木ノ本家
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木ノ本 希桜(きのもと きさ) 声 - 向日葵 / 高梁碧 木ノ本家の家長で、今回の家族交換の提案者である。「黒ずんだ珠子」という筆名で女性向けBL漫画家をしており、矢崎家を勝手にモデルにした「ヤーザキ肉体愛家族」を連載している。常に締め切りに追われているため家事は実咲に任せている。夫を病気で失い、女手ひとつで5姉妹を育てた。大変お茶目な性格をしており、頭が悪い。唐突に無茶な話を平気でする上に困った事があればすぐに泣き、酒が大好きなど厄介な面を多々持っている。「漫画家モード」に入ると軍人口調になる。昔から息子を欲しがっており、雅人とは学生時代の先輩後輩の仲である。実は貧乳。野川宮学園OBでもあり、当時は今では想像もできないほどの内気な性格で、学園トップの優等生だった。 木ノ本 マヨ(きのもと まよ) 声 - 鈴谷まや / 同左 木ノ本家長女。野川宮学園4年生にして生徒会会長。学園では成績優秀・容姿端麗で知られる憧れの的だが、その実態は家事の類が一切できない上に自堕落な生活を送るダメ人間。その代わりとして人心掌握術に長け、子供のころはガキ大将だった咲耶を影で操る「影大将」であり、生徒会でも委員たちを手足の如く使い、生徒会室での家電の設備を許可させたり、それまで禁止とされているバイトをできるように運動を興して学園に許可させるなど、「学園の影の支配者」となっている。なお、本来裏方に徹するタイプのマヨが生徒会長になってまでアルバイトを認めさせたのは、自分達の家計が苦しいことに由来する。 家族交換もただ一人断固反対していたが、結局、母のごり押しで計画を押し通されたため、渋々了承。ところがいざ始まると逆に積極的になり、姉として京一にいい所を見せようと躍起になる。 木ノ本 咲耶(きのもと さくや) 声 - 遠野そよぎ / 岡嶋妙 木ノ本家次女で、実咲の双子の姉。野川宮学園3年生。A組在籍で京一とはクラスメイト。京一とは木ノ本家の中で一番付き合いが長く、部屋も窓を挟んでの隣同士。活発かつ勝気な性格の持ち主で、柔道・空手を6年間やっていたため喧嘩が強い。特に空手は夕空を上回る腕前であり、小さいころはガキ大将をしていた。5歳のころから京一に恋心を抱いているが、なかなか表に出せず、つい突っかかってしまう。 家族交換の際には雅人の推薦で矢崎家に行くことになり落胆の色を隠せないでいるが、京一の部屋で住むことになり幸せを感じる一方、他の姉妹に京一が取られないかを気にしている。家事は一応できるが、料理だけはチャーハンしか作れない。 実は子供の頃はむしろ実咲の影に隠れてるような性格で、柔道・空手を始めたのも京一や実咲に付いて行きたいが為のことだった。実咲の入院で落ち込む京一と実咲の代わりに遊ぶようになり、現在のような性格と地位になっている。 木ノ本 実咲(きのもと みさき) 声 - 五行なずな / 小野涼子 木ノ本家三女で、咲耶の双子の妹。野川宮学園3年生。A組在籍で京一とはクラスメイト。咲耶とは対称的に内気で家庭的な性格の持ち主。木ノ本家の家事全般を受け持ち、彼女がいないと木ノ本家は色々と荒れ果てるほど。また、怒ると怖い。京一のことは咲耶と同等なくらい恋心を抱いており、それまでは咲耶の気持ちを汲んで一歩引いた形でいた。だが、家族交換の際に咲耶が気持ちをはっきりさせなかった事に落胆と憤慨を覚え、それならばと今まで抑えていた気持ちを表に出し、京一へのアプローチを決意する。 実はガキ大将であったのは実咲の方であり、むしろ咲耶より運動神経が良かった。ある理由で入院した事が原因となり、現在では激しい運動を禁じられている。退院後、自分の代わりに仲が良くなった咲耶を見て、京一への想いを封じた上で現在のような性格を演じている内に、半ばそれが素になっている。時折出る強気な性格はこの頃の名残である。 木ノ本 乃来亜(きのもと のきあ) 声 - 五十鈴みゆう / 清水愛 木ノ本家四女。野川宮学園2年生。木ノ本家一番の問題児でトラブルメーカー。明るい性格で周囲を笑わせる才に長けているが、同時に姉妹に悪戯するのも好きで、下ネタを連発し姉妹を恥ずかしがらせることに情熱を注ぐ。巨乳の多い姉妹の中で唯一、希桜と同じ貧乳。希桜の良き理解者でもあるが、希桜の描くBL漫画だけを苦手とする。家族交換の際、自ら矢崎家に行くと立候補したが、希桜が京一を擁立したため却下された。キャラクターの中で一番表情が多く、作中でも多種多様な顔芸をする。 このような性格になったのは父親が病死して落ち込む家族を笑わせたい為である。 木ノ本 華(きのもと はな) 声 - 森谷実園 / 吉田真弓 木ノ本家五女。野川宮学園1年生。成績優秀だが元々体力はなく、背は低いが同年代の平均を超えた胸をしており、いわゆるロリ巨乳。天邪鬼な性格の持ち主で、いつもはキツい言動をしているが根は良い子。大抵は乃来亜とつるんでおり、乃来亜のボケに対して突っ込みの役目をしている。基本的に姉たちを尊敬しており、乃来亜に対しては一見冷たい態度をとっているが、いざという時に姉らしい態度を取ることもあって最低限の敬意は払っている。学園では、学年で成績トップの優等生で、クラスメイトたちからも頼られている。子供の面倒を見るのが好きで、ボランティアで近所の幼稚園で子供たちの面倒を見ることがあり、「華センセー」と慕われている。 京一には特にキツイ態度を取っているが、これは子供の頃に京一たちと遊んだ際に京一たちに付いて行けず、足を引っ張られた事に怒った京一からそっけない態度で爪弾きにされた経験によるもの。現在の性格はこの時の事が影響しており、その仕打ちに深い恨みも持っているため、京一に対する認識は敵でしかない。ボランティアをしているのは優秀な姉達へのコンプレックスの為。マヨルートでは姉達の後押しもあり、生徒会長に就任するまでに成長する。
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