崔炯宇とは? わかりやすく解説

崔炯宇

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/07 13:57 UTC 版)

崔 炯宇(チェ・ヒョンウ)
Choi Hyung-Woo
起亜タイガース #34
基本情報
国籍 韓国
出身地 全羅北道全州市
生年月日 (1983-12-16) 1983年12月16日(41歳)
身長
体重
180 cm
106 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 左翼手指名打者
プロ入り 2002年 2次ドラフト6巡目
初出場 KBO / 2002年10月14日
年俸 10億ウォン(2024年)
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム 大韓民国
WBC 2017年

崔 炯宇(チェ・ヒョンウ、최형우、1983年12月16日 - )は、韓国出身のプロ野球選手

経歴

第一次サムスン時代

全州高等学校在籍時の2001年サムスン・ライオンズから2次ドラフト6位で指名を受け入団。

入団当初はスイッチヒッター捕手だったが、外野手に転向。

警察野球団時代

成績が振るわず2005年オフにサムスンを自由契約となり、その後兵役の義務のため警察庁野球団に入団した。なおこの時に両打を諦めて左打に専念するようになる。

2007年は2軍北部リーグで首位打者、打点王、本塁打王の3タイトルを総なめにし、正式なタイトル表彰が行われない部門でもその多くで1位となり目覚しい活躍を見せた。

第二次サムスン時代

これが認められ2008年サムスンに復帰し、守備に不安はあるが長打力を生かし外野のレギュラーに定着して韓国プロ野球史上最年長となる24歳10ヶ月で新人王朝鮮語版を受賞した[注 1]

2009年も前年を上回る活躍を見せ、サムスンの打線の中軸を担うようになった。

2010年はチーム最多、自己最多となる24本塁打、97打点を記録し、4番を任される試合も多かった。

2011年は30本塁打、118打点で本塁打王打点王朝鮮語版と自身初の個人タイトルを獲得し、2冠王となりチームの韓国シリーズ優勝に貢献した。

2012年は昨シーズンの活躍で他球団の投手陣から厳しく警戒され、2軍へ降格する事態にもなった。後半以降は、盛り返し韓国シリーズではマリオ・サンティアゴ蔡秉龍からそれぞれ本塁打を放ちシリーズ9打点と勝負強さは目立った。

2013年は、8月23日チームの正捕手陳甲龍が負傷退場したため、11年ぶりに捕手の守備機会を得た。2年ぶりに全試合出場・3割と結果を残した。

2015年も3度目の全試合出場を果たした。

2016年は5年ぶりの打点王、自身初の首位打者と打撃二冠王となった。また8月19日のKTウィズ戦ではサイクルヒットを記録し、二塁打の韓国プロ野球シーズン新記録を達成した(2018年にジャレッド・ホイングが更新)。

起亜時代

同年11月、初のFA(フリーエージェント)を行使し起亜タイガースへ移籍した。

2017年は3月のWBC韓国代表として出場した。またレギュラーシーズンでは起亜の8年ぶり11回目の韓国シリーズ優勝にも貢献した。

2020年、打率.354を記録し自身2度目の首位打者となった。オフシーズンに2度目のFA選手となり、起亜と2021年より3年間の再契約を結んだ[1]

2021年4月20日のLGツインズ戦で5回表に本塁打で個人通算2000安打(リーグ史上12人目)を達成した[2]

2023年4月23日のサムスン・ライオンズ戦で1回裏、李承燁を抜いてKBOリーグ史上最多となる個人通算465二塁打を記録した[3]。同年6月20日のハンファ・イーグルス戦で、李承燁を抜いてKBOリーグ史上最多、さらに史上初の個人通算1500打点を達成した[4]

2024年6月12日、李承燁を抜いてKBOリーグ史上最多となる個人通算4078塁打を記録した[5]

詳細情報

年度別打撃成績

















































O
P
S
2002 サムスン 4 6 5 0 2 2 0 0 4 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 .400 .400 .800 1.200
2004 2 2 2 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2008 126 440 384 68 106 24 0 19 187 71 3 0 0 2 48 2 6 76 9 .276 .364 .487 .851
2009 113 481 415 70 118 24 0 23 211 83 1 2 1 3 53 4 9 60 12 .284 .375 .508 .883
2010 121 506 420 71 117 29 1 24 220 97 4 0 2 5 71 5 8 91 13 .279 .389 .524 .913
2011 133 571 480 80 163 37 3 30 296 118 4 3 0 10 76 15 5 88 8 .340 .427 .617 1.044
2012 125 531 461 51 125 27 1 14 196 77 2 1 0 10 55 3 5 76 20 .271 .348 .425 .774
2013 128 573 511 80 156 28 0 29 271 98 2 1 0 8 47 1 7 91 5 .305 .367 .530 .897
2014 113 493 430 92 153 33 0 31 279 100 4 0 0 6 50 1 7 62 11 .356 .426 .649 1.075
2015 144 637 547 94 174 33 1 33 308 123 2 5 0 8 73 7 9 101 13 .318 .402 .563 .965
2016 138 618 519 99 195 46 2 31 338 144 2 2 0 7 83 8 9 83 12 .376 .464 .651 1.116
2017 KIA 142 629 514 98 176 36 3 26 296 120 0 1 0 8 96 8 11 82 15 .342 .450 .576 1.026
2018 143 609 528 92 179 34 1 25 290 103 3 0 0 8 66 7 7 87 17 .339 .414 .549 .963
2019 136 555 456 65 137 31 1 17 221 86 0 1 0 7 85 6 7 77 13 .300 .413 .485 .897
2020 140 600 522 93 185 37 1 28 308 115 0 0 0 3 70 5 5 101 9 .354 .433 .590 1.023
2021 104 446 373 52 87 15 1 12 140 55 0 0 0 2 67 10 4 67 9 .233 .354 .375 .730
2022 132 530 454 55 120 27 1 14 191 71 1 0 0 2 73 5 1 92 9 .264 .366 .421 .787
2023 121 508 431 64 130 27 1 17 210 81 0 0 0 4 65 1 8 83 5 .302 .400 .487 .887
2024 116 487 425 67 119 23 2 22 212 109 1 1 0 5 52 4 5 86 5 .280 .361 .499 .860
KBO:19年 9222 2181 7877 1291 2442 513 19 395 4178 1651 29 19 4 98 1130 92 113 1404 185 .310 .400 .530 .930
  • 各年度の太字はリーグ最高、赤太字はKBOにおける史上最高記録。

背番号

  • 43 (2002年 - 2005年)
  • 34 (2008年 - )

個人タイトル

表彰

脚注

注釈

  1. ^ 韓国プロ野球の規定ではプロ入り後5年以内にしか新人王の資格はなく、2008年ですでにプロ7年目を迎えていたが、警察庁野球団での2年間を除外して有資格者となったため受賞することができた。

出典

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