李大炯とは? わかりやすく解説

李大炯

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/20 07:57 UTC 版)

李 大炯(イ・デヒョン)
Lee Dae-Hyung
2013年7月7日の李大炯
基本情報
国籍 韓国
出身地 忠清南道保寧市
生年月日 (1983-07-19) 1983年7月19日(42歳)
身長
体重
184 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 中堅手
プロ入り 2003年 2次ドラフト2巡目
初出場 2003年4月5日SK戦)
最終出場 2019年7月31日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

李 大炯(イ・デヒョン、1983年7月19日 - )は、大韓民国出身の元プロ野球選手、モデル。

経歴

LG時代

プロ入り当初は、代走が主だったが、2005年に107試合に出場しリーグ3位の37盗塁を記録するなど頭角を現す。

2007年は、53盗塁に成功。LGツインズの歴代盗塁数51盗塁を2つ更新し、結果的に自身初の規定打席に達し、苦手としていた打撃も初の3割を記録。タイトルも自身初の盗塁王ゴールデングラブ賞を受賞。自己最高のシーズンとなり、攻守にわたってチームの要となった。

2008年も2年連続の盗塁王になると同時に初めての全試合出場を果たす。

2009年は、3年連続盗塁王に輝き李鍾範以来となる2年連続60盗塁と、KBO初の3年連続の50盗塁の快挙を達成。

2010年は、史上6人目となる通算300盗塁を達成。自身が残した連続50盗塁・連続60盗塁の記録をさらに伸ばし4年連続盗塁王に。

2011年は負傷で戦線を離脱していた時期が長く、試合出場数が減ってしまい、5年連続盗塁王はならなかった。

2012年1月、自身の希望する額と球団提示額に大きな開きがあるため、KBO(韓国野球委員会)に年俸調停を申請したものの、球団提示額の8500万ウォンを受け入れた。同年はさらに成績が悪化した。

2013年はさらに出場機会が減り、オフシーズンの11月に初めてFAとなった。

起亜時代

2014年1月、起亜タイガースと4年契約を結んだ。彼の補償選手には申承賢が選ばれた。

2014年は起亜で2010年以来4年ぶりとなる規定打席に達し外野のレギュラーとして起用されたが、オフシーズンの11月28日、KTウィズより特別指名(他のチームより20名の保護選手以外1名ずつ指名)を受け移籍することになった。

KT時代

2015年3月28日、同年より一軍に参入したKT初の公式戦となるロッテ・ジャイアンツ戦の1回表、先頭打者で球団史上初安打を記録。

2016年にはシーズン史上最大となる600打席を記録した。

2017年シーズン終了後、2度目のFAとなりKTと2年契約を結んだ。

2018年は怪我で序盤は試合に出場できず、シーズン最終盤の10月12日にファンサービス次元で一日だけ登録された。その試合では李晋暎の代打で出場し、三振で退いた。

2019年も不振から立ち直ることができず、シーズン終了後にKTから自由契約となった[1]

KT退団後は現役続行を希望していたが契約するチームはなく、2020年4月10日に現役引退を発表した[2]

引退後

引退後は野球を離れ、モデルとして芸能活動をしている[3]

プレースタイル・人物

平凡な内野ゴロを安打に変える脚力と、高い盗塁技術を持つ快速選手で、スーパーソニックの異名をとる。しかし、打撃は通算長打率出塁率を下回っており非力で、外野守備も凡庸。

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2003 LG 47 58 53 12 13 2 2 0 19 4 7 3 3 0 2 0 0 12 0 .245 .273 .358 .631
2004 13 12 11 1 1 0 0 0 1 0 2 1 1 0 0 0 0 4 0 .091 .091 .091 .182
2005 107 142 127 40 34 4 1 0 40 5 37 9 3 0 11 0 1 35 2 .268 .331 .315 .646
2006 87 169 155 23 40 3 0 0 43 4 15 8 9 0 5 0 0 35 1 .258 .281 .277 .558
2007 125 509 451 68 139 13 1 1 157 31 53 20 13 2 38 1 5 54 3 .308 .367 .348 .715
2008 126 574 523 71 138 5 2 0 147 33 63 15 9 1 39 1 2 80 3 .264 .317 .281 .598
2009 133 597 521 92 146 10 2 2 166 41 64 18 22 4 50 1 0 77 8 .280 .341 .319 .660
2010 130 568 494 73 129 14 2 1 150 43 66 21 13 1 58 0 2 76 3 .261 .341 .304 .645
2011 104 398 354 56 88 11 5 1 112 24 34 17 11 1 30 0 2 78 0 .249 .310 .316 .626
2012 101 291 258 32 46 4 4 1 61 19 25 3 6 1 25 2 1 53 5 .178 .253 .236 .489
2013 102 204 177 36 42 5 1 1 52 10 13 9 5 2 19 0 1 45 1 .237 .312 .294 .606
2014 起亜 126 505 461 75 149 15 9 1 185 40 22 15 5 2 35 2 2 57 5 .323 .372 .401 .773
2015 KT 140 616 546 86 165 23 3 0 194 37 44 14 10 1 53 0 6 92 5 .302 .370 .355 .725
2016 143 654 600 89 192 14 3 1 215 42 37 20 7 1 44 0 2 90 6 .320 .368 .358 .726
2017 100 366 337 51 90 8 3 0 104 24 23 4 4 1 24 1 0 54 8 .267 .315 .309 .624
2018 1 1 1 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2019 18 19 14 2 2 1 0 0 3 4 0 0 0 1 4 0 0 5 0 .143 .316 .214 .530
KBO:17年 1603 5683 5083 807 1414 132 38 9 1649 361 505 177 121 18 437 8 24 848 50 .278 .337 .324 .661
  • 各年度の太字はリーグ最高、赤太字は韓国プロ野球における歴代最高

背番号

  • 53 (2003年 - 2019年)

タイトル

脚注

外部リンク


李大炯(イ・デヒョン、在籍年度2003 - 2013)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/05 08:19 UTC 版)

LGツインズ」の記事における「李大炯(イ・デヒョン、在籍年度2003 - 2013)」の解説

2007年から2010年まで4年連続盗塁王快足選手2013年オフFA行使してKIAタイガース移籍

※この「李大炯(イ・デヒョン、在籍年度2003 - 2013)」の解説は、「LGツインズ」の解説の一部です。
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