打線の性格とは? わかりやすく解説

打線の性格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/09 01:56 UTC 版)

ミックスモダン打線」の記事における「打線の性格」の解説

基本的には、2005年監督務めた仰木彬の「猫の目打線」の流れ引き継いでいるが、清原中村紀洋外国人選手カリーム・ガルシアクリフ・ブランボーらを中心にして、北川博敏谷佳知塩崎真村松有人による固定オーダー組み、さらに水口栄二後藤光尊阿部真宏日高剛的山哲也などが脇を固めるという構想であった清原中村紀の2人2005年まで821本塁打記録していること、谷、北川ガルシア、ブランボーと前年それなりに数字残した外国人2人擁していたことから、マスコミには長打力をかなり期待されており、中村勝広シーズン前に「かつての巨人のようなチーム2つ出来た」と形容自信見せていた。実際に個々全盛時の実力発揮したとしても、2004年本塁打王経験者を4人抱え小久保裕紀ロベルト・ペタジーニタフィ・ローズ江藤智)「史上最強打線」と長嶋茂雄形容し巨人打線対し、「ミックスモダン打線」の本塁打王経験者中村紀のみである。しかし谷と村松複数盗塁王タイトル獲得した経験持ち清原は最高出塁率を過去獲得。また谷も無冠終わってはいるが右打者で3割5分をマークした経験持ち北川村松塩崎好打者である。水口阿部などのバント得意な選手多かったツボはまった時の爆発力はあるが、小技犠打盗塁)などは不得手な選手多かった典型的なビッグボール」向けの布陣だった1990年代後半以降読売ジャイアンツ打線のようなイメージ語られるが、その実態は清原黄金期4番打者として君臨した1990年前後西武ライオンズのような繊細な打線であった

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打線の性格

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 17:46 UTC 版)

超変革打線」の記事における「打線の性格」の解説

金本政権では、誕生当初から、「積極的な走塁意識」や「強く振る意識」が選手徹底され原則として実績プロ入り年数に関係なく、この2つ意識体現できること選手起用において重視する方針打ち出されていた。金本監督当初の構想は、鳥谷福留ゴメスの3選手を「軸」として、そこに中堅及び若手選手積極的に組み込むことで活性化を図ることであったシーズン開幕戦では、「軸」と明言されていた先述の3選手、及び、新外国人ヘイグ三塁手)、実績のある西岡剛二塁手)の「実績組」の5人に加えてオープン戦結果出した高山左翼手)、横田慎太郎中堅手高卒3年目それまで一軍経験ゼロ)、岡﨑太一捕手高卒社会人から12年目だが、それまで一軍通算出場試合数41とどまっていた)の3人を抜擢することでスタメン編成シーズン通して複数若手選手積極的に起用されたが、特に、 高山俊この年ドラフト1位。主に左翼手シーズン通してほぼ継続的にレギュラーとして起用8月20日の対巨人戦以後は「3番左翼手」にほぼ固定されて、最終的に規定打席到達。「打率.275、8本塁打65打点、5盗塁」の成績残して新人王輝いた原口文仁高卒7年目。主に捕手故障癖に苦しんだこともあり、2013年シーズンから育成選手契約であったが、4月27日支配下選手登録なされてその日のうちに一軍登録4月29日巨人戦からスタメンとしてコンスタント起用されて、5月22日の対広島戦以後は「5番捕手」として多く起用されて、最終的に規定打席わずかに届かなかったものの、「打率.299。11本塁打46打点」の成績残した北條史也高卒4年目。主に遊撃手シーズン序盤代打要員からのスタートだったが、5月22日の対広島戦から、二塁手あるいは三塁手として継続的にスタメン起用8月12日対中日戦以後は「1番・遊撃手」にほぼ固定されて、最終的に規定打席わずかに届かなかったものの、「打率.267、2本塁打26打点、5盗塁」の成績残した) この3選手は特に積極的に起用されて、一定上の個人成績残したほか、中谷将大高卒6年目)もシーズン終盤中堅手レギュラーとしてほぼ継続的に起用された。その意味で、「超変革打線」の目指す方向性としては一定の成果挙げたといえるが、一方で打順頻繁に入れ替えるいわゆる日替わり打線」(または「猫の目打線」)の傾向強かったレギュラーシーズン通して組んだスタメン打順は「126通り」に達したこの年シーズン143試合)。 このうち、「1試合のみの打順」は「117通り」に達した開幕13試合目の4月8日から7月24日まで81試合連続新し打順組み合わせ続いた以降も同じ並びが2試合上続いたのは3回のみだった。 ほぼ「固定スタメン」を組め試合は、開幕戦からの12試合のみにとどまったいわゆるクリーンナップ」で出場した選手は、前年の8人から19人へと大幅に増加した(つまり、ほぼ固定できなかった)。 規定打席到達できた選手は、ゴメス鳥谷高山福留の4人のみにとどまったこのうちシーズン通して絶対的なレギュラー」であり続けたのは福留1人のみだった。 チーム打撃成績のほとんどの指標で、最下位または5位にとどまったこのように、「日替わり打線といっても、相手投手や自チーム選手調子に応じて意識的に戦略的にそのような打線編成していた、かつてのオリックス仰木彬監督時代)やロッテボビー・バレンタイン監督時代いわゆるマリンガン打線」)とは異なり、「『複数若手野手に対してコンスタント出場機会(あるいは打席数)を与える必要があった』ために、『日替わり打線』にせざるを得なかった」のが実状であったまた、チームスローガンそのまま打線愛称にしようとした意味では、「No Limit打線」(2008年西武)と相通ずるが、「No Limit打線」は4年ぶりの日本一達成大きな原動力になった一方で、「超変革打線」は(少なくとも、チーム成績という意味では)先述のように、充分な結果残したとは言い難く少なからず異なることが否めなかった。 いわば「超変革打線」は、「(事実上の)『再建モード』に突入せざるを得なかったチーム事情により、若手起用世代交代)が急務となったことにより生まれた打線といえる訳であり、いわゆる「強力打線」の概念照らせば「異色打線であったことが、打線基本的な性格であったといえる

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