日本国内での鳥インフルエンザ発生状況とは? わかりやすく解説

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日本国内での鳥インフルエンザ発生状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/04 03:40 UTC 版)

鳥インフルエンザ」の記事における「日本国内での鳥インフルエンザ発生状況」の解説

2004年2月テレビ朝日などが日本初感染大々的報じたのは京都府船井郡京丹波町浅田農産だが、ほとんど報道されていなかっただけですでに大分県山口県岡山県宮崎県などで小規模な発生がみられていた。浅田農産では、これまでにない大量死不審思った社長鳥インフルエンザであることを強く疑ったものの、謎の大量死発生している旨の匿名電話通報保健所にあるまで創業会長指示隠蔽したため2次感染を招くほどの事態となった。しかし、この1例を除けば迅速な密閉撲滅作戦によりいずれも小規模終息させ国内での蔓延免れた。これは日本独自防疫手法で、ウイルス発生疑い段階で、処分移動停止畜舎運送車の消毒が、家畜保健衛生所民間獣医師農家、関係業者らの連携のもと一斉に行われる鳥インフルエンザの他、過去口蹄疫密閉撲滅作戦鎮圧した2005年6月茨城県および埼玉県鳥インフルエンザウイルス見つかったことから、農水省全国的にウイルス感染状況見直し実施茨城県から31カ所の養鶏場ウイルス感染歴を示す抗体陽性反応確認された。そこで全国的に養鶏所数十羽から気管粘液などを採取しウイルスの有無2週間毎に計6回検査する監視プログラム実施した2005年11月15日までに、茨城県国内大手のイセファーム系列採卵養鶏場(約77万羽)でウイルス検出された。農水省監視プログラム実施した養鶏場から鳥インフルエンザウイルス検出されたのは国内初めてである。 2005年12月9日茨城県新たにH5型の抗体陽性確認され以前からの検査には検査材料を若いからのみ採取していたことが発覚した2005年12月までに茨城県40養鶏場埼玉県の1養鶏場において、からウイルス分離されるか、抗H5抗体陽性確認された。分離されインフルエンザウイルスグアテマラ近縁であり、A/ck/Ibaraki/1/2005(H5N2)と名づけられた。 2006年1月厚生労働省は、H5N2ウイルスヒト感染したことを公表した少なくとも13名の養鶏場従業員で、ペア血清のH5N2抗体価が4倍以上増加していた[リンク切れ]。 2007年1月宮崎県新富町日向市岡山県高梁市養鶏場などでH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルス発見されたが、迅速な密閉撲滅作戦展開され周辺農家家禽殺処分した後に焼却した。2月23日環境省は、先に挙げた宮崎県岡山県鳥インフルエンザ発生した養鶏場付近半径10キロ野鳥捕獲しウイルス検査をしたところ陰性であった発表した。これらの結果を受け、宮崎県東国原英夫知事3月1日終息宣言発表した2008年5月 秋田県北海道オオハクチョウ死骸から鳥インフルエンザウイルス検出された。 2009年2月愛知県豊橋市ウズラ農家で、日本では初となるH7亜型ウイルス確認された。 2009年4月日本獣医学会において、国内では哺乳類初めてとなる野生アライグマからのH5N1型高病原性鳥インフルエンザウイルスへの感染発表された。東京大学医科学研究所個体間の感染ではなく感染した死骸食べて感染した可能性が高いことを指摘している。 2010年11月島根県安来市養鶏場鳥インフルエンザウイルス感染した13羽が死亡高病原性ウイルスへの感染疑いが強いとみられることから、同県ウイルス型の特定前に当該養鶏場2万3000羽を殺処分することを決めたウイルス特定前の殺処分日本初となる。 2011年1月愛知県豊橋市宮崎県宮崎市新富町鹿児島県出水市養鶏場鳥インフルエンザ被害相次ぐ兵庫県伊丹市等では野鳥死骸から鳥インフルエンザ陽性反応出た宮崎県では・牛・豚を合わせ1万1564戸の畜産農家対し農家衛生管理指導する家畜保健衛生所獣医師47人しかいないため、1人当たり246戸の農家担当しており、担当者負担増大していることが農林水産省統計明らかになった 2011年2月山口県宇部市常盤公園鳥インフルエンザ確認され宇部シンボルとされた白鳥350余り殺処分された。詳細常盤公園の高病原性鳥インフルエンザ参照2016年11月愛知県名古屋市東山動物園鳥インフルエンザ検出され殺処分が行われた。 2016年12月16日北海道上川郡清水町養鶏場で、死亡増加したことをきっかけに、高病原性鳥インフルエンザH5N6亜型)の発生確認された。家禽への感染例としては北海道内初の事例となる。その後12月20日までに28万羽上の殺処分埋却終え翌年1月15日午前0時をもって防疫措置終了し終息した。 2017年1月13日兵庫県伊丹市昆陽池公園発見されコブハクチョウ死骸1羽から、高病原性鳥インフルエンザH5N6亜型)が検出された。その後の県の調査で、県が飼育するコブハクチョウ25羽のうち17羽が鳥インフルエンザ死亡したことが確認された。 2017年1月14日岐阜県山県市内の養鶏場で、ニワトリヒナ100羽が死んでいるのが発見され、県の調査H5鳥インフルエンザ確認された。県はこの養鶏場飼育されているニワトリ約8万羽殺処分した。 2017年2月佐賀県江北町養鶏場多数ニワトリ死んでいるのが発見され、県が検査した結果調査した全てのニワトリからH5鳥インフルエンザウイルス検出された。これを受け県は当該養鶏場及び、同じ農家運営する全ての養鶏場ニワトリ殺処分実施した

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