クリフ・ブランボーとは? わかりやすく解説

クリフ・ブランボー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/19 02:30 UTC 版)

クリフ・ブランボー
Cliff Brumbaugh
現代時代(2007年)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国
出身地 デラウェア州ウィルミントン
生年月日 (1974-04-21) 1974年4月21日(51歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
205 lb =約93 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手一塁手三塁手
プロ入り 1995年 MLBドラフト13巡目
初出場 MLB / 2001年5月30日
KBO / 2003年6月24日
NPB / 2005年3月26日
最終出場 MLB / 2001年7月24日
NPB / 2006年7月12日
KBO / 2009年9月22日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

クリフォード・マイケル・ブランボーClifford Michael "Cliff" Brumbaugh , 1974年4月21日 - )は、アメリカ合衆国デラウェア州出身の元プロ野球選手外野手)。韓国球界での登録名は「브룸바(ブルムバ)」。

来歴

プロ入り後

デラウェア大学から、1995年MLBドラフト13巡目でテキサス・レンジャーズに入団。

2001年メジャーデビューを果たすも、メジャーでのプレーはこの年のみとなった。

2003年シーズン途中に、不振により解雇されたマイカ・フランクリンの代役として韓国プロ野球現代ユニコーンズと契約。2004年には、打率.343で韓国プロ野球の外国人史上初となる首位打者のタイトルを獲得した[1]

オリックス時代

韓国での活躍を評価され、2004年12月に日本プロ野球のオリックス・バファローズと契約した[1]。年俸は推定8000万円で、千葉ロッテマリーンズ福岡ソフトバンクホークスとの争奪戦を制する形で獲得した選手であった[2]カリーム・ガルシアらと同じく合併球団の外国人選手第1号となった。

2005年は開幕4番に抜擢されながら不調が続いたが、交流戦の時期から徐々に調子を上げていく。しかし、交流戦を過ぎると再度調子を落とした。それでも、124試合に出場して打率.263、19本塁打と一定の成績を残し、翌年の契約を勝ち取った。

2006年は開幕から深刻な打撃不振に陥り、ど真ん中の直球を見逃して三振に倒れることもあるほど調子を崩していた。9月14日に夫人の出産に立ち会うため帰国し、そのまま再来日することはなかった。最終的に47試合の出場で打率.223、5本塁打の成績にとどまり、10月17日戦力外通告を受けて退団した[3]

オリックス退団後

2007年1月11日に古巣・現代に復帰したが、同年限りで現代が韓国プロ野球から消滅したため、2008年から新球団ウリ・ヒーローズと契約。2年間に渡って主軸打者として活躍していたが、2009年はアキレス腱の故障に苦しみ打率が.245と低迷したため、オフに戦力外となり退団した。

2010年は当初リーガ・メヒカーナ・デ・ベイスボルでプレーしていたが、成績は振るわずシーズン途中に解雇された[4]。その後は独立リーグゴールデンベースボールリーグエドモントン・キャピタルズと契約し、リーグ最優秀選手を受賞した。同年限りで現役を引退。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2001 TEX 7 11 10 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 3 0 0 14 0 .000 .091 .000 .091
COL 14 38 36 5 10 2 0 1 15 4 0 1 0 0 2 0 0 9 3 .278 .316 .417 .732
2003 現代 70 297 264 45 80 18 1 14 142 51 3 5 2 0 29 0 2 43 6 .303 .374 .538 .912
2004 132 594 475 92 163 25 1 33 289 105 7 8 4 0 114 10 1 79 10 .343 .468 .608 1.076
2005 オリックス 124 499 448 50 118 20 0 19 195 57 0 0 0 4 46 1 1 103 13 .263 .333 .435 .768
2006 47 132 121 13 27 3 0 5 45 12 1 0 0 1 10 0 0 25 6 .223 .280 .372 .652
2007 現代 126 547 438 75 135 13 0 29 235 87 3 2 5 0 100 12 4 70 17 .308 .437 .537 .974
2008 ウリ
ヒーローズ
102 420 358 39 105 17 0 13 161 61 1 1 4 0 56 6 2 79 12 .293 .388 .450 .838
2009 123 526 436 69 107 21 1 27 211 86 2 2 2 0 86 9 2 111 17 .245 .371 .484 .855
MLB:1年 21 49 46 6 10 2 0 1 15 4 0 1 0 0 5 0 0 23 3 .217 .306 .326 .632
KBO:5年 553 2384 1971 320 590 94 3 116 1038 390 16 18 17 0 385 37 11 382 62 .299 .414 .527 .940
NPB:2年 171 631 569 63 145 23 0 24 240 69 1 0 0 5 56 1 1 128 19 .255 .322 .422 .744
  • 各年度の太字はリーグ最高

年度別守備成績


一塁 三塁 外野




































2005 19 154 14 0 9 1.000 22 12 31 2 1 .956 50 74 3 3 0 .963
2006 18 136 8 0 12 1.000 1 0 1 0 0 1.000 22 23 1 0 1 1.000
NPB 37 290 22 0 21 1.000 23 12 32 2 1 .957 72 97 4 3 1 0.971

タイトル

KBO

表彰

KBO
NPB

背番号

  • 57 (2001年)
  • 35 (2001年)
  • 24 (2003年 - 2009年)

脚注

  1. ^ a b 「オリックスが新外国人2人獲得/プロ野球」『読売新聞』(読売新聞社)2004年12月10日、大阪朝刊 スポーツB面 20頁。
  2. ^ オリックス選手会長の川越、保留の理由は「岩隈問題」」『SANSPO.COM産業経済新聞社、2004年12月10日。オリジナルの2004年12月12日時点におけるアーカイブ。
  3. ^ 「オリックスがブランボーに戦力外通告/プロ野球」『読売新聞』(読売新聞社)2006年10月18日、東京朝刊 スポーツB面 22頁。
  4. ^ https://www.baseball-reference.com/register/player.fcgi?id=brumba001cli
  5. ^ 2005年3、4月度「JA全農Go・Go賞」受賞選手 (パシフィック・リーグ)”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年4月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年4月2日閲覧。

関連項目

外部リンク


クリフ・ブランボー(2008-2009)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/04 23:52 UTC 版)

キウム・ヒーローズ」の記事における「クリフ・ブランボー(2008-2009)」の解説

オリックス・バファローズ2003年から04年まで現代在籍04年には首位打者となる活躍チーム韓国シリーズ2連覇貢献2005年から06年までオリックスプレーした後、2007年現代復帰移籍後も主に指名打者として活躍し2009年まで4番任された。なお、韓国では発音上、プルムバと呼ばれる

※この「クリフ・ブランボー(2008-2009)」の解説は、「キウム・ヒーローズ」の解説の一部です。
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テキサス・レンジャーズ及びその前身球団の選手 ゲイリー・マシューズ・ジュニア  ケビン・ライマー  クリフ・ブランボー  ドイル・アレクサンダー  ダン・コルブ
オリックス・バファローズの選手 山本省吾  フェルナンド・セギノール  クリフ・ブランボー  荒金久雄  喜田剛
コロラド・ロッキーズの選手 ダンテ・ビシェット  オクタビオ・ドーテル  クリフ・ブランボー  マイク・ハンプトン  ジェイソン・ジアンビ
現代ユニコーンズ及びその前身球団の選手 宋志晩  コーリー・ポール  クリフ・ブランボー  李輔根  鄭ミン台
ネクセン・ヒーローズ及びその前身球団の選手 孫勝洛  ブランドン・ナイト  クリフ・ブランボー  高源浚  金栄敏

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