普及モデル
普及モデルとは、いわゆる「普及学」において用いられる理論的・概念的な型(モデル)のことである。もしくは、スマートフォン等の製品ファミリーにおける廉価モデル(エントリーモデル)の異称である。
普及学における型としての「普及モデル」は、製品等が市場で普及していく過程・構造を理論化・形式化して示したものである。たとえば、ロジャース(Everett Rogers)の「イノベーター理論」やムーア(Geoffrey Moore)の「キャズム理論」は、普及過程を構造的な型に落とし込んだ理論であり、その意味では普及モデルの一種である。市場における製品の普及過程を数式で示したモデルとしては、バス(Frank Bass)の「バス拡散モデル」が挙げられる。
スマホ等の製品群における特定のモデルを指して用いられる場合、「普及モデル」は、製品ファミリーの中では安く購入できるモデルを指す。主に「ハイエンドモデル」や「フラッグシップモデル」などの表現と対比する形で用いられる。普及モデルは相対的に機能やスペックが抑えられているが、その分だけ価格も抑えられており、購入しやすい。ちなみに、低スペックの廉価版を指す言い方には「ローエンドモデル」「ベーシックモデル」「エントリーモデル」といった表現が用いられることもある。
廉価版
(普及モデル から転送)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/19 23:56 UTC 版)
廉価版(れんかばん)とは、ある製品を普及の促進などの目的のために「一般的に低価格」にした商品のこと。「普及版」(ふきゅうばん)や「低価格版」(ていかかくばん)と呼ばれ、CDやDVDなどのソフトウェアの場合は「廉価盤」と呼ばれることもある。業種にもよるが、「廉価版」と「ローエンド」の区別が曖昧なものもある。標準版より廉価と言う意味でスタンダードという分類で販売される場合もある。
- ^ ラインナップは4作のみで、何れも12月22日発売。『スーパーシュヴァルツシルト2』(工画堂スタジオ)、『スプリガンmark2』(ナグザット)、『ソル:モナージュ』(アイレム)がSUPER CD-ROM2用タイトルで、『イースI・II』(ハドソン)のみがCD-ROM2用タイトル。
- ^ “新発売"ペヨング"とペヤングの違いを広報に直撃! 「おおむね同じだが……」”. マイナビ (2016年3月8日). 2016年5月1日閲覧。
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