日本の民謡とは? わかりやすく解説

日本の民謡

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/03/09 07:00 UTC 版)

日本の民謡』(にっぽんのみんよう)は、NHK-FM放送1966年(昭和41年)4月10日より放送していた民謡専門の音楽番組である。51年間続いていた長寿番組でもある。




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日本の民謡

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民謡」の記事における「日本の民謡」の解説

邦楽一種ある日本の民謡は、古代から続く伝統的な歌唱曲総称で、大部分は歌のみで楽器加わらない日本語発声、韻から生まれたもので日本固有の音楽原点といえる陽旋法長調)のものは、ヨナ抜き音階である。また、労働歌酒席での即興から生まれたものが多いため、字余り変拍子などの複雑で不自然なメロディのものも少なくない1987年昭和62年)の調査では現存する民謡は、およそ58,000曲である。 口伝伝えられたそれらの曲の歌詞は、労働時のつらい気持ち払拭するための愚痴や、酒席での性についての内容のものが多かったと言われる近年の曲では「炭坑節」がそのいい例で、女工らの性に関する表現含まれており、この曲を地域伝統文化として子供たち歌わせることの是非問題発展することもある。そのため現在歌われている民謡多くは、明治維新以後地方自治体文化団体歌詞公募し低俗な歌詞差し替えて地元伝統文化として再構築されたものが多いという。 なお、邦楽には狭義では琉球民謡アイヌ音楽含まないこともある。広義では、広く人口知れ渡った歌という意味で、流行歌一部も含むことがある。 特に明治時代後期から大正時代にかけて北原白秋らによって新たに創作され民謡風の曲は、それまで伝統的な民謡区別して新民謡」、もしくは創作民謡」と呼ばれる。また大正時代から昭和初期にかけて中山晋平藤井清水野口雨情西條八十らによって創作された、主に地域宣伝のための新民謡は、特に「地方小唄」と呼ぶ場合がある。 武田俊輔『民謡再編成によれば、「民謡」は大正から昭和初期野口中山レコード会社文部省民俗学NHKによる運動の発明品ともいうべき存在で、全国各地郷土色豊かな旋律を「民謡」の名のもとに再編成固定化し、全国流通すべく産業化したものとも言え例え安来節のようにそのからはみ出た流行 に、「正調」「保存会」が後から出て来るといった事例 がある事でその見方一定の力を持っている。かつて労働などの日常やりとりのなかで歌が歌われる際には、文句節回しは人により、時と場合により違っていたのである新潮流としてグループ民謡クルセイダーズ」や「俚謡山脈」があり、民謡新し聞き方新たなファン層呼んでいる。 富山県五箇山地方は「民謡宝庫と言われ代表的なこきりこ節」や「麦屋節」を含め多く民謡が、1973年昭和48年11月5日に「五箇山の歌と踊」として、国の選択無形民俗文化財選択されており、多く五箇山民謡保存団体存在し唄い踊り続けることによって守られている(詳細五箇山民謡参照)。なお「こきりこ節」は、「越の下草」や二十四輩順拝図絵奇談北国記」などの古文献にも記載される日本の民謡の中でもっとも古い民謡とされている。 現在伝承されている五箇山民謡 こきりここっきりこ)節・麦屋節長麦屋節早麦屋節小谷麦屋節古代神小代神・四つ竹節・といちんさ節・お小夜節・なげ節・五箇山追分節神楽舞・古大臣・しょっしょ節・草島節・輪島節など

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