階級は中佐。卑怯な性格で、人を殺すことをなんとも思わない。特に子供が嫌いらしく、「超ウザイ、ゆえに皆殺す」とは本人談。自称「世界で2番目に世界一」。自分達の侵略作戦の妨害をしてきたナナを強化兵器で返り討ちにし子供たちを虐殺しようとしたが、突然あらわれたイーラ部隊のベリアルの暴力によって制裁される。カントール防衛作戦で中佐以下の階級に格下げされて(ベリアル達に敗れたため?)再登場するが、鍛錬したナナにあっけなく倒される。 バーンエッジ ザイエス軍の諜報部員。階級は少尉。容姿端麗の艶美な女性で嘗てコンパコ戦争の陰で暗躍していた。強化兵器を使いシロと交戦し彼女を追い詰めたが、最終的には機体を半壊させられ逃亡する。肉弾戦では火を纏う特殊なナイフを用いる。 グロッグ ザイエス軍の諜報部員。階級は伍長。バーンエッジの部下で彼女のことを「姉(あね)さん」と呼ぶ。コンパコ戦争を止めようとしたナナを強化兵器を使い排除しようとし彼を苦しめるが逆に返り討ちにされ逮捕される。後に混乱に乗じて逃亡。バーンエッジいわく「デスクワークのほうが向いている。」肉弾戦では連射式小型拳銃を用いる。バーンエッジに恋心を抱いていて、カントール爆発の危機にその思いを告白するものの、「そういう目で見れない」と普通に断られた。その後、バーンエッジとの関係は特に気まずくなることもなく、共にリボルの仲間として再登場する。 ライス ザイエス軍の研究員。星水兵器開発の第一人者。シロの実の母親で外見は似ている。デスクワーク派に見られがちだが、自らの肉体を使って戦う戦闘能力も高く、強化した機械兵を駆うスキルもなかなかのもの。 かつてザイエスによって滅ぼされた鉱山の村の出身。当初から星水爆弾を製作していたが、それは戦争への抵抗戦力として使うことを決めていた。しかしリボルの目に留まり、シロを人質に取られ村民と天秤に掛けられた結果、全てを捨ててシロを選びザイエスの軍門に降った。しかし直後に誤解からシロに見捨てられ、その逆恨みからザイエスに与するようになった。 シロと敵対することとなった後も、母としての愛情を完全に捨て去ることはできず、カントール要塞にある自室を開けるためのカギを、髪飾りとしてシロに託していた。 一本柱の隊長 本名不明。旧ザイエス軍の隊長。浮浪者のような格好をした小太りの男。無類の女好きであり、女性に対しては戦うことも好まず、談話にも応じる。しかし性格は残忍かつ狡猾で、人質を盾にして戦うなど勝利のためには手段を選ばない。またそうした狡賢さゆえに、自らが騙されることを最も嫌う。身体中から無数の剃刀を繰り出し、あらゆるものを切り裂く。リボルとは昔の戦友だった。 カントール防衛戦ではライスの計らいで出所し参戦、ナナの正体を見破り致命傷を負わせる。しかしそれがきっかけで覚醒したナナに圧倒され、最終的には降伏した。その後、要塞の自爆を阻止するナナを援護し、リボルと対決する。
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機械帝国ザイエス
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マージ、世界連合と並ぶ「三大均衡勢力」の一角をなす超大国。神帝王なる国家元首の名の下に、様々な国に対して「神掃」(しんそう)と呼ばれる侵略戦争を起こしている。高い技術力に裏付けされた大量の機械兵や、国一つを消滅させるに足る威力の大量破壊兵器「星水爆弾」を保有する。八つの国々を統合してできた国家のため、国旗は歯車の中に八本の針のようなマークが刻まれており、現在のザイエスは「八つ柱」とも呼ばれる。「神掃」を始める以前から資源と国土を求めて、侵略と併合を繰り返した結果「三大均衡勢力」まで伸し上がった歴史を持つため、リボルの様に元々ザイエスではなかった民を自国民と考えなかったり、重労働による貧しい生活を強いられる都市もある。
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