日本国内で二番目に古い時計台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/31 06:54 UTC 版)
「辰鼓楼」の記事における「日本国内で二番目に古い時計台」の解説
辰鼓楼は日本最古の時計台である可能性があったが、旧但馬國出石観光協会と豊岡市は2021年6月9日、翌日の時の記念日に取り上げられることを視野に、弘道小学校に残されていた日誌を歴史好きな地元の蕎麦店主が中心となって調査した結果として時計台となったのは1881年(明治14年)9月8日であり、札幌農学校演武場に時計塔(札幌市時計台)が設置された1881年(明治14年)8月12日に比べて辰鼓楼の方が27日遅いと発表した。このエピソードはNHKで特集されたほか、テレビ朝日系『激レアさんを連れてきた。』でも取り上げられた。調査担当者は、事実を知って一カ月ほど悩んだが、ありのままを公表することになり、報道で知ったSNSなどでは「潔い」など好意的な評価が多かった。その後は、楼創建150周年ポスターなどに、従来の「日本最古」ではなく「日本最古年」と紹介している。 なお、建物から独立した洋式時計台、一般市民が時刻を共有するための洋式時計台、国以外が設置した洋式時計台としてはこれらより古いものは知られていない。 辰鼓楼についての古い記録が少なかったのは、鉄道(山陰本線)ルートから外れて明治以降に衰退した出石で、出石城復元などで町おこしの機運が高まって注目されるようになったのが1968年以降という背景がある。
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